山下達郎、ジャニーズ忖度報道は「根拠のない憶測」性被害問題・所属タレントへの思い明かす
2023.07.10 12:34
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山下達郎が9日放送の「山下達郎サンデー・ソングブック」(TOKYO FM/毎週日曜14時~)に出演。自身の所属事務所であるスマイルカンパニーを退所した音楽プロデューサー・松尾潔氏のSNS上での発言に反論した。
山下達郎、ジャニーズ忖度報道を一蹴
松尾氏は1日に自身のTwitterを更新。「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました」と報告し「私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。今までのサポートに感謝します。バイバイ!」とつづっていた。これを受けて、番組中盤にて「この度私のオフィス、スマイルカンパニーと業務提携をしていた松尾氏が契約終了となり、そのことについて私の名を挙げたことでネットや週刊誌等で色々と書かれております」とし「私はTwitter・Facebook・Instagramといったものを一切やっておりませんので、ネットで発信することができません。そのため私の唯一の発信基地であるこの『サンデー・ソングブック』にて私のお話を皆さんにお聞きをいただこうと思います。少々長くなりますがお付き合いください」と話し出した山下。
松尾氏については「私の事務所と松尾氏とはですね、彼から顧問料を頂く形での業務提携でありましたので、雇用関係にあったわけではない。また彼が所属アーティストだったわけでもなく、したがって解雇にはあたりません」と説明。山下自身が松尾氏と直接話をすることはなかったとし、契約終了の理由についても、ジャニーズ事務所前社長の故・ジャニー喜多川さんによる性加害問題に対し「憶測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一因であったということは認めますけれど、理由は決してそれだけではありません。他にも色々あるんですけれど、今日この場ではそのことについては触れることを差し控えたいと思います」と述べた。
山下は続けて「ネットや週刊誌の最大の関心事はですね、私がジャニーズ事務所への“忖度”があって、今回の1件もそれに基づいて関与しているのでは、という根拠のない憶測です」と報道を一蹴。「今の世の中は、なまじ黙っていると言ったもの勝ちで、どんどんどんどん噓の情報が拡散しますので、こちらからも思うところを正直に率直にお話ししておく必要性を感じた次第であります」と心境を明かした。
山下達郎、ジャニー喜多川さんの性加害問題に言及
ジャニーさんによる性加害問題については「性加害が本当にあったとすれば、それはもちろん許しがたいことであり、被害者の方々の苦しみを思えば、第三者委員会等での事実関係の調査というのは必須であると考えます」とした上で「しかし、私自身がそれについて知っていることが何もない以上コメントの出しようがありません」と説明した山下。「私が、いち個人・いちミュージシャンとしてジャニーさんへのご恩を忘れないことや、ジャニーさんのプロデューサーとしての才能を認めることと、社会的・倫理的な意味での性加害を容認することとは全くの別問題だと考えております。作品に罪はありませんしタレントさんたちも同様です。繰り返しますが、私は性加害を擁護しているのではありません。アイドルたちの芸事に対するひたむきな努力を間近で見てきた者として、彼らに敬意を持って接したいというだけなのです」として、SMAPや嵐、King & Prince、KinKi Kidsの名前を出し「末永く活動していってほしいと思うばかりです」と述べた。(modelpress編集部)
情報:TOKYO FM
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