岸井ゆきの、松下洸平との再会秘話

岸井は、ドラマ「恋せぬふたり」（NHK）、「アトムの童」（TBS）、映画「ケイコ 目を澄ませて」等での演技が評価され受賞。この賞を経た上で、2023年の目標を聞かれると「今年はペースを落としながらゆっくりと着実にやっていきたい」と奢ることなく、堅実な一面を見せた。

なお、「アトムの童」で共演していた俳優の松下洸平も同じく新人賞を受賞し同授賞式に出席。松下との再会に「『久しぶり！』ってお話はしましたが、何を話していたのかあんまり覚えてない（笑）」と笑いつつ、「こういう場でお会いできて『嬉しいね』みたいな感じでした」と再会に喜びを滲ませた。

また授賞式では「昨年は様々な作品に出会うことができて、とても充実した日々を過ごすことができました。これからも日々の学びを忘れずに素敵な作品に出会えるように頑張りたいと思います」と笑顔で意気込み。サプライズには「恋せぬふたり」で共演した女優の菊池亜希子がお祝いで駆けつけていた。

岸井ゆきの、新人賞を受賞

2009年、ドラマ「小公女セイラ」（TBS）でデビューし、数多くの映画やドラマ、舞台などで活躍。2017年に映画「おじいちゃん、死んじゃったって。」で映画初主演を務め、2019年には「愛がなんだ」で恋愛に依存してしまう主人公テルコを熱演し、第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。

2022年には、「恋せぬふたり」でアロマンティックアセクシャルの主人公を好演し共感を集めた。さらに「パンドラの果実～科学犯罪捜査ファイル～」（日本テレビ）、「アトムの童」の両作品ではヒロインを好演。映画でも「やがて海へと届く」「ケイコ 目を澄ませて」の2本の主演作品が公開、その他にも「神は見返りを求める」「犬も食わねどチャーリーは笑う」「大河への道」｢拾われた男」等に出演し、注目を集めた。

「2023年 エランドール賞」

1956年にスタートした「エランドール賞」は、優れた映画・テレビの作品、プロデューサー、俳優の顕彰制度（選考対象期間：2021年12月1日～2022年11月30日）。「新人賞」は出演した作品で新鮮かつ優秀な演技を示し、将来有望な新人俳優に贈られる。今年は中川大志、芦田愛菜、間宮祥太朗、奈緒が受賞した。

新人賞6人のほか、映画部門から、プロデューサー賞には「ある男」田渕みのり氏＆秋田周平氏、特別賞には「ONE PIECE FILM RED」製作委員会が選ばれた。ドラマ部門からは、プロデューサー賞に「カムカムエヴリバディ」（NHK）堀之内礼二郎氏、プロデューサー奨励賞には「ミステリと言う勿れ」（フジテレビ）草ケ谷大輔氏、特別賞には「鎌倉殿の13人」（NHK）制作チーム、「silent」（フジテレビ）制作チームがそれぞれ選出された。（modelpress編集部）