山本寛斎さん、死去 急性骨髄性白血病で闘病
2020.07.27 13:59
ファッションデザイナーの山本寛斎さん(享年76歳)が21日、急性骨髄性白血病のため76歳で亡くなったことがわかった。27日、寛斎さんの公式ホームページにて発表された。
山本寛斎さん、死去
今年2月に急性骨髄性白血病との診断を受け、闘病中だった寛斎さん。公式ホームページは「弊社代表取締役である山本寛斎が、急性骨髄性白血病のため、2020年7月21日に享年76歳にて永眠いたしました」と発表。「皆様にもう一度『元気』な山本寛斎の姿をお見せしたいという本人の強い意志のもと、前向きに治療に励む傍ら、クリエーションに対する熱い思いをスタッフに語っておりました。 『人間は、無尽蔵のエネルギーを持っている。』どんなに苦しい時であっても、その気持ちを忘れずに、果敢に挑戦し続けました」と、闘病中の寛斎さんについて明かした。
また、「ご遺族の意向により、葬儀は近親者のみで執り行わせていただきました」とし、お別れの会等の実施については、新型コロナウイルスに関連する状況を見極め、決定次第報告するという。
娘の山本未來もSNSで報告「無償の愛を与えてくれた存在」
そして、娘で女優・山本未來も自身のInstagramを更新。「父、山本寛齋は去る7月21日、 私を含め家族が看取る中、安らかに76歳にてこの世を旅立ちました」とつづり、「私にとって、父はエネルギッシュで明るいことはもとより、穏やかで、寛大で、人懐っこく、コミュニケーションを大切にし、無償の愛を与えてくれた存在でした」と投稿した。「生前中の父・山本寛齋と関わってくださった関係者の皆さま、医療関係者の皆さま、応援してくださった皆さまへ心より感謝を申し上げます」と周囲への感謝も言葉にし、「今後も女優業を継続する傍ら、 2020年、年初より加わりました山本寛齋率いる『KANSAI SUPER STUDIO』にて父・寛齋の『元気』をスタッフと共に継承していきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます」と結んだ。(modelpress編集部)
山本寛斎さん、ロンドンで日本人初のファッションショーを開催
1944年生まれの寛斎さんは、1971年、ロンドンにおいて日本人として初めてファッションショーを開催。既成概念を突き崩すアヴァンギャルドなデザインは、時代に敏感な若者から圧倒的な支持を獲得した。1974年から1992年までパリ・ニューヨーク・東京コレクションに参加し、世界的デザイナーとしての地位を築く。1993年以降は、ファッションデザイナーの枠を超え、スペクタクルなライブイベントのプロデューサーとして活躍。
2016年は国立代々木競技場第二体育館にて日本元気プロジェクト 「スーパーエネルギー!! ~天下無敵のカラフルBOYS&GIRLS!!~」を開催。年に1度日本元気プロジェクトイベントの開催し、メッセージを発信し続けていた。
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