ジャニーズ会見司会の松本和也氏、“NGリスト”3つの疑問に回答
2023.10.06 21:35
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2日に行われたジャニーズ事務所の会見で司会を務めていた松本和也氏が6日、一部で報道された記者“NGリスト”にまつわる3つの疑問についてコメントを発表した。
松本和也氏“NGリスト”にまつわるコメント発表
松本氏のコメントでは「これまで、ジャニーズ事務所さまとFTIコンサルティングさまから発表されたコメントで間違いはない」と前置きし、問い合わせが多いという「1.報道されている『記者の顔写真入りのリスト』は司会のとき持っていたのか」「2.指名はそのリストにそって行ったのか」「3.私が、指名の途中に『顔を覚えられなくなってきました』といったのは、リストにある人の顔を当てないようにするためではないのか」の3つの疑問に回答した。松本和也氏“NGリスト”は「私の手元にありました」
まず、1つ目の「報道されている『記者の顔写真入りのリスト』は司会のとき持っていたのか」については、「私の手元にありました」と認め、「スタッフの人から会見の30分ほど前に渡され、顔写真が載せられているうちの何人かの記者やリポーターの方の座っている場所も伝えられました。しかしその際、この順番でこの人に聞くようにという具体的な指示はありませんでした」と記した。松本和也氏、指名の仕方を説明
2つ目の「指名はそのリストにそって行ったのか」については、「行っていません」と否定。理由については「会見2日前の打ち合わせのときに、この記者は指名NGというやりかたはよくないという旨の井ノ原さんたちの発言を直接聞いていたからです。どんな厳しい質問に対してもできる限りきちんと答えたいという姿勢がはっきりと見られたので、会見ではそれを尊重すべきだと思ったから」と説明した。松本氏は「会見が始まってすぐ、リストはないものとして進行することに決めました」と綴り、会見で2つ心がけていたこととして、「1つは、2時間という限られた時間で多くの人に質問していただくため、一社一問の原則を守っていただき、端的な質疑になるよう導くこと。もう1つは指名はできる限り偏りのないようにすること」を挙げた。指名の仕方は記者席全体を9つのブロックに分け、「座っている位置の上での指名の偏りをなくすように努めました」とコメント。「またあくまで見た目ですが、同じような属性(性別、年齢層など)の方が続かないようにもしていました」とも付け加えた。
その中で、前方の記者から「指名されないのはおかしい、茶番だ」という声は聞こえており、「そのお二人は指名されなくても大声で質問を繰り返し、東山さんや井ノ原さん、弁護士の方がそれぞれその質問に答える場面があったのを確認したため、最初の原則に則り、二度と指名はしないことにしました」と、指名しなかった理由を説明した。
松本和也氏「顔を覚えられなくなってきました」発言を反省
そして3つ目、「私が、指名の途中に『顔を覚えられなくなってきました』といったのは、リストにある人の顔を当てないようにするためではないのか」については、「この私の発言は皆さんの誤解を招くものだったと反省しています。この発言は、一度指名した方を指名しないよう覚えていなければならないのに、それが判別しきれなくなったという意味でした」と釈明。「というのも、会見も後半になるとお恥ずかしい話ですが集中力が切れてきたのか、既に指名した方が見分けにくくなってしまい、特にマスクをした方などは皆同じ顔に見えるような感じになってきました」と続けた。そして「決してリストに載っていた顔が覚えられないという意味で言ったのではないことは、はっきりさせておきたいと思います」とリストとは関係ない発言だとした。
最後に「水曜以降、電話は鳴り続け、夜中まで次々と記者の方が自宅までお越しになり、今日も家の近くで記者の方らしい人がずっと立っています。お仕事ですからしかたないとは思いますが、上記のような回答でご納得いただければ幸いです」と記し、このコメントで「私からの情報発信は最後といたします」と締めている。
ジャニーズ事務所、社名変更・新会社設立へ
故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、現ジャニーズ事務所は2日に会見を行い、タレントのマネジメント及び育成業務を完全に撤退して、被害者への補償業務のみを行っていく新社名「SMILE-UP.(スマイルアップ)」を発表。10月17日付けで変更し、補償終了後に廃業予定。現所属タレントについては、新たに設立するエージェント会社と個別に契約を結んで活動するとし、新エージェント会社の社長は東山紀之、副社長には井ノ原快彦が就任。会社名はファンクラブで公募するとしている。(modelpress編集部)
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