小日向文世 (C)フジテレビ

小日向文世、新月9「競争の番人」で最大の敵役に 黒羽麻璃央ら若手俳優陣出演も決定

2022.06.20 17:00

俳優の小日向文世が、俳優の坂口健太郎と女優の杏がW主演を務める7月11日スタートのフジテレビ系月9ドラマ『競争の番人』(毎週月曜よる9時~)に出演することが決定。さらに黒羽麻璃央大西礼芳石川萌香と今勢いのある若手俳優陣もレギュラーキャストとして出演する。

  

坂口健太郎&杏W主演の月9「競争の番人」

本作は、4月期月9ドラマ『元彼の遺言状』の原作者であり、第19回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞した新進気鋭の作家・新川帆立が、『小説現代』(講談社)で連載し、5月9日に発売された『競争の番人』(講談社)が原作。

坂口演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)と、杏が演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(しろくま・かえで)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。

誰もが一度は聞いた事があるがその実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした“凸凹バディのエンタメ・ミステリー”となっている。

小日向文世、公正取引委員会最大の敵に「今までにない新たな役」

この度、レギュラーキャストに決定した小日向が演じるのは国土交通省の事務次官・藤堂清正(とうどう・きよまさ)。国交省の官僚として建設会社との黒いうわさがささやかれている人物。そして、小勝負は、藤堂との過去に何やら因縁があるようで、一方的に藤堂に対して特別な思いを抱いている。

“ダイロク”にとって、小勝負にとって最大の敵となる藤堂とは何者なのか?謎多き存在である藤堂は、第1話での登場から目が離せない存在となっている。

小日向は、舞台、映画、テレビドラマなど、すべての分野で重要な役どころを任される名俳優。フジテレビ月9ドラマには『HERO』シリーズ(2001年、2014年)でのレギュラー出演を機に『太陽と海の教室』(2008年)、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)、『コンフィデンスマンJP』(2018年)、『イチケイのカラス』(2021年)、『ミステリと言う勿れ』(2022年)と出演し続けている。

温厚で優しい小日向の人柄そのままの役柄を演じることもある一方、映画『アウトレイジ』シリーズ(2010年、2012年)での、狂気じみた悪徳刑事役など、どのような役も巧みに演じる小日向。今作で演じる藤堂について「僕にとって今までにない新たな役をいただいていますから、みなさんにも新鮮に見ていただきたいです」とコメント。小勝負らに立ちはだかる“敵”として藤堂をどのように演じるのか。

黒羽麻璃央、2年ぶり月9出演で杏の彼氏役

(左から)黒羽麻璃央、大西礼芳、石川萌香 (C)フジテレビ
そして、黒羽が演じるのは、白熊の彼氏であり、刑事の大森徹也(おおもり・てつや)。刑事時代の白熊と一緒に捜査をしていた事件で、白熊が犯人を目前で取り逃がしてしまい、白熊が公取委に異動。刑事に戻るためには公取委で成果を出さなければならないと意気込む白熊だが、力が入りすぎるあまり、空回りする白熊のことを徹也は常々心配している。

黒羽は、2012年にミュージカル『テニスの王子様』で俳優デビュー。その後も舞台・ミュージカルで数々の人気キャラクターを演じ、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』(5月~6月)では主人公の宿敵・志々雄真実役に抜てきされるなど活躍中。『恋はつづくよどこまでも』(2020年/TBS)、SPドラマ『名探偵ステイホームズ』(2022年/日本テレビ)など、テレビドラマでも話題作に続々出演。

そんな黒羽のフジテレビドラマへの出演は月9ドラマ『SUITS/スーツ2』第6話(2020年)へのゲスト出演以来、約2年ぶり、フジテレビゴールデン・プライム帯連続ドラマへのレギュラー出演は初となる。

大西礼芳、月9ドラマ&フジ連ドラ初出演

大西が演じるのは、検察官・緑川瑛子(みどりかわ・えいこ)。検察庁から公取委に出向してきている緑川は、小勝負らと一緒に企業の不正を暴くために協力してくれる存在。小勝負とは東大時代の同期で、学生時代から天才だった小勝負のことを知っているが、それ故に、なぜ小勝負が公取委にいるのか疑問に感じている。

『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(2021年/日本テレビ)などテレビドラマへの出演のほか、数々の舞台にも出演し、頭角を現す若手実力派女優が、今作で月9ドラマ初出演。フジテレビ制作の連続ドラマへのレギュラー出演も初となる。

石川萌香、初の月9で“ダイロク”の重要な存在に

石川が演じるのは、デジタル解析チーム・DFTに所属する紺野守里(こんの・まもり)。企業が不正にデータを隠したり、破損させた際に、データの復元などを行う。企業があの手この手を使って隠そうとするデータを復元することができる守里は“ダイロク”にとって重要な存在。

