「JC・JK流行語大賞2021」ヒト部門にランクインした(上から時計回りに)INI、山田裕貴、とうあ(C)モデルプレス

2021「JC・JK流行語大賞」発表 全部知ってる?<ヒト・モノ・アプリ・コトバ部門>

2021.11.29 21:55

29日、「JC・JK流行語大賞2021」におけるヒト、モノ、アプリ、コトバの4部門トップ5が発表された。

  
女子中高生向けのマーケティング支援などを手がける株式会社AMFが、 トレンドのリサーチが得意な全国の女子中高生からなるマーケティング集団”JCJK調査隊”の精鋭メンバーの選考結果をもとに、 2021年7月~11月までのトレンドをまとめた「2021年の流行語大賞」を、 「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分けて発表。

「JC・JK流行語大賞2021」(提供写真)

ヒト部門トップ5

1位:INI
2位:山田裕貴
3位:平成フラミンゴ
4位:Vaundy
5位:とうあ(ウチら三姉妹)

INI (C)モデルプレス
INI(後列左から)藤牧京介、高塚大夢、木村柾哉、田島将吾、尾崎匠海(前列左から)佐野雄大、許豊凡、西洸人、松田迅、池崎理人、後藤威尊(C)モデルプレス
前回の「JC・JK流行語大賞2021上半期」でヒト部門2位にランクインしたINIが年間大賞で見事1位を獲得。 前回モノ部門4位にランクインしたオーディション番組「PRODUCE101 JAPAN SEASON2」出身の新人グループでオーディション番組戦国時代と呼べる本年において代表的なアーティストとなった。 ビジュアル、 実力はもちろん語学力も高いことから「グローバルに活躍できそう」と多くの女子中高生から熱い注目を集めた。 INIは「僕たちINIがなんと、 JC・JK流行語大賞2021ヒト部門で1位をいただくことができました!ありがとうございます。 1位に恥じないように2022年も頑張ります。 これからもよろしくお願いします!」とコメントしている。

山田裕貴 (C)モデルプレス
前回の「JC・JK流行語大賞2021上半期」でモノ部門2位にランクインした「東京リベンジャーズ」でドラケン役を演じた山田裕貴が2位にランクイン。 ドラケン役と普段の自然体な姿とのギャップに「もっと色んな役を見てみたい」と女子中高生から多くの期待が寄せられた。

平成フラミンゴはあるある動画でブレイクし、 2020年4月にYouTubeチャンネルを開設してからわずか1年半で150万人に達するほどの人気を獲得し、 2021年を代表するYouTuberに。 前回の「JC・JK流行語大賞2021上半期」でヒト部門3位にランクインしたコムドットとも頻繁にコラボしており、 「今最も見られているYouTuber」として女子中高生から支持を集めた。NICOは 「いやんありがとうございます…光栄でございます。流行を超えて歴史上の人物となり100年先も語り継がれるような人になるように精進してまいりまんじ」と、RIHOは「ありがとうございます!!とても光栄です!!これからも、 私たちが先陣を切ってアラサーが輝ける時代を創っていこうと思います」と喜びを語った。

TikTokを始めとした各SNSで曲がバズり火がついたVaundyが4位にランクイン。 代表曲「napori」はストリーミング累計再生回数が1億回を超え「曲が全てエモすぎる」という女子中高生の意見が多くあった。 動画がおしゃれに見えるとTikTokが手放せない多くの女子中高生から支持されているようだ。

とうあ (C)モデルプレス
本流行語大賞でコトバ部門4位にて「気まZ」が選出されたYouTuberのとうあがヒト部門でも5位にランクイン。トークの動画が面白すぎると話題になり「元気になれる」という女子中高生の意見が多く見受けられた。とうあは「おはようでやんす、 とうあです!こんにちは~~JC・JK流行語大賞2021ヒト部門で私とうあが第5位に選ばれました!たくさんのクリエイターの中から選んでくださって本当にありがとうございます。 いつも応援してくれる皆さまのおかげです!」とコメントを寄せた。

