上野樹里、役者業は“思いがけない事の連続” 「ビビビっと来た」出会い語る<ヒヤマケンタロウの妊娠>
2022.04.21 19:58
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Netflixシリーズ「ヒヤマケンタロウの妊娠」(21日より全世界配信)の配信記念トークイベントが同日、都内にて行われ上野樹里が主演を務める斎藤工とともに登壇。役者業について持論を語った。
「ヒヤマケンタロウの妊娠」
本作は、自分が妊娠するとはまったく思っていなかった男性も妊娠するようになってから約50年…そんな世界を舞台に、突然の妊娠に悪戦苦闘する主人公と周囲の人々をコミカルに描く。斎藤が主人公の桧山健太郎、上野がそのパートナー瀬戸亜季を演じる。原作は、坂井恵理による同名コミックス(講談社「BE LOVE KC」所載)。
配信を記念して、2人が箱田優子監督、菊地健雄監督とともに登壇。また、MCとしてミッツ・マングローブも登場した。
上野樹里、女優業は毎回「え、これ私でいいの?」
キャスティングについて上野はオファーを受けたタイミングでちょうどNetfixの仕事がしたいと思っていたそうで、「Netfixとかやらないと思われていた」と周りから意外に思われたと明かし、「大丈夫でしたか?」と逆に監督に心配そうに質問する一幕も。演じた亜季は「桧山とはプライベートな付き合いをしている女性の一人」で、仕事に明け暮れるフリーライター。妊娠によって感情の起伏が激しくなる桧山の姿も描かれるといい、「そういうときこそ理性を失わない女性の芯の強さがあったりするし、家事や育児の場面は男性にも共感してもらえる部分があればいいなとセリフを一つ一つ言っていました」と心がけていたことを明かした。
キーワードが書かれたキューブボックスに座ってクロストークを行う場面では、「#らしさとは?」「#○○になって気づいたこと」「#人生で大切にしていること」といったキーワードについて「この4つ全部役者が当てはまる」と話した上野。中でも「#人生は思いがけないことの連続」には共感したようで、「毎回役が来ると『え、これ私でいいの?』といつもクエスチョンボックスを開ける感覚で、思いがけない役の連続。友達とか家族は変わらないんだけど、仕事はいつも誰と出会ってどんな作品に入るか分からない」と長年の役者業も毎回オファーから新鮮な驚きがあると告白。
今回の役は「ビビビっと来て」といい、「きっかけはひょんなことだったんですけど、『これやったら絶対面白いと思う』っていうエネルギーがみなぎってくる。なんかビビビと来たものはやった方が良いことだと思って」と直感を大事に。
作品によってスタッフ、共演者も変わり、役作りも違うため「いつもあくせくしていて、目の前のことでいっぱいで、『ここまでできた!』と思ったら、『あれ?』って1回粘土を崩して作り直すみたいな」「セリフの入れ方も作品によって全然変わる」と自身はセリフ覚えから作品によって変わるタイプだとも明かし、「落ち着きたいですけどできないですよね」と茶目っ気たっぷりに笑った。
最後は同作の見どころについて、「こういう方に観て欲しいとは限定したくない」と話し、「男女の役割が入れ替わる設定で描くことによって普段気づけないことに沢山気づける」「子どもを授かるのは誰も予測できないことだと思うのですべての方に共感して頂ける」とアピールした。(modelpress編集部)
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