【学生アナウンス大賞 ファイナリスト連載】ミス東大・神谷明采さん、怒涛のメディア出演で活きた“アナウンサーの伝え方” 今後の進路も語る
2023.03.02 19:00
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2021年の第1回より毎年行われ、今年3回目が開催される、次世代を担うアナウンサーを発掘するコンテスト「学生アナウンス大賞」。モデルプレスでは第1回のファイナリストにインタビューを行い、当時の思いや学生アナウンス大賞の経験について語ってもらった。
第8回は東京大学3年、神谷明采さん。
神谷さんは、「ミス東大2020」でグランプリを受賞後、各大学のミスが競う「MISS OF MISS 2021」でもグランプリを獲得。2021年には「古舘プロジェクト」に所属した。
小さい頃からテレビはずっと身近にあって、キラキラとしたメディアの世界にも憧れていましたが、自分が住んでいる場所とは別世界のような気がしていました。だからこそ、「芸能活動をしてみたい」「アナウンサーになりたい」と現実的に考えることもなかったです。
― 別世界を“自分の未来”として現実的に考えたこともあったのでしょうか?
私の世界とメディアの世界を繋いでくれた大きなきっかけは「学生アナウンス大賞」でした。参加した当時、私は大学1年生で、ちょうど大学のミスコンに出た直後だったのですが、次の目標や夢、やりたいことがなくて悩んでいるときに、ミスコンでお世話になった人が「学生アナウンス大賞」を勧めてくれて。ミスコンを終えて次の目標に向かって新たに挑戦してみたい時期だったので、応募することを決めました。
― その後、神谷さんは「第1回学生アナウンス大賞」のファイナリストまで残りましたが、コンテスト出場後に意識の変化はありましたか?
何かを伝えるとき、齟齬がないように簡潔に相手に伝えることを意識するようになりました。コンテスト期間には伝える練習をたくさんしたのですが、情報を正確に伝えるというのは想像以上に難しいことで…。「自分が伝えた内容と相手が理解する内容に違いが生まれないように」ということは、コンテストを経験してから心がけるようになったことの1つです。
はい。私は自分の意見を伝えるような番組に出演させていただく機会が多いのですが、事前に自分の考えをまとめたり、台本を用意しておいたとしても、最終的にはその場で自分の言葉で伝えられないとだめなんだと身をもって実感しました。
アナウンサーとしての伝え方を学べる機会は少ないですが、そこで学んだことは色々な場面で役立つ大切なスキルだと思います。プレゼンテーションや面接などほかの職業にも活きると考えているので、普段あまり考えることがない「話す」ということを改めて考えるのは、本当に大切なことだなと思います。それに、テレビに出演させていただく度にアナウンサーの皆さんのすごさを実感しているんです。
― 実際に生でアナウンサーの姿を見て、刺激を受けたことはありますか?
たくさんあります。特に、本番中に出るカンペを自然に確認しつつ、ただ読むのではなく自分の言葉にして伝えている姿には刺激を受けました。
― この2年間で色々なテレビ番組の出演を経験して、多くのことを吸収したんですね。
そうですね。たくさんのことを学びましたし、話すときの声も大きくなりました(笑)。
「学生アナウンス大賞」に挑戦しなかったら、事務所に所属したり、メディアに出演したりすることもなかったかもしれないので、人生において本当に大きな“きっかけ”を与えてくれたコンテストだったと思います。
― 現在神谷さんは大学3年生ということですが、今後はどのような進路を考えているのでしょうか?
この2年間で「国際機関での開発に関わりたい」という夢ができ、今は大学院に進学するために勉強しています。世界で仕事をするためにはコミュニケーションが1番大切になるので「学生アナウンス大賞」で学んだことを活かしていきたいです。
― 芸能界で活動したいという思いは?
