ジャニーズWEST神山智洋、初の単独主演舞台「メンバーに褒められたい」2021年の漢字は?<LUNGS>
2021.12.05 18:37
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ジャニーズWESTの神山智洋が5日、都内の東京グローブ座で開幕した主演舞台「LUNGS(ラングス)」の公開ゲネプロおよび取材会に共演の奥村佳恵、演出を担当した谷賢一氏とともに出席。舞台の苦労などを語った。
神山智洋「グループから飛び出して培ったものがあるなら活かすべき」
2011年の初演以降、“現代戯曲の最高傑作”との呼び声が高い「LUNGS」が日本初上陸。背景、セット、小道具が一切なく、衣装替えもないシンプルな舞台作品で、出演者は2人のみ。「そろそろ子供を持つべきか」という若いカップルが直面する問いを発端に、スピーディーに男女の会話が展開していく。神山は初めての舞台単独主演、初めての2人芝居。座長として「責任感がある」としいい、「カンパニーの人数が極端に少ない。自分は関西人だし、ジャニーズWESTが賑やかなグループなので盛り上げるのは僕の使命」と少人数のカンパニーを盛り上げ続けたという。
演出の谷氏は“座長”神山について、「現場に対する気遣いがすごくある方。でも気を遣っている感じを見せないようにしていた。あるとき、彼を褒めたら『座長なんで』と言っていて、ちゃんと考えているんだなって感心した。気を遣わないようにしていても、それを出さずにやっていてすごいなって」と絶賛した。
褒められた神山は照れながらも、「いやいや周りに気を遣うことはあまり意識していないんですよ。僕は楽しく仕事がしたい。ピリピリとして現場は得意じゃなくて…。関西人として培ってきたものを解放しなきゃダメだなと思っていた。ジャニーズWESTでいるときはほかの6人がめっちゃ面白いから任せているけど、グループから飛び出して培ったものがあるなら活かすべきだろうと思っている」と語った。
神山智洋、膨大なセリフ量を覚えた苦労明かす
2人だけの会話劇を円形のステージで展開していく同作品。もちろんセリフ量も半端ではなく、神山は「以前、シェイクスピア作品でイアーゴを演じた。シェイクスピア作品の中ではセリフが多い役で、それをやりきったので『これが出来たからもう怖いものはない』と思っていたら、全然怖いものが来た(笑)。最初に台本を見たとき『なんじゃこれ?』って」と膨大なセリフ量に苦笑い。「2人の会話劇なのでやり取りをしなきゃ成立しない。シンプルな舞台なのでどっちかのセリフが止まったら舞台も止まってしまう。本一冊の内容を覚える感じでやっている。セリフは集中力が高まると言われている青色のマーカーで色付けしている。2人とも台本が真っ青です(笑)」と苦労を明かした。
奥村によると、神山は本読みの時点でセリフをほぼ覚えていたようで「台本を閉じたまま声を出していて私は絶望したんです…」と告白。しかし、完璧な状態で舞台に挑む姿が「この作品の支柱です。万全な状態でそこにいてくれた」と奥村の励みになったという。
ほぼしゃべりっぱなしの舞台だが、神山は「反射的にセリフが言えるようになっている。この舞台は2人だけの世界。ドキドキわくわくハラハラしながら、走り抜けている感じです」と頼もしかった。
神山智洋「メンバーに褒められたい」願望語る メンバーの反応は?
報道陣から「ジャニーズWESTのメンバーは観劇する?」と聞かれると、「桐山(照史)はすごい楽しみにしてくれている。早い段階で来てくれると思う。『早く見たい、楽しみ』って言ってくれているので。あと小瀧(望)は主演ドラマの撮影があるから、東京公演の前に上演した大阪公演をわざわざ見に来てくれた。夜中にメールくれて『興奮しててしゃべりだしたら止まらへん』って。会ったときに感想を聞いたら『素晴らしかった』と言ってくれた。メンバーには頑張っている姿を見せたい。メンバーに褒められたいですね」と笑顔で話した。今年も1ヶ月を切ったため「今年を漢字一文字で表すと?」という恒例質問が出ると、「個人としてもグループとしても“前”という字が相応しい」と即答。
「去年は(コロナ禍)でフルキャパでエンタメをお届けするのが難しかった。今はどんどん形を取り戻していて、どんどんいい方向に、どんどん前に向かっていると感じている」といい、グループとしては「上半期にライブツアーをしてソロ曲を披露したり色々と挑戦した。下半期はドラマや舞台、バラエティーで個々が活動できた。走る抜けた7周年。僕は“前”が相応しいんじゃないかと思う」と総括。上手くまとめられたと感じたのか、最後に「ばっちりやん!」と自画自賛していた。
同舞台の東京公演は12月5日から23日まで東京グローブ座にて上演される。(modelpress編集部)
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