「テラスハウス」木村花さん死去 絶えない誹謗中傷に著名人が悲痛な訴え「芸能人だって1人の人間」
2020.05.23 18:14
リアリティショー『テラスハウス』最新シーズン「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」に出演中だったプロレスラー・木村花さん(享年22)が、23日に亡くなったことがわかった。これを受けて、多くの著名人がSNS上で悲しみの声をあげるとともに“ネット上における誹謗中傷”について考えを示している。
木村花さん、死去
木村さんは2019年9月より「テラスハウス」に入居。その後、批判の声が増加し、SNSなどでは誹謗中傷に苦しむ胸の内を発信していた。そして、2020年5月23日、木村さんが所属するプロレス団体・スターダムは23日、「当社所属選手木村花選手が本日5月23日逝去いたしました」と報告。「突然のことでファンの皆様、関係者の皆様には深いご心配と、哀しみとなり、大変申し訳ございません。詳細につきましては、いまだ把握出来ていない部分もあり、引き続き関係者間の調査に協力してまいります」としている。
数々の著名人が発信する誹謗中傷への想い
木村さんの死去報道を受けて、様々な著名人がSNSでコメントしており、藤田ニコルは「知らない顔も見えない人に 心ない事言われ 知らない顔も見えない人に 殺害予告されたり 人間がいっちばん怖い生き物だよ ストレス発散のため? 気にしない見ないそれしか解決策もない。芸能人になるんだったらそれも覚悟してでろって良く言われる。そうゆう考えなるのがもう怖い」と誹謗中傷への思いを綴っている。
また、ダレノガレ明美も「みんながみんな強いわけじゃない。見た目や発言で勘違いされるかもしれないけど傷ついてる人が多い。SNSは人を救う場合もあるけど人の命を奪う事もある事を忘れないでほしい。あなたのたった一言で奪われる命があることを」とコメント。
NGT48の中井りかは自身の経験も含めて「言葉は本物のナイフよりも鋭くて突き刺さったまま離れない心に残った辛さや痛みは見えない誰かから投げられた言葉達で名前も顔もわからない人から突然グサリと刺される慣れないととっても悲しいしなかなかその傷口は塞がらないのよ」と悲痛な想いを言葉にしている。
ほかにも「言葉の暴力はだめだよ、不特定多数からの悪意のある言葉で傷つくんだよ、自分を追い詰めるんだよ、そう言わないと減らないんじゃないかなと思うから言ってます。放っとけ、気にすんな、ってそれだけでは回避できない人もいます。人間だもの」(最上もが)、「『誹謗中傷なんて気にするな』『誹謗中傷されるのが嫌なら辞めろ』って言われる時代いつまで続くんだろう。傷つけられた人にその言葉を言うのではなく、そもそも人を傷つける言葉を吐き出すのにSNSを利用するのを辞めてほしいよ」(真野恵里菜)、「顔も見えない匿名だからって何でも言っていい訳じゃないよね、本当に。SNSは皆でコミュニケーションをとって楽しむ場所じゃん。誹謗中傷の為に使う物じゃないよ。皆、平等に同じ感情を持った人間だという事を忘れないで欲しい。相手の気持ちを考えて自分の言葉に責任を持つ事心がけようね」(ゆん/ヴァンゆん)など、数々のタレントがネット上における誹謗中傷のコメントについて言及。
さらに「誹謗中傷を気にするななんて難しいよ。芸能人だって1人の人間だよ忘れないで」(きゃりーぱみゅぱみゅ)、「心も身体もひとつ、芸能人も生きてる人間だからね」(玉城ティナ)、「『誹謗中傷が嫌ならテレビ出るな』や『メディアに出るというのはそういうことだ』とおっしゃる方もいらっしゃいますが、それはメディアに出る側に必要な覚悟であって、あなたが誹謗中傷をしていい理由ではないと思います」(奥田修二/学天即)など、“芸能人だから…”という誤った考えを持つ人々に向けてメッセージを発信した。(modelpress編集部)
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