竹内涼真主演「六本木クラス」

絶望の淵に立たされた青年が復讐を誓って、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間と共に立ち向かっていく姿を描いた韓国ドラマ「梨泰院クラス」を、ジャパン・オリジナル「六本木クラス」として、東京・六本木を舞台に描く。

りく（さとうほなみ）、涙

麻宮葵（平手友梨奈）は宮部新（竹内涼真）に「二代目みやべ」で働きたいと申し出をし、マネージャーとして加入することに。従業員として長屋龍二（鈴鹿央士）も加わり、新たな体制で再出発することになった新率いる「二代目みやべ」は、葵の戦略をもとにしたリニューアルオープンで店は過去最高売上を叩き出し、大盛況となった。しかし、工場で一緒に働いていた新の誘いで経験値ゼロのまま料理長として働くりくの腕前は今一つで、葵は「二代目みやべ」のネックとして考えていた。

そんなある日、仕事帰りにクラブへ向かおうとする葵と龍二。その様子を見た内山亮太（中尾明慶）は、「行ったことがない」と話し知らない世界に興味を沸かせ、3人でクラブを訪れることに。

葵から授かったクラブ攻略法のもと、1人の女性に狙いを定め、必死にアピールをする亮太。すると、美しい黒髪ロングが印象的な女性が後ろを振り向き、亮太の顔を見て驚きの声を上げた。そしてよく見ると、その女性は同僚のりくだったのだ。

葵と龍二がいる席を訪ね、自分はトランスジェンダーであることを打ち明けたりく。驚きとともに偏見を持っていた葵らは何も声を掛けることができず、重い雰囲気に。

その空気を察知したりくは、その場を離れ店を出ると、親にも打ち明けることのできない過去の自分や抱えていた苦しみを回想し涙を浮かべる。

新（竹内涼真）、りく（さとうほなみ）に語りかける

料理もままならないにも関わらず、クラブで遊ぶりくに苛立ち、ストレートにダメ出しをした後、新に「今すぐ首にして下さい」と告げた葵。

すると新は「今月の給料」として2倍の金が入った封筒を手渡し「2倍頑張ってほしい」と声を掛ける。トランスジェンダーであることを気にするりくに、新は「そんなの関係ない」ときっぱり告げた上で「俺には前科がある。けどお前は誰にも迷惑をかけず真面目に頑張ってくれた仲間だ」とりくが必要な存在であると語りかけるのだった。

新の決断を突っぱねることができなかった葵は納得はいかぬものの、受け入れる。さらに新の頼みでひたすら、りくの料理の感想を言い続け、りくは猛練習を重ねた。

初めは容赦なくダメ出しが飛ぶも、日々成長するりくの料理に最後には「すごくおいしい」と合格を出し、「黒髪の方が似合うよ、りく」と初めて名前を呼び、「二代目みやべ」の料理長として認めるのだった。

葵（平手友梨奈）・りく（さとうほなみ）の関係性に変化

さとうの涙の演技やトランスジェンダーという役柄に「すごく辛い」「男として過ごしていたこれまでとクラブでの姿が別人級で驚いた」「美しい。似合ってる」「つられて泣きそうになった」といった反響が続々。

また新の仲間を守る言葉や葵がりくを認めていく過程、そして関係性の変化に「新の言葉と優しさが心に染みる」「葵の“りく呼び”に感動」「信頼関係があってこその名シーン」と心を打たれた視聴者の声が寄せられている。（modelpress編集部）

情報：テレビ朝日