もちろんあります。両立の難しさはわかっているのですが、芸能活動は多くのことを学べますし、何より楽しいので、可能な限りは続けていきたいです。
人生の中で1番大きな「悲しみ」は、大学受験での挫折です。私は高校3年生のときに東大を受けたとき数点足らずで落ちてしまったのですが、高校生活の全てを勉強に捧げてきたので、今までの人生を全部否定されたような気がして。悲しみもありましたし、こんなに頑張ってもダメなんだと落ち込みました。
それでも、全て自分の責任だと受け止めて、「自分のせいだから自分で頑張っていくしかない」と、1年浪人することを決めたんです。
― 高校3年生にして、誰かに感情をぶつけたりせずに自分で前に進んだのはすごいですね。
もちろん「絶対に違う」とわかっていても、誰かのせいにしたくなったり、そんな自分が嫌になったりしたことはありました。浪人生活が始まった頃はすぐに頭と気持ちを切り替えられなかったのですが、受験は全て努力でどうにかなる世界ということもあり、「自分の力でまた頑張ろう」と前を向けたんです。私にはもう1度挑戦させてもらえる環境もあったので、両親にも本当に感謝しています。
夢を叶えるためには、「思い」と「力」が絶対に必要だと思います。やりたいことへの情熱がなければ誰も手を差し伸べてくれないですし、その思いを達成するためには自分の能力や努力といった「力」が不可欠です。
私は「学生アナウンス大賞」を受けたときも、「目標はあるけど、そのために何を準備したら良いかわからない」という状況だったので、周りの方にたくさん相談してサポートしていただきました。自分の強みと弱みをさらけ出した上で思いを伝えれば、手を差し伸べてくれる人はいると思うので、やりたいことは言葉にして伝えていくことが夢に繋がると思います!
― 貴重なお話ありがとうございました。
参加条件:2023年3月末時点で現役大学生・大学院生であること
主催:第3回学生アナウンス大賞実行委員会
『学生アナウンス大賞』は、全国の大学生にアナウンサーを目指すきっかけを与えるべく、2021年より発足したコンテスト。参加条件は大学生であることのみ。エントリーは公式LINE(https://line.me/R/ti/p/%40677earei)を友だち追加するだけ。
その後、書類審査やオンラインによるグループ面談、カメラテストなどを経て迎えた表彰式にてグランプリが決定。グランプリ副賞特典として、「めざましテレビ」出演権、「アナトレ」受講権、「CanCam」誌面出演権、「モデルプレス」出演権が授与される。(modelpress編集部)
神谷明采さん「学生アナウンス大賞」は「私の世界とメディアの世界を繋いでくれた」
― 神谷さんはアナウンサーやメディアに出演する職業に対して憧れは抱いていましたか?小さい頃からテレビはずっと身近にあって、キラキラとしたメディアの世界にも憧れていましたが、自分が住んでいる場所とは別世界のような気がしていました。だからこそ、「芸能活動をしてみたい」「アナウンサーになりたい」と現実的に考えることもなかったです。
― 別世界を“自分の未来”として現実的に考えたこともあったのでしょうか?
私の世界とメディアの世界を繋いでくれた大きなきっかけは「学生アナウンス大賞」でした。参加した当時、私は大学1年生で、ちょうど大学のミスコンに出た直後だったのですが、次の目標や夢、やりたいことがなくて悩んでいるときに、ミスコンでお世話になった人が「学生アナウンス大賞」を勧めてくれて。ミスコンを終えて次の目標に向かって新たに挑戦してみたい時期だったので、応募することを決めました。
― その後、神谷さんは「第1回学生アナウンス大賞」のファイナリストまで残りましたが、コンテスト出場後に意識の変化はありましたか?
何かを伝えるとき、齟齬がないように簡潔に相手に伝えることを意識するようになりました。コンテスト期間には伝える練習をたくさんしたのですが、情報を正確に伝えるというのは想像以上に難しいことで…。「自分が伝えた内容と相手が理解する内容に違いが生まれないように」ということは、コンテストを経験してから心がけるようになったことの1つです。
神谷明采さん、怒涛のメディア出演で活きた“アナウンサーの伝え方”
― コンテスト出場後、神谷さんはテレビなどのメディアに出演する機会も数多くあったかと思いますが、「学生アナウンス大賞」の準備期間に学んだことや意識はメディア出演でも活きましたか?はい。私は自分の意見を伝えるような番組に出演させていただく機会が多いのですが、事前に自分の考えをまとめたり、台本を用意しておいたとしても、最終的にはその場で自分の言葉で伝えられないとだめなんだと身をもって実感しました。
アナウンサーとしての伝え方を学べる機会は少ないですが、そこで学んだことは色々な場面で役立つ大切なスキルだと思います。プレゼンテーションや面接などほかの職業にも活きると考えているので、普段あまり考えることがない「話す」ということを改めて考えるのは、本当に大切なことだなと思います。それに、テレビに出演させていただく度にアナウンサーの皆さんのすごさを実感しているんです。
― 実際に生でアナウンサーの姿を見て、刺激を受けたことはありますか?