モノ部門トップ5

1位:Girls Planet 999
2位:イカゲーム
3位:骨格診断
4位:渡韓ごっこ
5位:トレカデコ

デビューメンバーとなった(左上から時計回りに)チェ・ユジン、キム・チェヒョン、ヒュニン・バヒエ、キム・ダヨン、シェン・シャオティン、江崎ひかる、 ソ・ヨンウン、カン・イェソ、坂本舞白(C)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
1位の「Girls Planet 999」は番組中に毎回Twitterでトレンド入りし、 最終回生放送の総視聴数は535万を超えるなど、 2021年の女子高生を象徴するコンテンツに。 番組には現役女子中高生の参加者も多く、 同世代の活躍を毎週の励みにしていた女子中高生が多かったよう。 「誰推しかで盛り上がった」という女子高生の意見も多く聞かれた。

Netflixオリジナルシリーズ「イカゲーム」Netflix独占配信中
全世界で空前のヒットを飛ばしているドラマ「イカゲーム」がモノ部門2位にランクイン。 「中毒性がある」と女子中高生から高い評価を得たほか、カルメ焼やだるまさんが転んだなどドラマ内に出てくるゲームを「文化祭の出し物でやることになった」という声も多数。 Netflixのランキング上位を獲得し続けており今までの恋愛系に強かった韓国ドラマとは違った、新しいジャンルの韓ドラブームに期待がかかる。

「骨格ストレート」「骨格ウェーブ」「骨格ナチュラル」など自分の骨格に合わせてファッションを選ぶ「骨格診断」が3位にランクイン。資格を持つプロの診断を受け自身のファッションに生かすと「どの骨格でも優勝できる」と話題に。また、多くのファッションブランドがインスタライブなどで骨格診断をベースとした販促や宣伝を行っており、 盛り上がりが加速している。

コロナ禍での制限が続く中で旅行ができない今盛り上がっているのが「渡韓ごっこ」。韓国のカップラーメンやジュースを買い込み、 ホテルなどで好きなアイドルやドラマを観ることで、 コロナ禍でも友達と韓国に旅行に来た気分を味わえることから火がついた。また、部屋に飾り付けをしたり誕生日お祝いも兼ねることができることから「サプライズがしやすい」と女子中高生から人気を集めている。

推しのトレカをシールやケースを使ってデコレーションをする「トレカデコ」が5位にランクイン。 家で鑑賞するのはもちろん、 友達と一緒に「カフェでお互いのトレカデコを食べ物と一緒に撮影する」という女子中高生の意見が多く見受けられた。文房具各社がシールなどをInstagram上で「トレカデコにおすすめ」という販促をするなど新たなプロモーション方法を見せている。

アプリ部門トップ5

1位:ストーリーエフェクト(Instagram)
2位:CapCut
3位:SHEIN
4位:Qoo10
5位:UNIVERSE

「ストーリーエフェクト(Instagram)」は前回の「JC・JK流行語大賞2021上半期」でもアプリ部門1位を獲得。年間大賞でも堂々の1位を獲得した。 特にグリッターエフェクトの人気が根強く「とにかく顔が盛れる」という盛りたい女子中高生の意見が多くあった。

「CapCut」は前回の「JC・JK流行語大賞2021上半期」 でもアプリ部門2位を獲得。 年間大賞でも2位を守り切った。 TikTokに投稿する際の動画加工アプリとして使われ始めたが、 フュージョンモーションなどアプリ内にテンプレートがあることで「バズる動画編集ができる」と更に、 TikTokが手放せない女子中高生から熱い支持を集めている。

YouTube上の購入品動画がバズった激安通販アプリ「SHEIN」が3位にランクイン。ネックレスが100円台、 バッグが900円台など一瞬目を疑ってしまうような破格の値段で購入できる海外通販アプリだが、 YouTuberが購入品動画を投稿し始めたことにより人気に火がつき、 同じコーディネートをする「YouTuber買い」をする女子中高生が増加した。

