林遣都、ソーシャルディスタンスドラマで主演 1人3役に初挑戦<世界は3で出来ている>
2020.05.29 07:00
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俳優の林遣都が、6月11日放送のフジテレビ系ソーシャルディスタンスドラマ『世界は3で出来ている』(23時~)にて主演を務めることがわかった。林は唯一の出演者で、1人3役に初挑戦する。
ドラマ「世界は3で出来ている」
新型コロナウイルスの影響下で、緊急事態宣言が解除されても、世界がもとのようには戻らない日常の中で、出来ないことを面白がり、限られた制約をあえて楽しもうと生まれた同番組。題材は、奇想天外なファンタジー、SF、ゾンビものでもなく、どこにでもいそうな若者3人のアフターコロナ、ウィズコロナの今を切り取ったリアルな物語。ただし若者3人は、密な撮影が不可能なため、三つ子という設定となった。また、リモートによる打合せと、密を避けての安心安全な撮影を徹底。いわゆるリモートドラマというくくりではなく、“ソーシャルディスタンスドラマ”と呼べるドラマとなった。
なお、脚本は『スカーレット』(NHK)の水橋文美江氏が担当。監督は2020年新春に『フジテレビ開局60周年特別企画 教場』を演出した中江功氏が務める。
林遣都、1人3役挑戦 監督「彼以外に考えられない」
林が今回演じるのは、一卵性の三つ子役。商事会社勤務・望月勇人、会計士・望月泰斗、茨城在住の農園経営・望月三雄。29歳の3役となっている。今回の林の起用について中江氏は「ジェームズ・キャメロンのようにウィルス対策が功を奏したニュージーランドで撮影するか、トム・クルーズのようにISS(国際宇宙ステーション)で撮影するか、林遣都さんに3役やっていただくか、の3択で林遣都さん3役を選びました」と表現。
また「彼以外に考えられないので、断られたらこの企画はなかったことにしようと思っていました。引き受けていただいて感謝しています」と語っている。(modelpress編集部)
中江功氏コメント(プロデュース・演出/フジテレビ第一制作室)
― 企画意図について。今回の予期せぬ状況下においても知恵と工夫を凝らし、さまざまなリモートによるドラマ作品が生み出されてきました。それらに取り組まれた方々の志、思いに感銘を受けたのが始まりです。
“今だから”というよりは、“これから”を念頭に、『緊急事態宣言』解除後の“新しい生活様式”、“ソーシャルディスタンス”を守った上で、どうすれば脚本に描かれた世界を撮影できるかを考えました。
ジェームズ・キャメロンのようにウィルス対策が功を奏したニュージーランドで撮影するか、トム・クルーズのようにISS(国際宇宙ステーション)で撮影するか、林遣都さんに3役やっていただくか、の3択で林遣都さん3役を選びました。
― 主演の林遣都のキャスティングに関して。
彼以外に考えられないので、断られたらこの企画はなかったことにしようと思っていました。引き受けていただいて感謝しています。
― 視聴者の方へのメッセージ。
リモートドラマというより、ソーシャルディスタンスドラマと勝手に名付けました。お休み前のひととき、林遣都劇場をどうぞまったりとお楽しみください。
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