『姉ちゃんの恋人』(2020年/カンテレ制作・フジテレビ)、『ソロモンの偽証』(2021年/WOWOW)、『ユーチューバーに娘はやらん!』(2022年/テレビ東京)などここ数年で立て続けにドラマに出演。映画『地獄の花園』(2021年)や『KAPPEI』(2022年)など話題作にも出演し、これからの活躍が期待される石川のフレッシュな演技に注目だ。

弱者が負けて、強者が勝つ、現代社会において、どんな世界にも起こりうる理不尽な競争社会を根底から見つめ直す日本初の“公取委ドラマ”となる今作。“弱小官庁”と卑下するダイロクの面々にとって、不正の疑いのある案件の調査をする上での障壁はさまざま。トラブルが絶えないダイロクの面々が真相にたどり着くまでのドタバタ劇やユーモアを織り交ぜながら進んでいく痛快爽快エンタメドラマとなっている。(modelpress編集部)

小日向文世コメント

僕が演じる藤堂は国土交通省の事務次官ということで、藤堂の軸としては公正取引委員会と対立する側で、どちらかというと悪役なのかな?と。藤堂がどういう人物なのかが、最初のうちはみなさんにはわからないと思いますが、物語が進むうちに、かなりヘビーなシーンも出てきます。演じていて楽しいです。

藤堂は“黒い面”を抱えている人物です。ただ、最初はその黒さをできるだけ見せないように。温和な雰囲気の中に得体の知れないものがあるような雰囲気をまとっています。その中で藤堂が時々ドキッとするようなことを言うんです。僕にとって今までにない新たな役をいただいていますから、みなさんにも新鮮に見ていただきたいです。

黒羽麻璃央コメント

この度、大森徹也役で出演させていただきます。黒羽麻璃央です。公正取引委員会。名前はどこかで聞いたことがありましたけど、実際の業務内容までは把握しきれておりませんでしたが、社会でこんなにも戦っている人たちがいることを知れました。自分は杏さん演じる白熊楓さんの恋人の刑事を演じさせていただきます。楓に対して真っ直ぐに向き合っていく徹也さんにご注目していただければと思います。よろしくお願い致します!

大西礼芳コメント

このドラマに参加させていただいて、公正取引委員会というお仕事が実は私たちの生活に深く結びついていること、そして驚くほど地道な調査が必要であることを知りました。私が演じる緑川は公取委に出向し、第六審査のメンバーの調査に協力する検察官です。仕事の進め方が公取委と異なる部分も多々あり意見がぶつかることもありますが、一緒に調査に取り組む中で変化する心情や構築されていく人間関係を楽しんで頂けたら幸いです。真っ直ぐな性格が故、不器用な緑川をどうぞ見守ってください。

石川萌香コメント

初めての月9出演が決まりとてもうれしく思います。私が演じる紺野守里ちゃんはデータ分析にはとても自信があります。そんな自信満々の姿をお見せしたいです。視聴者のみなさんに少しでも印象に残る演技ができるよう頑張ります!個性的なキャラクターが集まったダイロクメンバーのやりとりは絶対におもしろいと確信していますし、“弱い立場でも戦える!”そんな勇気をもらえる作品にもなっていますので、たくさんの方に見てもらえるとうれしいです!

プロデュース 野田悠介(フジテレビ第一制作部)コメント

小日向さん演じる藤堂は小勝負の過去にも関わりがあり、本作品に大きな影響を与えていきます。あまり多くは語れないのですが、公取委に対して最大の敵となる人物を小日向さんが重厚かつ、息をのむほどのすごみのある演技で体現して頂きました!是非、お楽しみ下さい!

また脇を固めるのは、大注目の若手俳優陣、黒羽麻璃央さん、大西礼芳さん、石川萌香さん。ダイロクメンバーへの信頼や敵対など深く関わり合いを持つ3人の若き実力派俳優にも是非、ご注目下さい!

「競争の番人」第1話あらすじ

刑事としてとある事件の犯人を追う白熊楓(杏)は、犯人を目前で取り逃がしてしまう。白熊は犯人を取り逃がしたことを問題視され、公正取引委員会への異動を命じられる。突然のことに動揺したまま、公正取引委員会・第六審査へと赴いた白熊。そこで、小勝負勉(坂口健太郎)ら、第六審査・通称“ダイロク”の面々と出会う。刑事から公正取引委員会という右も左も分からない場所へとやってきた白熊の教育係を任せられた小勝負だが、白熊に手取り足取り、公取委の仕事を教える気など一切ない様子。

そんな中で、2人が調査することになったのは、複数のホテルで行われているウエディング費用のカルテル問題。調査の中で、自由奔放に行動する小勝負と、刑事と公取委での世間の認知度や扱いの違いに苦しむ白熊。そんな2人は、なぜか調査中に警察に追われる立場に?性格や考え方など、なにもかもが正反対の小勝負と白熊が調査する中で、さまざまな問題が起き、それに振り回されるダイロクの面々は、カルテル問題の真相にたどり着くことができるのか!?
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