「おかあさんといっしょ」“まことお兄さん”福尾誠、卒業を発表 芸能活動の可能性は？“あづきお姉さん”秋元杏月が大粒の涙

「おかあさんといっしょ」まことお兄さん、番組卒業を発表

会見に登場した福尾は「振り返ると、とにかく素敵な経験をさせていただいたなって。出てくるのは感謝ばかり。数え切れないほどたくさんの方に支えていただいた。体操のお兄さんになって、夢は叶った。子供たちの前に立ち、子供たちの喜んでいる姿を見られて、夢のような仕事だと感じていた」としみじみと回想。

卒業を決断したのは「経験と年齢を重ね、これまで繋いできた『体操のお兄さん』という素敵なバトンを、次の世代に渡したいという思いが強くなったから」という。

今後については「自分のパフォーマンスを見て『かっこいい』と言ってもらえたことがすっごく嬉しかった。なので、体が動く限りたくさんパフォーマンスしたい。今後は自分のパフォーマンスを生で見ていただけるようなものができたら」とし、「芸能事務所に所属して俳優活動の予定はあるか？」と聞かれると、「現段階では申し上げることができない。何か機会があれば検討させていただきたい」と語った。

また「悔しい経験もあります」と切り出した福尾。「みなさんと直接お会いできる機会が少なかったことです。4年の中でたくさんの子供たちと収録ができたのが最初の1年間だけでした」と、コロナ禍によって思うような活動ができなかったことを嘆いた。しかし、制限がある中でのイベントで「アクロバットを見てくださって『かっこいい』と言ってくれた。みなさんのその声が大変励みになったし、嬉しかった」と語り、印象的だった思い出を紹介した。

「おかあさんといっしょ」あづきお姉さんが大粒の涙

会見には4年間一緒に歩んできた体操のお姉さん秋元杏月（あづきお姉さん）も参加。福尾は「感謝を伝えたい人がたくさんいますが、今日はこの場を借りてあづきお姉さんに感謝の気持ちを伝えたい。あづきお姉さん、4年間一緒に過ごしてもらってありがとうございました。この4年間はとっても楽しくて夢のような時間でした。これからも、心から応援しています」と伝えた。

福尾からの言葉を受け、秋元は「まことお兄さん、4年お疲れ様でした。まことお兄さんはとっても面白くて、みんなが思いつかないようなアイディアで盛り上げてくれたり、カメラが回っていないところでは子供たちがリラックスして収録できるように和ませてくれくれたりした。子供たちが楽しめることを1番に考えていた方だった」とコメント。

続けて、「そんなまことお兄さんに、私も笑わせてもらった。悩んだり落ち込んだりする時には、まことお兄さんは心強い言葉をかけてくれて、励ましてくれた。誰かの心に寄り添ってくれる人柄を心から尊敬しているし、4年間一緒に過ごすことができて、この出会いに感謝している。この4年間、とってもとっても楽しかったです。改めて4年間、本当にありがとうございました」と声を震わせ、大粒の涙を流した。

「第13代目体操のお兄さん」も登場

福尾は4月1日の放送を持って、同番組を卒業。4月3日からは、第13代目体操のお兄さんに選ばれた、千葉出身の現役大学生・佐久本和夢（さくもと・かずむ）が登場する。会見に登壇すると、意気込みを語った。

3歳で新体操をはじめた佐久本は、2022年まで選手として活躍。体操教室のアルバイトをしており、未就学児や小学生に鉄棒やなわとびなど指導していた経験を持つ。現在大学3年生で、体操のお兄さんは学業と両立させながら励んでいくことになる。なお、大学は2024年3月に卒業する見込み。幼い頃から憧れていたという体操のお兄さんのオーデションには、「選ばれたら競技生活を終える」と意気込んでいたほど。オーデションに合格し、「今とても嬉しく思っている」と満面の笑みで、「テレビを見ている子供たち、お父さんお母さんにたくさんの笑顔と元気を与えられるお兄さんになりたい。まだ大学生なので、誰よりもフレッシュな体操のお兄さんを目指したい」と身を引き締めた。

第13代目体操のお兄さんになるにあたり、福尾からは「誰かの後ろについていくのではなく、新たな道を切り開く新しいお兄さんになってほしい」という言葉をかけてもらったことを明かし、会見終盤には福尾へ花束を手渡し、4年間をねぎらった。

なお、2023年度の「おかあさんといっしょ」は毎週月から土曜日の午前7時45分から8時9分まで放送される。（modelpress編集部）

「第13代目体操のお兄さん」佐久本和夢プロフィール

出身：千葉出身
生年月日：5月生まれ（年齢非公表）
身長：164cm
血液型：A型
特技：新体操・ランニング・ショッピング
好きな食べ物：カツ丼・春巻・ケーキ
好きなスポーツ：新体操・陸上
好きな色：赤・紫
落ち着く場所：洋服屋さん