乃木坂46久保史緒里、写真集見た梅澤美波から“嬉しい言葉” 地元・東北への思いも語る＜交差点＞

久保史緒里1st写真集「交差点」

同写真集の撮影の主な舞台は久保の地元、東北。雪の山形からスタートし、2023年春に東京の桜で撮影を締めくくるまで1年以上にわたる撮影を敢行。雪にはしゃぐ無邪気な姿から、温泉街での色気漂う表情、部屋でのリラックスした素の瞬間や仕事現場での顔まで、今まで見たことのない久保が満載。「1年以上かけて撮り下ろした20歳から21歳の久保史緒里ドキュメント」となる1冊である。

久保史緒里、写真集発売の心境

写真集発売の話を聞いた際の心境を聞かれた久保は「私自身、ものすごく写真集が好きで、メンバーの写真集だったり、それ以外の写真集だったりを本当に自分で買って見ているぐらい、集めてるぐらい好きなものだったので、まさか自分が写真集を出せる日が来るとは思わず、本当に夢が叶ったなという嬉しい気持ちでした」とにっこり。

実際に完成した写真集を手にした感想を求められると「もし自分が写真集を出せる日が来たら、“こういう風にしたいな”って思いがすごく細かくあって、例えば紙の質感だったり、サイズだったり、開く方向だったり、そういう本当に細かい部分も全部、編集部のみなさんと話し合いながら決められたことがすごくありがたいなという風に思っていて、本当にこだわりの詰まった1冊で、さらに1年かけて（撮った）ということで、自分にとってすごく大切な宝物の1冊になったなという思いです」と感無量な表情を浮かべた。

また、絶対にやりたかったことを聞かれた久保は「数年前から自分の中のビジョンとして、“写真集を撮るのであれば、自分の地元である東北で撮影がしたい”ってことだけは譲れないものだったので、それは絶対に叶えたいなって思っていました」と告白。

「東京で乃木坂46として活動していて、すごく地元が好きだけれども地元になかなか帰れないという中で、家族からいろんなものを送ってもらったり、手紙を送ってくれたりして、家族にすごく支えられてるなっていう実感があったので、そんな家族に向けて“東京で頑張ってるよ”というメッセージも伝えたいなと思った」と話し、「両親の地元である宮城県の田代島と山形県の尾花沢市を舞台に撮影ができたら、自分にとっても幼少期からゆかりある地域だったので、思い出を巡る旅にもなるかなと思いましたし、両親にも喜んでもらえるんじゃないかなという思いが湧いてきて、そこを叶えていただきました」と胸の内を明かした。

久保史緒里、地元・東北への思い

さらに、思い入れのある写真を聞かれ、道端に佇む姿を写したカットを挙げた久保は「この写真は父の地元である宮城県の田代島で撮影をさせていただいたんですけど、実は私の真後ろの場所というのが、もともと父の実家で祖父母の家があった場所で、東日本大震災の影響で津波で流されてしまった場所なんですけど、その話はもちろん当時家族からも聞いていたんですけど、自分の目で見に行くことができていない中で、どうしても自分の目で見ておきたいなっていう気持ちがすごくあったので、今回、幼少期の写真を握りしめて母に聞きながら行ってみた」と回顧。

「実際に行ってみて、本当に海に1番近いところにお家があったので、どこにあったのかっていうのがわからないときに、田代島の現地の方にお話を伺って、祖父の名前を言ったときにお家の場所を教えてくれて、『ここにあったんだよ』って話だったり、『ここまで津波がきた』っていう当時のお話も聞かせていただいた」と振り返り、「『◯◯さんのお孫さんなんだ』って知っていただけていて、そういう貴重なお話を聞けました」としみじみと語った。

同カットは収録予定ではなかったが、久保の強い希望により収録されたそう。「東北出身の身として、この写真集を通して東北の素晴らしさだったり、東北らしさみたいなものを詰め込みたいなって思っていた中で、今まではそういう話題を自分から口にすることに対して“良いのかな”って感情が上回ってしまっていたんですけど、東北出身として写真集を出させていただけて、さらに東北で撮影ができるってなったときに、こういう出来事を風化させないために伝えていかなければならない使命があると思うので、このカットを入れたことで、今一度、みなさんに向き合っていただくきっかけになったら良いなという思いで入れさせていただきました」と熱く語った。

久保史緒里、撮影中のエピソード明かす

続けて、撮影中のエピソードを聞かれると、母の実家で祖母の家である尾花沢市での撮影を挙げ「私にとって昔からよく行っていたおばあちゃん家でも撮影していて、私にとっては懐かしい場所でしたし、実際に祖母が畑をやっているので、一緒に畑を耕したり、おばあちゃんが育てたカブを勝手に収穫してその場で食べたり、尾花沢市はスイカが有名で、おばあちゃんも育てていて、夏休みにそのスイカの収穫をよく手伝いに行っていたので、畑いじりを久しぶりにおばあちゃんとできたのが楽しかった思い出です」と回顧。

水着やランジェリーカットを撮影した心境については「緊張とかもあまりなく、山形県・尾花沢市の銀山温泉に行かせていただいて、昔から行っていた土地だったので、雪景色を見ながら“本当にきれいだな”という気持ちで撮影していました」と明かした。

久保史緒里「交差点」メンバーからの反応は？

そして、メンバーの反応を聞かれると「最初に見せたのが同期でキャプテンの梅澤美波ちゃんなんですけど、梅澤にはいつか写真集を出したいという話だったり、出したらこういう写真集にしたいって頭の中の想像だったり願いを話していたので、すごく喜んでくれて『久保らしい1冊だね』という言葉と、『そういう話を長年聞いていたから形になって私も嬉しい』って嬉しい言葉をかけてもらいました」と喜びをコメント。

そんな写真集の出来栄えについては「自分のいろんな願望だったり、いつか出せるならこうしたいっていう嬉しい思いだったりがあるので100点満点と言いたいところなんですが、なんといってもこの写真集のタイトルが『交差点』ということもあって、あの…恥ずかしいんですけど“交差点”ということにしておいてください（笑）」とコメントして赤面し、パネルの裏に隠れた。（modelpress編集部）