平手友梨奈、1人2役の難役挑戦「見た目がガラッと変わる」
2023.03.02 04:00
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女優の平手友梨奈が出演するコーヒーの新TVCM「町おこし」篇(30秒)が3日より全国放送される。
平手友梨奈、謎めいた雰囲気漂わす
とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査する「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」。「ボスと外へ!」というコンセプトで描く最新作では、町役場の観光課を舞台に、観光客誘致に頭を悩ませる課長役の役所広司とどこか謎めいた雰囲気を持つ部下役の平手が登場する。町おこしのヒントを求めて、町はずれの休耕地で、UFOらしき物体と遭遇したことから浮かんだ役所の“ひらめき”をきっかけに、閑散としていた町が大いに活気づくストーリーを通じて、働く人の“気持ちの換気”に連れ添い、開放感を後押しするというメッセージを訴求していく。
観光課の職員になりすました“宇宙人ヒラテ”のミステリアスなキャラクターや、地球調査の同僚ジョーンズとの意外な関係性が伺えるコミカルな掛け合い、役所が思いついたユニークな町おこしの方法、さらにはシリーズ17年目にして初めて登場するUFOとジョーンズの操縦シーンなど、見どころ満載の新CMとなっている。
平手友梨奈、1人2役の難役に挑戦
役所が墜落したUFOに近づいて、興味深そうに観察するシーン。ここでは、役所が監督に「UFOに触った時、『アチッ』て言わなくていいですか?コンテを見たら煙がシューッと出てたので」と、自らの演出プランを提案する場面があった。「あ、それはいいアイデアですね」と同意した監督の前で、役所は大声を上げたり、大げさなぐらい熱そうな仕草を見せたりなど、さまざまなパターンの演技を披露。OKが出た後「監督がどれを選ぶのか楽しみだなぁ」「もしかして、カットになるかも(笑)」と話していた役所だが、墜落直後の臨場感を演出するコミカルなセリフとして、本編に採用された。「地球調査シリーズ」初出演にして、観光課の職員になりすました地球調査中の“宇宙人ヒラテ”を演じた平手。ある意味1人2役の難しい役柄だけに、撮影前はやや緊張の面持ちを浮かべていた。それでも、いざカメラが回り始めると、瞬時におだやかな顔つきに変わり、芝居に集中。初共演ながら「隣にいて、とても優しいオーラを感じていました」という上司役・役所の好リードも相まって、OKテイクを連発していた。
一方、宇宙人ジョーンズと対峙するシーンでは、操縦ミスをやらかした同僚を腕組みしながら睨みつける強面キャラに一変。あの宇宙人ジョーンズもまともに目を合わせられないほど、堂々たる存在感を放ち、現場を大いに盛り上げていた。
平手友梨奈、撮影を振り返る
今回の撮影について平手は「宇宙人ジョーンズシリーズのCMは最後のナレーションが特に印象に残っていて、お話をいただいた時、今回はどういったストーリーや内容になるのかなと楽しみにしていました」と告白。「観光課の職員から宇宙人になる時、髪型やメイク、衣装でどこまで差をつけられるか、そして宇宙人らしく異質な感じにできるかなどを、事前にクリエーターの皆さんとディスカッションでき、とてもありがたかったです。今回の撮影は1人ではなく共演する方もいらっしゃったので、その部分で新鮮さを感じましたし、あっという間に1日が終わりました」と振り返った。
さらに「ひとつひとつのシーンが全部つながった時、どんな映像になるのかがとても楽しみですし、早く見たいなという気持ちです。観光課の職員と宇宙人の2役で、見た目がガラッと変わるので、その辺りに注目していただきたいと思います」と呼びかけた。
トミー・リー・ジョーンズ、熱演に現場釘付け
撮影に当たり、監督から今回のCMについて説明を受けたジョーンズ。ストーリーを聞いた途端、「ニューメキシコ州のロズウェル事件(※)みたいだね(笑)」と、かの有名なUFOのニュースと重ね合わせ、楽しそうに微笑んでいた。大地に突き刺さったUFOに蹴りを入れるシーンでは「うまくできるかな~?」と心配そうな表情でカメラ前に立ったジョーンズだったが、いざ本番がスタートすると、まるでエンストした車に怒りをぶつけているかのような芝居で現場を釘付けに。カットが掛かると、スタッフから笑い声が起き、監督も「面白い!」と絶賛の声を上げていた。(modelpress編集部)※1974年、米・ニューメキシコ州の町・ロズウェルで墜落したUFOが、米軍によって回収された事件。このニュースをきっかけに、片田舎の町が一躍世界的なUFOの聖地となった。
役所広司・平手友梨奈・トミー・リー・ジョーンズインタビュー
― 初めて同シリーズのCMに出演した感想をお聞かせください。平手:宇宙人ジョーンズシリーズのCMは最後のナレーションが特に印象に残っていて、お話をいただいた時、今回はどういったストーリーや内容になるのかなと楽しみにしていました。観光課の職員から宇宙人になる時、髪型やメイク、衣装でどこまで差をつけられるか、そして宇宙人らしく異質な感じにできるかなどを、事前にクリエーターの皆さんとディスカッションでき、とてもありがたかったです。今回の撮影は一人ではなく共演する方もいらっしゃったので、その部分で新鮮さを感じましたし、あっという間に一日が終わりました。
― 役所広司さんと共演したCM撮影はいかがでしたか?
