吉川愛・萩原利久・坂東龍汰…「十二人の死にたい子どもたち」オーディション合格勢の飛躍が凄い 話題作への出演相次ぐ
2022.09.01 19:46
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2019年に公開された映画「十二人の死にたい子どもたち」。当時から「若手オールスター集結」と話題になっていた同作だが、ここではその中でもオーディションで選出されたメンバーに絞り、華々しい飛躍を振り返る。
「十二人の死にたい子どもたち」オーディション合格メンバーは?
「十二人の死にたい子どもたち」は、安楽死を求め廃病院へと集まった見知らぬ12人の死にたい未成年たちによって繰り広げられる密室サスペンス。杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈の6人はオファーにより決定したが、残りの6人についてはオーディションを行い、堤幸彦監督によって吉川愛、萩原利久、坂東龍汰、古川琴音、渕野右登、竹内愛紗ら可能性溢れる新人が選出された。
堤監督が見極めたオーディション合格メンバーの勢いは映画公開終了後も止まるところを知らず、それぞれが飛躍。そこで今回は、吉川、萩原、坂東、古川、渕野のその後の活躍をフィーチャーする(12番・ユキ役の竹内はパニック障害の治療に専念するため2021年6月に所属事務所を退所している)。
11番・マイ役:吉川愛
同作ではド派手なギャルビジュアルで11番・マイ役を演じていた吉川は、1999年10月28日生まれ、東京都出身。子役時代から活躍していたが、一度芸能界を去り“吉川愛”として電撃復帰を果たした。復帰後はパワーアップした存在感を見せ、同作に加え、ドラマ「初めて恋をした日に読む話」(TBS系/2019年)、「いだてん~東京オリムピック噺~」(NHK/2019年)、「恋はつづくよどこまでも」(TBS系/2020年)、「おちょやん」(NHK/2020年)、「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(読売テレビ・日本テレビ系/2021年)など出演作が絶えず。
2022年、累計300万部突破の人気作「明日、私は誰かのカノジョ」の実写ドラマでは、原作ファンからの期待も高まる中、レンタル彼女でお金を稼ぐ主人公・雪を見事に演じきり、多くの絶賛の声が。現在はフジテレビ系木曜劇場「純愛ディソナンス」(毎週木曜よる10時~)で和泉冴役を好演し、高校生から大学生となる成長や心境の変化を繊細に表現している。
8番・タカヒロ役:萩原利久
薬を常用している高校生・8番のタカヒロ役だった萩原は、1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。吉川同様子役の時から活躍し、人気バラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ)で“オカレモンJr.”を務めていたことでも知られている。その後も着々と経験を積み、ドラマ「グッド・ドクター」(フジテレビ系/2018年)、「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系/2019年)、「電影少女―VIDEO GIRL MAI 2019―」(乃木坂46山下美月とW主演、テレビ東京系/2019年)、「鈍色の箱の中で」(主演、テレビ朝日系/2020年)、「エール」(NHK/2020年)、「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」(日本テレビ系/2020年)など幅広い役柄で作品を彩った。
そしてなんと言っても、萩原の名を一躍世界へと知らしめたのは、2021年にFANTASTICS from EXILE TRIBEの八木勇征とW主演を務めたドラマ「美しい彼」(MBSほか)。BLドラマで新境地を開拓し、その後のInstagramでの投稿や翌年2月に萩原がパーソナリティを務めた「萩原利久のオールナイトニッポンX(クロス)」(ニッポン放送/24時~)には世界各国の言語でのコメントが寄せられていた。
2022年は「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」(読売テレビ・日本テレビ系)、「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」(日本テレビ系/毎週日曜よる10時30分~)と2クール連続でドラマに出演中。映画「天間荘の三姉妹」(10月28日公開)、「左様なら今晩は」(11月11日公開)と2本の待機作を控えるほか、「美しい彼」も続編となる映画化の制作が発表されている。
10番・セイゴ役:坂東龍汰
不良キャラの10番・セイゴ役で登場した坂東は、1997年5月24日生まれ、北海道出身(3歳までニューヨーク)。2017年8月に俳優デビュー。同作公開後も映画「弱虫ペダル」(2020年)、「ハニーレモンソーダ」(2021年)、主演映画「フタリノセカイ」(2022年)など次々と注目作に出演したが、やはり彼が何よりも凄いのは、2021年の「夢中さ、きみに。」(MBS)から、「今ここにある危機とぼくの好感度について」(NHK/2021年)、「にぶんのいち夫婦」(テレビ東京/2021年)、「この初恋はフィクションです」(TBS系/2022年)、「真犯人フラグ」「真犯人フラグ真相編」(日本テレビ系/2021~2022年)、「未来への10カウント」(テレビ朝日系/2022年)、そして現在放送中の「ユニコーンに乗って」(TBS系/毎週火曜よる10時~)と7クール途切れることなくドラマに出演し続けていること。
役柄ごとにガラリと変わる表情でバイプレーヤーとして活躍し、もはやネクストブレイクの粋を超えた躍進ぶりを見せている。
3番・ミツエ役:古川琴音
ゴスロリファッション×ピンクヘアの強烈ビジュアルの3番・ミツエ役を演じた古川は、1996年10月25日生まれ、神奈川県出身。中学・高校と演劇部に所属し、現在所属する事務所・ユマニテに合格。デビュー1年目にしてミツエ役を掴み取った。ドラマでは「エール」、「この恋あたためますか」(TBS系/2020年)、「コントが始まる」(日本テレビ系/2021年)、映画では「泣く子はいねぇが」(2021年)、「花束みたいな恋をした」(2021年)、「街の上で」(2021年)など多彩なジャンルの作品に出演し、2022年も映画「メタモルフォーゼの縁側」「今夜、世界からこの恋が消えても」と出演作が続々公開。8月11日には「アイドル」でNHKドラマ初主演を務めた。
またtofubeatsの「水星」と小沢健二の「今夜はブギーバックnice vocal」が耳に残る「ほろよい」のCMにも出演し、注目を集めている。
2番・ケンイチ役:渕野右登
いじめられっ子の2番・ケンイチ役だった渕野は、1995年2月14日生まれ、北海道出身。2015年から俳優活動を開始し、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズで2017年9月から西谷夕役を務めていた。ドラマ「知らなくていいコト」(日本テレビ系/2020年)、「RISKY」(MBS・TBS系/2021年)、「ソロモンの偽証」(WOWOW/2021年)のほか、「第48回放送文化基金賞(テレビドラマ部門)」の最優秀賞を受賞した「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系/2021年)にも出演。西野七瀬が演じた刑事課・操作一係・牧高美和のペアである鈴木敦役を好演し、作品を盛り上げた。
2022年は舞台「たいせつ」で主演を務めたほか、映画「罪人」の公開も発表されている。
オファーで選ばれた6人に加え、オーディションで“十二人”への仲間入りを果たしたメンバーもさらに飛躍している現在。同作はNetflixやPrime Videoで配信中。今改めて観てみると、公開時とはまた違った発見ができるかもしれない。(modelpress編集部)
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