“有村架純の撮休”描く 是枝裕和監督ら集結でドラマ製作「次の扉を開くきっかけになるかもしれない」
2019.12.17 06:00
女優の有村架純を主演に迎え、「国民的女優の有村架純は、撮休をどう過ごすのだろうか?」というテーマのもと、有村の架空の休日を描いた「WOWOWオリジナルドラマ 有村架純の撮休」の製作が決定した。2020年3月よりWOWOWプライムにて放送開始される。
有村架純の“架空の休日”を描く
同作は、有村のオフの姿を映画、テレビ、CM、舞台など各界のクリエイターたちが妄想を膨らませて描き、有村本人が演じるというこれまでにない一話完結のオムニバスドラマ。クリエイターたちが描き出す有村の撮休は、ある時は実家の母と過ごしたり、ある時は人間ドックへ行ったり、ある時は開かない瓶のふたに悪戦苦闘したり…パラレルな物語として展開。果たしてそこにはどんな有村の休日の姿があるのか?
有村は「今年の春先に芝居に対するアプローチだったり、自分のお芝居について、ちょっと迷いや不安を感じ始めてきた時に今回のお話をいただき、次の扉を開くきっかけになるかもしれないと思いました。直感で面白そうと思いましたし、自分にとっても意味のある挑戦になると思っています」とコメントを寄せている。
是枝裕和監督、有村架純と初タッグ
そんな“8人の有村”のドラマをトップバッターで監督するのは、世界を舞台に活躍するWOWOW初参加の是枝裕和監督。有村とタッグを組むのは今回が初となり、第1話は拡大版で放送される。さらに2話以降も、星野源のMVなどで知られるディレクター・山岸聖太監督や、恋愛映画の旗手・今泉力哉監督、俊英監督・横浜聡子監督ら個性派映画監督が出揃い、脚本にはWOWOW「WOWOWに入りましょう」CMを手掛けるクリエーティブディレクター・篠原誠氏や、演劇ユニット「ブス会*」を主宰するペヤンヌマキ氏など豪華な面々が参加。
各メディアで活躍するクリエイターが集結し、有村とともに8つの世界を作り上げていく。(modelpress編集部)
有村架純コメント
― オファーを受けた際のお気持ち今年の春先に芝居に対するアプローチだったり、自分のお芝居について、ちょっと迷いや不安を感じ始めてきた時に今回のお話をいただき、次の扉を開くきっかけになるかもしれないと思いました。直感で面白そうと思いましたし、自分にとっても意味のある挑戦になると思っています。自分自身を演じること、そして5人の監督、8人の脚本家の皆さんと同時にご一緒することも初めてで、初めてづくしの作品になったことも新鮮でした。
― 是枝監督の印象
是枝さんがこの作品をお受けしてくださったことに驚きましたが、私自身を演じるこのドラマで撮っていただけるのはとても貴重な機会ですし本当に有難いです。
短い期間ですが、実際にご一緒させていただき、寄り添ってくれる穏やかな人だなと思いました。画に是枝監督の優しい人柄や空気感が作られていて、私自身も心地いい空気の中に自分がいるなと感じています。役者の方々の感情が見えるまで、すごく粘って、見放さないでいてくれる監督だなと思いました。
― 視聴者の皆様へメッセージ
私であって私ではない自分を演じる難しさはありますが、なるべく8通りの私であるように考えてやらせていただきました。「どれが本当の私なんだろう」と想像をしながら、見ていただきたいです。有村架純が豪華な監督、脚本家、キャスト、スタッフたちと一緒に「何か面白いことやったんだな」、「楽しんでやったんだな」と温かい目で見守っていただければ嬉しいです。
是枝裕和監督コメント
有村さんはいつかご一緒したいと思っていたので、今回このようなきっかけをいただけてとても有難いです。願ったりかなったり、です。有村さんは、お芝居がとても端正な方で、感情をそんなに表に出さなくてもちゃんとこちらに伝わってくるというか、内に秘めたものが沢山ある女優さんで、監督としては撮り甲斐があります。
今回の企画は、有村架純さんが有村架純を演じるということで、ドキュメントなのかフィクションなのか、曖昧なところを狙いながら、彼女の新たな魅力を引き出せれば、と考えています。お楽しみに。
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