「Qoo10」は年に数回行われる「メガ割」が話題になっている通販アプリ。韓国コスメを中心に購入されていて「次のメガ割まで我慢する」という意見も。 メガ割の時期にはTwitterでおすすめや購入品紹介が非常に良く見られ購入する際の参考にする女子中高生が多くいるようだ。

本流行語大賞でモノ部門1位にて選出された「Girls Planet 999」で投票に必要だったアプリ「UNIVERSE」が5位にランクイン。投票行為以外にも(G)I-DLEやASTROなど他の人気アイドル達の限定コンテンツが続々と公開されており、アイドル好きの女子中高生がヲタ活をする上で必須なツールとして浸透している。

コトバ部門トップ5

1位:きまZ
2位:Let it be
3位:~もろて
4位:平成ギャル
5位:超チルなラッパー

本流行語大賞でヒト部門5位にて選出されたYouTuberのとうあが生んだ「きまZ」が女子中高生の2021年を代表するコトバに。パソコンで気まずいを変換する過程できまZと打つ際に語感が面白いととうあがYouTubeで発信したところ、 視聴者である多くの女子中高生に広まった。 主に気まずさを感じた時に口頭でも使用するが、 両手を顔の前で平行にZの形にする気まZポーズも写真撮影をする際の定番ポーズとなっている。「元彼と同じクラスになった~さすがにきまZ」などと使用する。とうあは「私が気まずい時に使っていたきまZがコトバ部門第1位になりました!まさかYouTubeで発信していた、 きまZが1位になると思っていなくて本当にびっくりしてるんですけど、 これからも皆さまに笑いを届けられるようなクリエイターになりたいと思いますので、 よろしくお願いします」とコメントした。

2位の「Let it be」は小室圭さんが婚約発表の際に「好きな言葉はLet it beです」と発言したのがきっかけで、 今年の眞子さんとの結婚の際に再度その発言が注目。 TikTokでは「Let it be」以外にも小室さんの婚約発表の際の発言を使用した音源などが作られ、 カップルが動画と組み合わせてロマンティックなvlogをアップしている姿がよく見られた。その盛り上がりから「文化祭や体育祭のスローガンになった」という女子中高生の意見が多く聞かれた。

パパラピーズ/じんじん、タナカガ(C)モデルプレス
3位の「~もろて」は 「~してもらって」の派生にあたる言葉だが、 普通に「~してもらって」と言うより柔らかく聞こえることから友達にツッコミをする際に使用する女子中高生が多い。「ねーねーね  ーダル絡みやめてもろて~~」などと使う。YouTuberコンビのパパラピーズが使っていたことから流行。パパラピーズは「皆さんたくさん使ってもろてありがとうございます。これからもたくさん使ってもろてください!お願いします!」と呼びかけた。

シュシュやルーズソックスなど平成の流行をあえて文化祭やハロウィンなどで楽しむ「平成ギャル」が4位にランクイン。2003年~2009年に生まれた女子中高生はギャルを知らない世代。 古臭さより「普通にかわいく見える」という女子中高生の声が多く聞かれた。

TikTokで700万回以上再生された「えっ??あーしの夢っすかぁ~~?超チルなラッパー!」という動画から生まれた「超チルなラッパー」が5位を獲得。音源を使用して真似した動画を撮影することはもちろん、 プリクラの落書きとして使用すると今っぽいことから頻繁に使用する女子高生が多くいた。

“オーディション番組戦国時代”を反映した結果に

2021年の流行をふり返ると、 「INI」や「Girls Planet 999」などを中心に、 オーディション番組から世界に羽ばたくアイドルが生まれており、“オーディション番組戦国時代”と呼ばれるほどの数々の番組が放映され、 多くの女子中高生が熱狂していることが分かる。

また「SHEIN」や「Qoo10」などセール時期を待ってでも激安通販で買い物をする傾向があり、 購入品紹介をするYouTuberの動画を見て、 全く同じものを購入する“YouTuber買い”をする女子中高生の姿も多く見られた。(modelpress編集部)

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