たくさんあります。特に、本番中に出るカンペを自然に確認しつつ、ただ読むのではなく自分の言葉にして伝えている姿には刺激を受けました。
― この2年間で色々なテレビ番組の出演を経験して、多くのことを吸収したんですね。
そうですね。たくさんのことを学びましたし、話すときの声も大きくなりました(笑)。
神谷明采さん「学生アナウンス大賞」&メディア出演経て考える“今後の進路”
― 神谷さんは「学生アナウンス大賞」を通してどのようなものを得ましたか?「学生アナウンス大賞」に挑戦しなかったら、事務所に所属したり、メディアに出演したりすることもなかったかもしれないので、人生において本当に大きな“きっかけ”を与えてくれたコンテストだったと思います。
― 現在神谷さんは大学3年生ということですが、今後はどのような進路を考えているのでしょうか?
この2年間で「国際機関での開発に関わりたい」という夢ができ、今は大学院に進学するために勉強しています。世界で仕事をするためにはコミュニケーションが1番大切になるので「学生アナウンス大賞」で学んだことを活かしていきたいです。
― 芸能界で活動したいという思いは?
もちろんあります。両立の難しさはわかっているのですが、芸能活動は多くのことを学べますし、何より楽しいので、可能な限りは続けていきたいです。
神谷明采さんの悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、これまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。人生の中で1番大きな「悲しみ」は、大学受験での挫折です。私は高校3年生のときに東大を受けたとき数点足らずで落ちてしまったのですが、高校生活の全てを勉強に捧げてきたので、今までの人生を全部否定されたような気がして。悲しみもありましたし、こんなに頑張ってもダメなんだと落ち込みました。
それでも、全て自分の責任だと受け止めて、「自分のせいだから自分で頑張っていくしかない」と、1年浪人することを決めたんです。
― 高校3年生にして、誰かに感情をぶつけたりせずに自分で前に進んだのはすごいですね。
もちろん「絶対に違う」とわかっていても、誰かのせいにしたくなったり、そんな自分が嫌になったりしたことはありました。浪人生活が始まった頃はすぐに頭と気持ちを切り替えられなかったのですが、受験は全て努力でどうにかなる世界ということもあり、「自分の力でまた頑張ろう」と前を向けたんです。私にはもう1度挑戦させてもらえる環境もあったので、両親にも本当に感謝しています。
神谷明采さんさんの夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて「夢を叶える秘訣」を教えてください。夢を叶えるためには、「思い」と「力」が絶対に必要だと思います。やりたいことへの情熱がなければ誰も手を差し伸べてくれないですし、その思いを達成するためには自分の能力や努力といった「力」が不可欠です。
私は「学生アナウンス大賞」を受けたときも、「目標はあるけど、そのために何を準備したら良いかわからない」という状況だったので、周りの方にたくさん相談してサポートしていただきました。自分の強みと弱みをさらけ出した上で思いを伝えれば、手を差し伸べてくれる人はいると思うので、やりたいことは言葉にして伝えていくことが夢に繋がると思います!
― 貴重なお話ありがとうございました。
第3回「学生アナウンス大賞」概要
表彰式:2023年3月30日(木)参加条件:2023年3月末時点で現役大学生・大学院生であること
主催:第3回学生アナウンス大賞実行委員会
『学生アナウンス大賞』は、全国の大学生にアナウンサーを目指すきっかけを与えるべく、2021年より発足したコンテスト。参加条件は大学生であることのみ。エントリーは公式LINE(https://line.me/R/ti/p/%40677earei)を友だち追加するだけ。
その後、書類審査やオンラインによるグループ面談、カメラテストなどを経て迎えた表彰式にてグランプリが決定。グランプリ副賞特典として、「めざましテレビ」出演権、「アナトレ」受講権、「CanCam」誌面出演権、「モデルプレス」出演権が授与される。(modelpress編集部)
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