NHK朝ドラ「エール」制作担当者が志村けんさん追悼 出演シーンはそのまま放送
2020.03.30 14:09
新型コロナウイルスの陽性と診断され、入院していたお笑いタレントの志村けんさんが29日夜に亡くなったことが30日、わかった。70歳だった。これを受け、志村さんが出演を予定していたNHK連続テレビ小説「エール」(NHK総合/月曜~土曜あさ8:00)の担当者がコメントした。
「出演者・スタッフ皆が、志村さんからエールをもらいました」
同局担当者は、マスコミ各社に送られたFAXを通じて「志村けんさんにとって初めての本格的なドラマ出演ということで、いつまでも挑戦し続ける志村さんの姿に、出演者・スタッフ皆が、志村さんからエールをもらいました」とコメント。今回志村さんが演じた役柄についても触れ、「『エール』での日本音楽界の重鎮という役は、まさに日本のお笑い界の重鎮という志村さんに相応しい役ではなかったかと思います」と志村さん本人と重ねて想いをつづった。
また、「昭和、平成、令和と、ずっと第一線で笑いを届けてくれた志村さんには、もっともっとこれからもご活躍されることを期待しておりましたので、本当に残念でなりません。謹んでお悔やみ申し上げます」と結んでいる。
「エール」志村けんさん出演シーンに言及
さらに同日、番組公式Twitterが更新された。公式によると「収録したシーンは、そのまま放送させていただく予定です」とされている。志村けんさん死去
所属事務所は25日に志村さんが新型コロナウイルスで入院していることを発表していた。なお、葬儀は近親者のみで行うという。志村さんは1950年2月20日生まれ、東京都出身。ドリフターズのメンバーとして「8時だヨ!全員集合」で一躍スターに。「志村けんのバカ殿様」や「志村けんのだいじょうぶだぁ」など、出演番組多数。
現在のレギュラー番組は「天才!志村どうぶつ園」や「志村でナイト」の2本。新型コロナウイルス感染の影響で、2020年12月公開予定の初主演映画「キネマの神様」を辞退していた。(modelpress編集部)
NHKコメント全文
志村けんさん逝去に際して志村けんさんにとって初めての本格的なドラマ出演ということで、いつまでも挑戦し続ける志村さんの姿に、出演者・スタッフ皆が、志村さんからエールをもらいました。
「エール」での日本音楽界の重鎮という役は、まさに日本のお笑い界の重鎮という志村さんに相応しい役ではなかったかと思います。
最後まで演じて頂くことを現場一同、望んでおりました。
昭和、平成、令和と、ずっと第一線で笑いを届けてくれた志村さんには、もっともっとこれからもご活躍されることを期待しておりましたので、本当に残念でなりません。
謹んでお悔やみ申し上げます。
連続テレビ小説「エール」
制作統括 土屋勝裕
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