園子温監督“ステルス復帰”報道 映画公式SNSで声明発表<全文>
2022.11.15 19:23
映画監督の園子温氏が脚本に携わる映画「もしかして、ヒューヒュー」の公式Twitterが15日に更新された。園監督が一部にて、映画作品での“ステルス復帰”が報じられたことについて、声明を発表した。
園子温監督携わる映画、公式SNSで経緯説明
4月に、女優に性加害をしていたと報道された園監督は、その後、事実と異なる点があるとし、発行元に対して損害賠償と謝罪広告、インターネット上の記事の消去などを求める訴訟を提起。そして今回、一部にて12月公開の映画「もしかして、ヒューヒュー」で、自身の名前を伏せ「山本孝之」という名前で脚本を務める“ステルス復帰”をしているのではないかと報じられ、7日に園氏は「今回の報道内容は極めて不正確だと考えております」との声明を発表していた。
「もしかして、ヒューヒュー」の公式Twitterでは、「本作品において、園子温氏がペンネームを使用することは制作当初(2021年時点)から決定しておりました。「偽名」として表記しているものではございません」と、報じられた内容を否定。
園監督が脚本に携わっていることに関しては、「山本孝之(園子温)氏の原案を元に、安川が書き上げました」と説明し、ペンネームをクレジットに記載したことについて「制作当初からの我々の意向を反映させたもの」とした。
また、園監督の性加害報道を巡り「本作関係者をハラスメントに肯定する立場と捉える見解が一部にみられますが、出演者・スタッフ・関係者はすべてのハラスメントに対し肯定する考えはございません」と、立場を明示している。(modelpress編集部)
「もしかして、ヒューヒュー」監督・プロデューサー声明全文
「週刊FLASH」にて 2022年11月7日に掲載されました本作についての報道によりお騒がせしております。記事の内容に関しまして語弊が生じている点がありますのでこちらで説明いたします。
本作品において、園子温氏がペンネームを使用することは制作当初(2021年時点)から決定しておりました。「偽名」として表記しているものではございません。
監督の変更について、事前に AFF 担当事務局へ申講、決定しており、安川徳寛で承認されております。
脚本に関しましては山本孝之(園子温)氏の原案を元に、安川が書き上げました。ペンネームをクレジットに載せたことは、制作当初からの我々の意向を反映させたものです。
エンディング曲で協力していただいたアーティストに対して、誰のペンネームであるかを説明しなかったことは、依頼をした安川の配慮の無さから起きてしまったことです。
このことに関しましてアーティスト側に説明をし、和解した上で薬曲の取りやめとなりました。 制作側として至らない部分がありましたことを深く反省しております。
園子温氏に対する 2022年3月末からの一連の報道に付随して、本作関係者をハラスメントに肯定する立場と捉える見解が一部にみられますが、出演者・スタッフ・関係者は全てのハラスメントに対し肯定する考えはございません。
当作品の上映館でありますシモキタ・エキマエ・シネマ K2 の公式ホームページにて、変更なく予定通りに上映していただけることをアナウンスしていただいております。
ご来場いただく方々に楽しんでいただけるよう、上映までつとめて参ります。何卒、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
「もしかして、ヒューヒュー」
監督:安川徳寛
プロデューサー:宮森玲実
【Not Sponsored 記事】