平手:とても優しい方なのだろうなというオーラを隣で感じながら撮影していました。ひとつひとつのシーンが全部つながった時、どんな映像になるのかがとても楽しみですし、早く見たいなという気持ちです。観光課の職員と宇宙人の二役で、見た目がガラッと変わるので、その辺りに注目していただきたいと思います。
― 今回の撮影で印象に残ったシーンをお聞かせください。
ジョーンズ:一番好きなのはUFOで事故ったというシーンです。ジョーンズは飛行能力とか透視能力とか、普通の人間にない能力があるにもかかわらず、自ら操縦したUFOが田んぼに突っ込んだという事実がすごく気に入っていて、とても印象に残りました。
― 役所さんの「ひらめいた!」というセリフにちなんで、「ひらめき」が必要な時にしていることは?
役所:散歩ですね。何かアイデアがひらめく時というのは、家の中で台本に向き合っているよりも、ちょっと気分転換している時の方が多いので、1時間ぐらいウォーキングや散歩をします。やっぱり外に出ると視野が広がるし、リラックスしますからね。
ジョーンズ:先に準備することでしょうか。何かが降りてくるとか、魔術的なことは何もなくて、方法は準備以外にありません。とにかく準備をまめに細かくすればするほどいいと思います。
― 仕事が上手くいかない時、気持ちをリセットさせるとしたら、どんなところへ行ってみたいですか?
ジョーンズ:日本のCM制作で大変な時、ちょっと静かなところに行きたいということであれば、キャンピングカーの旅がいいですね。1960年代の古いキャンピングカーはとても味があって、居心地がとても良いので、リフレッシュできます。
― 出会いや別れの季節の春、3月に放送される新CMにちなんで、出会いや別れにまつわる印象的なエピソードをお聞かせください。
役所:公務員だった時に出会った同期で、仲の良かった4、5人と、最近SNSでつながって、時々昔話をしていますが、バラバラに別れてそれぞれの人生を歩んだ仲間たちと、もう一度交流できるなんて、つくづく便利な世の中だなと思います。出会ってか50年ぐらい経ちますが、大波が来て大雪で大変だった時は、東北の人もいるので、みんなで心配しました。お花見の話とか、みんなでいつか旅行したいねという話はいつもしていますが、なかなか実現していません。
― この春、出かけたいところは?
役所:お花見ですね。気分よく春の訪れを感じながらという感じでしょうか。僕たちがよく目にする、東宝撮影所の川沿いの桜はいつ見てもきれいだし、東宝の照明さんがライティングしてくれることもあって、それは素晴らしい桜だなと思います。川に枝垂れている桜は本当にきれいですよね。
ジョーンズ:春の計画はもう立てていて、まだ場所は考えていないのですが、釣りに行きたいですね。
― この春、新たに挑戦したいことは?
役所:映画の撮影で陶芸をやった時、その道具を全部もらい受けて、家でいつでもできるような状態にしてあるんですけど、まだ手を付けていないんですよ。だから、今年の春はちょっと暖かくなったら、土をこねてみようかなと。僕たちは仕事のほとんどが、いろんな人間を演じるわけですから、作品ごとに毎回毎回いろんなチャレンジをしているというふうにも言えるような気がします。
― CMをご覧になる視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
役所:宇宙人ジョーンズがUFOに乗ってやってきます。相変わらず面白いジョーンズさんですが、さて平手さんは地球人なのか、宇宙人なのか。CMをお楽しみに!
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