ふぉ~ゆ~福田悠太&辰巳雄大、延期していた主演舞台開幕「お待たせしました」<腹黒弁天町>
2022.02.12 18:00
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開幕延期が延期していた、ふぉ~ゆ~の福田悠太と辰巳雄大が主演を務める舞台パルコ・プロデュース2022『腹黒弁天町』が12日、東京・紀伊國屋ホールにて開幕。福田&辰巳のコメントと舞台写真が公開された。
福田悠太&辰巳雄大主演舞台「腹黒弁天町」
本作は、喜劇の名手・鈴木聡が夏目漱石の名著「坊っちゃん」の世界にインスパイアされて書き上げ、1994年、劇団ラッパ屋の公演として初演された作品。青年教師が田舎町で出会う、計略や陰謀にまみれた教師たち、町の有力者、マドンナ、芸者……「坊っちゃん」の匂いがそこかしこに漂う世界観に、温かな人情と抗いきれない現実が哀しくも可笑しく入り交じる“鈴木聡節”が見事に掛け合わされた傑作を、この度、パルコ・プロデュースとしてリバイバル上演。
パルコ・プロデュースでは2020年1月、鈴木聡の名作『阿呆浪士』(94年初演、98年再演)を、若い俳優を中心とした座組で華やかに蘇らせ、大いに好評を博した。
そしてこの度の『腹黒弁天町』では、劇作家・演出家・俳優として八面六臂に活躍中の松村武が演出。キャストには、物語の主人公となる、東京から赴任してきた若い二人の教師を、福田と辰巳が演じ、共演には伊勢佳世、伊藤純奈、木村靖司、土屋佑壱、政岡泰志、さらに中村まこと、そして久保酎吉と、硬軟自在な実力派俳優が集結した。
理想・正義と社会の俗・欲望との間で揺れ動き、翻弄され葛藤する。きっと誰しもが思いあたる、人生の物語。血の通った粋な名作は時代や世代を問わず、見る人の心に、エンターテインメントの確かな灯りを届けるだろう。
福田悠太&辰巳雄大、舞台開幕への思い 意気込みも語る
舞台開幕にあたり福田は「沢山の方にご迷惑とご心配をおかけしましたが、今日無事に初日を迎える事ができました」と思いを明かし「劇場に来て下さるお客様全員を演劇パワーで明るく楽しい気持ちになってもらえるように舞台の上で暴れまくります!」と意気込み。辰巳は「舞台『腹黒弁天町』遂に幕を開ける日が来ました!お待たせしました!」と伝え、「今まで以上の感染対策と今まで以上の演劇愛を持ってカンパニー一同、劇場でお待ちしております!」と呼びかけた。
なお、同所で20日まで上演したのち、22日・23日に大阪・松下IMPホールでも上演される。(modelpress編集部)
財前涼太役:福田悠太コメント全文
沢山の方にご迷惑とご心配をおかけしましたが、今日無事に初日を迎える事ができました。舞台『腹黒弁天町』傑作です。名だたる役者の皆様と同じ舞台に立てる喜びと伝統ある紀伊國屋ホールに立てる事を誇りに千秋楽まで走り抜けたいと思います。劇場に来て下さるお客様全員を演劇パワーで明るく楽しい気持ちになってもらえるように舞台の上で暴れまくります!よろしくお願いします!
山岡大介役:辰巳雄大コメント全文
舞台『腹黒弁天町』遂に幕を開ける日が来ました!お待たせしました!伝統のある紀伊國屋ホールで演劇界を縦横無尽に活躍する最高な役者の皆様と腹黒弁天町の世界を生きます!12日から紀伊國屋ホールはまさに演劇のパワースポットと化します!毎公演、必ずお客様に熱いものをお届けします!そして今回来ることの出来ない方、出来なくなってしまった方の為にもまたこの作品をこのカンパニーで観たいと声が上がる作品にすると約束します!今まで以上の感染対策と今まで以上の演劇愛を持ってカンパニー一同、劇場でお待ちしております!宜しくお願いします!
「腹黒弁天町」あらすじ
時は明治時代後期。陰謀渦巻く田舎町、弁天町に東京から赴任した二人の青年教師、財前涼太と山岡大介。未来への希望に燃える二人は、弁天町に向かう車中で、芸者の小雪と出会う。手練手管の小雪に山岡はデレデレとなるが、財前は断固として小雪の誘いに乗らない。弁天町駅で二人を迎えたのは教頭の村井尻。そこに芸者と一緒に人力車に乗った校長・権田原が現れる。その姿に嫌悪感を覚える二人に「清濁併せのむ」ことの重要性を伝える村井尻。
前途多難な気配を感じ、理想と希望を信じることを誓い合う二人だったが、いつしか現実に呑み込まれていく山岡に対し、財前は小雪に溺れ、己の心のままに身を持ち崩していく。二人の歩む道は対照的に分かれて…。二人の青年教師が、理想・正義と社会の俗・欲望との間で、翻弄され葛藤する青春物語、いや、人生の物語。
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