＜東京オリンピック・パラリンピック＞エンタメ注目ポイントは？聖火ランナー、開閉会式、各局キャスター…総まとめ

新国立競技場オープンを彩った嵐・ドリカム　五輪を盛り上げるアーティストは誰？

東京五輪は2020年7月24日～8月9日、東京パラリンピックは8月25日～9月6日に開催。そのメインスタジアムとなる新国立競技場が先月30日に完成し、今月21日にオープニングイベントが行われた。

オープニングイベントでは「音楽」パートで嵐、ドリカムがパフォーマンスを披露し、サプライズゲストのゆずも音楽で会場を感動に包んだ。

オリンピック500日前イベントでは倉木麻衣、1年前カウントダウンイベントでは椎名林檎やKREVA、ParaFes 2019では新しい地図の3人やLittle Glee Monster、ウルフルズがライブを届けている。これまでの大会では、開閉会式などで各国を代表するアーティストによるパフォーマンスが行われてきたが、東京大会でも実現するのか、注目が集まる。

聖火引継式の文化パートはEXILE HIROが監督

来年3月19日にはギリシャオリンピック委員会からオリンピック開催国へ聖火を引き継ぐ、聖火引継式がアテネで行われる。聖火引継式では、ギリシャ側が文化パフォーマンスを行った後、開催国側が文化パフォーマンスを行うが、その文化パートを監督するのがEXILE HIRO。

「東京2020オリンピック聖火リレーコンセプトである『Hope Lights Our Way／希望の道を、つなごう。』という想いを、日本の未来への希望でもある子ども達を中心にしたパフォーマンスで表現したいと考えています」とコメントしており、日本カルチャーの魅力を世界へ発信する場となりそうだ。

聖火リレー：芸能人ランナーも豪華な顔ぶれ

オリンピック聖火ランナーのコンセプトは『Hope Lights Our Way（英語）／希望の道を、つなごう。（日本語） 』。聖火リレーは3月26日に福島からスタートし、全国47都道府県を121日間かけてつなぐ。7月24日の開会式当日に最終ランナーによってメインスタジアムの聖火台に点火され、大会が終わるまで灯し続けられる。

最初の走者は、2011年サッカー女子ワールドカップドイツ大会で優勝した、なでしこジャパン。その後各界の著名人らがリレーをつなぎ、芸能界からは指原莉乃（大分県）、伊藤英明（岐阜県）、松井玲奈・佐野勇斗（愛知県）、仲里依紗（長崎県）、笑福亭鶴瓶（兵庫県）、西川貴教（滋賀県）、Hey! Say! JUMP八乙女光（宮城県）、出川哲朗・DA PUMP KENZO・ももいろクローバーZ佐々木彩夏・玉井詩織・高城れに（神奈川県）、志村けん・中川翔子・杉浦太陽・篠原ともえ・亀梨和也（東京都）など、バラエティに富んだメンバーが聖火ランナーに選ばれている。最終走者は過去のメダリストが務めることが多いが、今大会では誰が聖火台に火を灯すのか。

なお、東京2020聖火リレー公式アンバサダーをオリンピアンの野村忠宏、パラリンピアンの田口亜希、女優の石原さとみ、お笑いコンビ・サンドウィッチマンが務める。

開閉会式は4部構成　演出はどうなる？

開閉会式の演出も見逃せない。東京オリパラ開閉会式は4部構成となり、全体のコンセプトは「平和」「共生」「復興」「未来」「日本・東京」「アスリート」「参画」「ワクワク感・ドキドキ感」。

統括するのは狂言師の野村萬斎、アーティストの椎名林檎、演出振付家のMIKIKO氏、映画「世界から猫が消えたなら」「君の名は。」などの映画プロデューサー・川村元気氏、「ALWAYS 三丁目の夕日」などで知られる映画監督の山崎貴氏、クリエーティブプロデューサーの栗栖良依氏、クリエーティブディレクターの佐々木宏氏、菅野薫氏の8人によるプランニングチームだ。

椎名、MIKIKO氏、佐々木氏、菅野氏は、リオ五輪での引き継ぎ式でも演出に携わったメンバー。マリオに扮した安倍晋三首相が土管から登場するサプライズ演出や、最新技術を駆使した斬新な展開、美しい映像、音楽で世界を驚かせた。「SEE YOU IN TOKYO」のメッセージで締めくくられたリオ五輪。ついにその続きを東京で見られる日が間近に迫っている。

パラリンピックの魅力を発信してきた「新しい地図」

2017年よりパラリンピックサポートセンタースペシャルサポーターとしてパラリンピックを盛り上げている「新しい地図」の稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾。パラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」のチャリティー販売や、パラ駅伝、ParaFesへの参加などを通してパラスポーツを支援し、魅力を届け続けている。

さまざまなパラスポーツを体験し、パラアスリートたちとも交流。彼らの活動を通してパラスポーツを知り、競技の魅力を受け取った人も多いだろう。各イベントや番組などで3人は「東京パラリンピックの成功が2020年以降、日本が新しく変われるチャンスになる。一人でも多くの人にパラスポーツの魅力を届けてパラリンピックを盛り上げたい」と度々語ってきた。パラリンピックのその先までを見据えた彼らの熱意が、2020年、さらに多くの人に広がっていくことを期待したい。

またパラリンピック1年前カウントダウンセレモニーでは中尾明慶・仲里依紗夫妻が揃って登場し、車いすラグビーのタックルを体験。絶えず笑顔の仲良しぶりで、パラスポーツの楽しさを伝えた。

テレビを盛り上げる各局の“顔”は？

オリパラ期間はテレビも関連番組が目白押しとなりそうだ。

在京民放キー局5社が東京五輪を盛り上げるべく共同企画「一緒にやろう2020」を展開中。局の垣根を超えた企画や番組コラボなどが行われており、五輪開幕半年前となる1月24日には、“5局同時同番組放送”を実施する。桝太一アナ （日本テレビ）、弘中綾香アナ （テレビ朝日）、安住紳一郎アナ（TBS）、竹崎由佳アナ （テレビ東京）、宮司愛海アナ（フジテレビ）らが出演予定で、各局を横断した豪華コラボが見られるかもしれない。

また、オリパラを盛り上げる各局の“顔”も続々と発表。NHKでは、嵐を東京 2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーターに起用。5人は特集番組などに出演し、NHKオリパラテーマソングも担当。楽曲は米津玄師が手掛ける「カイト」で、年末のNHK紅白歌合戦で初披露される。

また米津は東京2020公認プログラムにもなっている「＜NHK＞2020応援ソングプロジェクト」でFoorinの「パプリカ」を書き下ろし。すでに人気曲となっているが、来年もさらに楽曲を耳にすることが増えそうだ。

日本テレビ系を盛り上げるのは、キャプテンの明石家さんま、スペシャルサポーターの上田晋也（くりぃむしちゅー）、スペシャルキャスターの有働由美子。フジテレビでは関ジャニ∞村上信五、TBSでは安住紳一郎アナがメインキャスターを務める。

いよいよオリンピック・パラリンピックイヤー到来

待望の東京オリパラ開催まで残りわずか。スポーツ×エンタメの力で日本がひとつになり、明るい未来につながる祭典となることを願ってやまない。

（modelpress）