「あなたの番です」完結も考察続く 田中圭の出したヒント「ミイラ取りがミイラになる」解釈が話題

「あなたの番です」第2章“反撃編”

第11話（6月30日放送）から、第2章「あなたの番です-反撃編-」に突入した同作。都内のマンションで起こる”交換殺人ゲーム”を描くノンストップ・ミステリーで、田中と原田が、住民たちの“殺人ゲーム”に巻き込まれていく“年の差新婚夫婦”を演じる。

企画・原案は、一昨年放送され、話題となった日曜ドラマ「愛してたって、秘密はある。」を手がけた秋元康氏が担当。謎が謎を呼ぶストーリーにハマる人が続出し、Twitter上では「#あなたの番です考察」のハッシュタグとともに様々な考察が飛び交うなどブームを巻き起こした。

「あなたの番です」最終話、ラスト数分の衝撃展開

最終話では菜奈（原田知世）を殺した犯人が黒島（西野七瀬）だったことが明らかに。黒島は殺人が止められない猟奇的殺人鬼で、南（田中哲司）の娘も殺害していた。

黒島に出会って恋を知った恋人の二階堂はAIの分析結果が何度やっても黒島を真犯人とするため、黒島を追及し真実を知ることに。黒島の自殺を止めるために、作戦に協力していた…という結末だった。

黒島は、赤池美里（峯村リエ）のサプライズに協力するふりをし、夫妻を殺害したと自供したが、ラストに黒島が、美里の姑の赤池幸子（大方斐紗子）の孫だったことが判明。幸子の死んだ夫の婚外子が黒島の母で、幸子は黒島を密かに可愛がり、マンションの部屋も与えていた。

その関係と黒島の殺人癖を知っていた美里が床島管理人（竹中直人）を巻き込み、黒島を刺激して幸子を殺すように仕向けようとしていた。

もちろん幸子も「沙和は危ない子でしたけど私にすごく懐いていたんですよ」と黒島の本性を知っていながら泳がせており、ボケているのも演技しているような描写も。本当の黒幕は幸子、美里とも解釈できる。

そして、事件が解決して数日が経った描写のラスト。翔太と二階堂が302号室で鍋をつついていると、部屋でインターホンが鳴り、ドアを開けると幸子の車椅子が近づいてきて、その上には「あなたの番です」と書かれた紙が。幸子が手を拘束されたまま、ビルの屋上の縁に座らされ置き去りにされ、絶叫するというシーンで終わった。

「ミイラ取りがミイラになる」解釈広がる

ラスト数分の謎を残す衝撃展開に視聴者からは「最後どういうこと？」「おばあちゃんは誰の仕業？」と混乱の声が殺到。考察班の中では、幸子を縛った犯人探しが盛り上がっており、様々な考察が。

というのも、6日に主演の田中圭が、電波ジャックとして出演した朝の情報番組で最終回のヒントとして、「ZIP！」では「ガムテープ」と、「スッキリ」では「ミイラ取りがミイラになる」と生激白。

ミイラ取りがミイラになるとは、「人を捜しに行った者がそのまま戻らず、捜される立場になってしまう。また、人を説得に行った者が、かえって説得され、同意見になってしまう」こと。

最終話の内容を踏まえ、このヒントの解釈が考察班の中で拡大中。単純に考えると、黒島を説得しようとした二階堂が黒島に丸め込まれ、翔太を襲ってしまったこと、翔太と黒島をガムテープで縛ったことを指していると解釈できるが、幸子の手を縛っていたガムテープが翔太と黒島を縛っていたガムテープと同じに見えたため、黒島に恋をしてしまった二階堂が、内山と同じように殺人に目覚めてしまったとも考えられ、「二階堂が黒島の意思引き継いで殺人鬼になってるってパターンなのかしら」「黒島と翔太がホテルで縛られてたガムテープと同じ？つまり赤池幸子を殺害したのはこの3人のうちの誰か？どーやん、初恋で殺人鬼に染まった？？」という考察があった。

このほか、田中は「犯人のヒントというより、最終回を全部込みで一言だけ」と前置きした上で「ミイラ取りがミイラになる」のヒントを出したことから、黒島に幸子を殺すように仕向けたのに、自分が殺されてしまった美里のことや、菜奈や浮田（田中要次）が核心に近づきすぎて、黒島に殺されてしまったことなど全体を含め出したヒントであり、深い意味ではないのでは、という意見も。

幸子への犯行については、江藤（小池亮介）が幸子と懇意にしていた理由も明らかにならなかったため、二階堂と同じく犯人として疑われている。（modelpress編集部）

「あなたの番です」最終話ラストシーン 視聴者の考察ツイート

情報：日本テレビ