A.B.C-Z河合郁人「優しい気持ちで伝えられるように」“でこぼこポン！”レギュラースタート

「でこぼこポン！」レギュラースタート

発達障害など、発達が気になる子どもが社会生活を送るうえで大切なスキルを学べる特別支援教育番組「でこぼこポン！」。2021年度特番として放送した番組が、4月からレギュラー番組としてスタートする。

じっとしているのが苦手な発明家「でこりん」役の鳥居、でこりんの友達で、集中すると人の話が耳に入らなくなってしまう「ぼこすけ」役の猪股怜生、そして、言葉を話す不思議な生き物「ポン」の声を演じる河合が出演するドラマをメインに、ゲームや体操といった楽しいコーナーで構成。

子どもの発達をサポートしながら、共生社会の実現を目指し、多様性への理解を深める。（modelpress編集部）

鳥居みゆきコメント

私が芸人として初めてテレビ出演したのがNHKの番組だったので、今回戻ってくることができて本当にうれしく思っています。子どもの頃からＥテレが大好きで、ずっと一方通行な恋愛だったので、両想いになれたようでうれしいです（笑）。

「でこぼこポン！」は、特番の時から反響をいただきました。私自身も、自分の親から「落ち着きがないな」「何でそんなことで怒るの？」「何ですぐパニックになるの？」とよく言われていたんですけど、それもみんなに当てはまることの延長だったり、多少その傾向が強く出たりするだけなんだなと思い、「今までどうして理解しようとしなかったんだろう」と思いました。

もちろん、この番組の設定みたいに、みんなが発明品を作ることができるわけじゃないですけど、こういう考え方をすればいいんだなということが分かりました。

番組を見てくださる方々にも「発達障害の番組だ」と深刻に捉えてもらわなくていいんじゃないかなと思うんです。教育バラエティー番組として楽しんで頂けたらなと思います。どんな番組を見ても、自分が「ここ、こうなんだよな」と引っかかるところは人それぞれだから、その中で何か思うことや感じることがあったら、それはそれでいいんじゃないかなと思っていて。フランクに楽しんでほしいですね。

河合郁人コメント

レギュラー放送が決まってメチャクチャうれしいです！と、同時にポンというキャラクターをより磨いていかなければならないな、という気持ちにもなりました。

特番の放送から何度かポンの声を演じていますが、「思ったよりうまい」とか、結構知り合いに言われます（笑）。SNSなどでもたくさんの反響をいただけました。中には「障害のある自分の子どもが夢中になってみている」という感想もあって、やっててよかったという気持ちにすごくなります。発達障害がある子だけじゃなくて、そうじゃない子も、子どもがいない若者、人生の先輩にも見ていただきたいです。

いろいろと自分自身もまだまだ分からないことはあるんですけど、ポンに教わりながら、視聴者のみなさんに優しい気持ちで伝えられるようにしっかりと頑張っていきますので、これからも「でこぼこポン！」を愛してください。