乃木坂46樋口日奈“使ったことのない腰の動き”に苦戦 単独初主演舞台「フラガール」開幕
2021.04.03 14:38
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乃木坂46の樋口日奈が3日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで行われた主演舞台「フラガール −dance for smile−」(同所にて4月3日より上演)の公開ゲネプロ&舞台挨拶に、共演の矢島舞美、山内瑞葵(AKB48)、安田愛里(ラストアイドル)、有森也実、総合演出の河毛俊作氏とともに出席した。
樋口日奈、単独初主演開幕「みんなで団結」
フラガールのリーダー・谷川紀美子役を演じ、舞台では単独初主演となる樋口。開幕を直前に控えての意気込みを聞かれると、「キャストのみんなが無事に初日を迎えることができて本当に嬉しいなって思います」と安堵の表情を浮かべ、「このような中で会場に来てくださる方がたくさんいらっしゃるということで、皆さんの心にこの作品を届けることができるんだということが楽しみで仕方ありません。みんなで団結して今日まできたので、その力を来てくださった皆さんの心に届けられるように頑張りたいと思います」と期待に胸を踊らせた。続けて、紀美子の親友でフラガールを目指す木村早苗役を演じる山内は「この1ヶ月間、お稽古をさせていただいて、最初のほうはものすごく緊張してばかりで、毎回お稽古で木村早苗を演じなきゃって思いながら必死にやっていたんですけど、毎日お稽古をしていくうちに、木村早苗として生きて演技をしたいと思ったので、今回の舞台本番は山内瑞葵は一切なく、木村早苗として生きられるように頑張りたいと思います」と力強く語った。
樋口日奈、フラダンスの腰の動きに苦戦
また、フラダンスに挑戦した感想や苦労、心がけていることを尋ねられると、樋口は「使ったことのない腰の動きだったり、振りがたくさん詰まっているので、初めから腰を動かすのは大変だなって思いました」と打ち明け、「フラの先生に『誰一人欠けてはいけない』と最後のレッスンのときに教えてもらって、すごく心に響いたので、必死ですけど、みんなとちゃんとアイコンタクトを取って、ひとつの作品をみんなで作り上げるということを心かげてやっています」と胸の内を明かした。同じ質問に、炭鉱の娘たちにフラダンスを指導することになる平山まどか先生役を演じる矢島は「私はフラガールたちの人生を変える踊りをしないといけないので、それだけのものをちゃんと体現しなきゃいけないとプレッシャーでもありました。日々の稽古では腰が痛くなって『あーっ!』って言いながらお風呂に浸かっていたんですけど(笑)、段々と筋肉も付いてきて、今回(のダンス)は気持ちよくゆったりと、自然と一緒になっている気持ちになれているなと思います」と自信をのぞかせた。
さらに、オリジナルキャストとなるフラガールを演じる安田は「私は毎年必ず常磐ハワイアンセンターに家族で旅行に行っていて、欠かさず席を取って1番前でポリネシアンショーを見ていたくらいフラダンスが好きで、見様見真似でやってみたりしたんですけど、すごく難しくて、それを知っていたので実際にお仕事でやるってなったときに“絶対無理だ…”って不安で始まりました」と打ち明け、「先生もキャストの皆さんも私ができないことを知ってサポートしてくださったりして、みんなのおかげでなんとかここまで来られたので感謝でいっぱいですし、いつもライブではきれいに見せようとか、煌びやかに見せようって気持ちでやっているんですけど、今回は演じる役としての集大成なので、しっかりとやってきたものを出せるようにしたいなと思います」と力を込めた。
舞台「フラガール」
本作は、2006年に公開され、第80回キネマ旬報ベストテン1位、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した映画『フラガール』を舞台化したもので、昭和40年という時代を背景に、エネルギーの石油化の波に飲まれながらも、需要の下がる石炭を堀り続ける福島県いわき市の炭鉱町を描き、滅んでいく産業の中で働く人間が、力強く生きていく姿をみごとに表現し、常磐ハワイアンセンター設立までのエピソードを、フラガールに生まれ変わっていく少女たちの笑顔と涙で描く。(modelpress編集部)
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