佐藤隆太主演舞台「いまを生きる」再演決定 新キャストにジャニーズJr.佐藤新ら
2020.10.15 04:00
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俳優の佐藤隆太が主演を務める舞台『いまを生きる』が、2021年1月16日から新国立劇場 中劇場を皮切りに再演される。新キャストとして、ジャニーズJr.の佐藤新らが発表された。
佐藤隆太主演舞台「いまを生きる」再演
同作は、1989年にロビン・ウィリアムズ主演、ピーター・ウィアー監督によって制作されたアメリカ映画を元に、2016年10月〜12月にオフブロードウェイで舞台化された。映画は第62回アカデミー賞脚本賞を受賞、映画版で脚本を務めたトム・シュルマンが舞台版の脚本も手掛けて話題となった。そして2018年に上田一豪氏が演出、佐藤隆太が主演を務め、新国立劇場 中劇場にて上演された日本初演は、映画版のロビン・ウィリアムズ演じるキーティングとも違った、生徒と真摯に向き合うオリジナルの佐藤版キーティングに、思春期の少年たちが自由に生きることの素晴らしさに目覚める輝きを鮮烈に描き、好評を博した。
今回は初演に引き続き、演出は上田氏、主人公で厳しい規律で縛られてきた男子高校生たちに新たな視点や影響を与える若き教師、ジョン・キーティング役を引き続き佐藤隆太が演じる。
「いまを生きる」新キャストとは
また新たなキャストには、厳格なノーラン校長役に佐戸井けん太、生徒の一人であるニールの父・ペリー氏役に飯田基祐、ノックスが一目ぼれするクリス役を小向なるが決定。さらに生徒役には、転校生のトッド役に佐藤新(ジャニーズJr.)、中心的存在のニール役に瀬戸利樹、無邪気なノックス役に影山拓也(ジャニーズJr.)、純粋なミークス役に基俊介(ジャニーズJr.)、正義感があるチャーリー役に三宅亮輔、素直でまじめなキャメロン役に市川理矩が登場する。
そして東京公演(新国立劇場 中劇場)は2021年1月16日から1月31日、大阪公演(サンケイホールブリーゼ)は2021年2月11日から2月14日、名古屋公演(東海市芸術劇場)は2021年2月20日から2月21日に行われる。
佐藤隆太・佐藤新、出演の意気込み語る
今回の出演について佐藤隆太は、「こうしてまたキーティング先生を演じる機会を頂けて、本当に嬉しく思っています」と歓喜。続けて「中学生の時に見た『いまを生きる』はとても衝撃的で、その後もずっと自分の中に残り続けている大切な作品です。役者という世界に思い切り飛び込む事ができたのも、この作品に、そしてキーティング先生に背中を押して貰えたお陰の様な気がします。初演のメンバーとは稽古、本番の中で、共に悩み、笑い、しっかりと心の繋がりを持てた様に思います」とコメント。
そして「今回、また新しい共演者の皆さんと、自分がどの様に心を通わせ、どんな“ものづくり”ができるのか、緊張と期待でいっぱいです。是非僕らの新しい教室を覗きに来て下さい」と意気込みを語った。
また生徒役の転校生のトッドを演じる佐藤新は「これまでご一緒したことのない、役者の皆さんのなかでお芝居をさせて頂けることに今からドキドキしていますが、いろんなことを吸収したいというワクワクする気持ちもいっぱいです」と告白。
さらに「この作品に真剣に向き合い、素晴らしいものにしていきたいと思っていますので、ぜひ観に来てください」と呼びかけた。(modelpress編集部)
瀬戸利樹コメント
ニール・ペリー役を務めさせていただくことになりました。再演されるほど人気ないまを生きる」に出演させていただけることが大変光栄です。ニールは優等生で、輪の中心になる存在です。熱く、そして愛のあるキーティング先生の言葉の数々を受け止めて、生徒達が直面する戸惑いや前に突き進む力をお届けできる作品になるよう、稽古に励みたいと思います。悩んで、悩んで、悩んで。新しい僕なりのニールと一緒に、歩んでいきたいです。
影山拓也(ジャニーズJr.)コメント
他のキャストの方々の顔ぶれをみて、驚きと嬉しさでいっぱいで、今からテンションが上がっています。いつか学園モノの作品をやってみたいというのが自分の中での夢だったので、不安なこともありますが、想像を膨らませながら、楽しんで演じたいと思います。基俊介(ジャニーズJr.)コメント
自分たちがいつも立っているステージとは違うので、すごく緊張していますが、芝居に真摯に向き合っていきたいです。このような真面目な役を演じるというのも初めてですが、自分の持っている全てをありのままに出して、この作品に向き合っていけたらいいなと思います。三宅亮輔コメント
チャーリーダルトンを演じます、三宅亮輔です。僕自身、原作の映画を観て最も感情移入したのが彼でした。世界中の人々がもがき戦っている今、この作品を上演する意義が大いにあると感じます。それゆえプレッシャーも感じています。皆さんの"いまを生きる"活力につながる作品になるよう全身全霊で取り組みます!
市川理矩コメント
僕が演じさせて頂くキャメロンはとても真面目で臆病なところはありますが、自分の欲に忠実に行動する性格でもあります。映画、舞台「いまを生きる」観て、自分が自分の人生をどう生きていきたいかとても考えさせられました。自由に生きることの素晴らしさ、その中でひとりひとりがぶつかる葛藤、そこをリアルに演じられたらと思います。
あらすじ
1959年、バーモントの全寮制学院ウェルトン・アカデミーの新学期に、同校OBの英語教師ジョン・キーティングが赴任してきた。時を同じくして転校生のトッドもウェルトン・アカデミーに編入した。ノーラン校長の指導の下、厳格な規則に縛られている学生たちに、キーティングは「教科書なんか破り捨てろ」と言い放ち、詩の本当の素晴らしさ、生きることの素晴らしさについて教えようとする。キーティングの風変わりな授業に最初は戸惑う生徒たちだったが、次第に行動力を刺激され、新鮮な考えや、規則や親の期待に縛られない自由な生き方に目覚めていった。ある日、生徒のニールは学校の古い学生年鑑を読み、キーティングが学生時代に「Dead Poets Society(死せる詩人の会)」というクラブを作っていたことを知る。ニールは同級生のチャーリーやノックスらとともに、近くの洞窟でクラブを再開させ、トッドも、誘われるままクラブに加わった。
彼らは自らを語り合うことで、自分がやりたいものは何か自覚していくのだった。 ノックスは偶然知り合ったクリスに恋をし、チャーリーは女子学生を学院に入学させるべきだと主張する。ニールは俳優を志して『真夏の夜の夢』の舞台に立つことを決心するが、ニールの父親からは舞台に立つことを反対されてしまう。そして…。
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