「あなたの番です」考察が社会現象に ブームの理由&ネット上で話題の説まとめ
2019.07.02 21:29
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女優の原田知世と俳優の田中圭がW主演を務める日本テレビ4月期・7月期日曜ドラマ「あなたの番です」(毎週日曜よる10時30分~)が驚異的な盛り上がりを見せている。視聴者の考察も話題になっており、ここでは盛り上がっている理由と、現在ネット上で上がっている説をまとめる。
目次
原田知世&田中圭がW主演「あなたの番です」
同作は、都内のマンションで起こる”交換殺人ゲーム”を描くノンストップ・ミステリー。田中と原田が、住民たちの“殺人ゲーム”に巻き込まれていく“年の差新婚夫婦”を演じている。第1章は最終回となる10話で、菜奈(原田)が何者かによって殺害されるという衝撃的な展開で終わり、6月30日に放送された第11話からは、翔太(田中)が真相に迫っていく第2章「あなたの番です-反撃編-」が始まった。
企画・原案は、一昨年放送され、話題となった日曜ドラマ「愛してたって、秘密はある。」を手がけた秋元康氏が担当。謎が謎を呼ぶストーリーにハマる人が続出中で、Twitter上では「#あなたの番です考察」のハッシュタグとともに様々な考察が飛び交うなどブームを巻き起こしている。
「あなたの番です」ブームの理由は?
初回から管理人の床島(竹中直人)が逆さ吊りにされて死ぬという衝撃のシーンで終了。その後も毎週死人が出る一瞬も飽きさせないストーリーは当然として、視聴者もともに考察できる仕掛けが多数散りばめられているのが、この作品の魅力だ。小規模なマンションを舞台に住人全員がキャストとして明らかになっていること、“死んでほしい人”を各々書いたという構成上住人以外の被害者も多く推理に広がりが出ていること、行動や素性が謎に包まれた住人も多く各話に無数の伏線が転がっていること…など。
そして、ここで特筆したいのが、オリジナルの言葉を生み出していること。元々ミステリー好きの翔太と菜奈が決めた推理をする時間を指す“オランウータンタイム”、推理が当たったと思ったときに「正解」といった意味で使う“ブル”(犯人・黒幕といった意味で使う人も)。この2語はファンの間でも使用され、実際に毎週放送直後には一斉にTwitter上で“オランウータンタイム”が始まる現象が起こっている。
また、翔太の愛読書である「名探偵コナン」の登場回数も多く、翔太が読んでいる巻数によって考察を広げる人も。こうして、国民的作品のファンも取り込んでいる。
「あなたの番です」翔太二重人格説・黒島双子説…視聴者の考察盛り上がる
現在ネット上で上がっている説で、特に多いものはこちら。なお、これ以外にも多数の説が存在しており、“オランウータンタイム”は尽きることがない。・翔太二重人格または夢遊病説
真相に迫るはずの主人公が二重人格で、犯人は自分のもう1人の人格だった…という結末は「愛してたって、秘密はある。」と同じだが、翔太が寝落ちするシーンが多いことなどいくつかの理由から、この説を唱える人が根強くいる。
・菜奈双子または別人説
本物の菜奈がまだ生きていると思いたい人も多く、12話の予告動画で映っている翔太との写真の違和感や、菜奈の髪型の変化から双子説や別人説も浮上している。
・202号室の黒島(西野七瀬)双子説または菜奈と親子説
翔太に協力する数少ない住人として反撃編でも重要な役割を担っている黒島は、元々いつも体のどこかをケガしている大人しい性格だったのに、ある時を境に怪我もなくなり口数が増え明らかにキャラクターが変わったため、早い段階から双子説があがっていた。
また、菜奈と親子なのではないか、という説も上がっており、どちらにせよ、行動に最も注目が集まっているキャラクターの1人だ。
・301号室の尾野(奈緒)犯人説
翔太に強い執着心を持っている尾野は、菜奈を殺した犯人として強く疑われている。第1章ラストの菜奈が犯人から脅されている動画の喋り方が尾野に似ていたという意見も多い。なお、翔太のストーカー化していたことは、翔太二重人格説がブルの場合、説明がつく。
・人狼ゲーム説
1話の住民会で交換殺人ゲームが行われる前に住民が日常的にしていた描写があったのが「人狼ゲーム」。人狼とは、村人サイドと人狼サイドに分かれて行う心理戦だが、交換殺人ゲーム自体が人狼ゲームに沿って行われているのではないか、という説もある。
人狼は参加者ごとに役職が決まっているが、誰がどの役職を務めているかも、意見が分かれており、様々な可能性を探ることができる。
「あなたの番です」第2章で注目したいポイントは?
誰が誰を殺したかはもちろん、住民たちの行動にも未解決の謎が毎回増えているので1つ1つにフィーチャーすることはここではしないが、第2章で特に注目したいポイントはどこか?・新住人の2人
まず、新住人の2人。今をときめく横浜流星の参戦は視聴者のモチベーションをさらに上げた。北川澄香(真飛聖)親子が引っ越し、空室になった304号室に引っ越してくる大学院生の二階堂役で、AIの開発をしているという理由で翔太から頼まれ推理に協力する。
そして、赤池家だった502号室に引っ越してくる南雅和役として田中哲司も13話から登場予定で、どうストーリーに絡んでくるか楽しみだ。
・交換殺人ゲームに不参加の住人
次に、交換殺人ゲームに不参加の住民たち。第1章では基本的にゲーム参加者の存在感が大きかったが殺されてしまった人も多く、第2章では、204号室の西村(和田聰宏)や404号室の江藤(小池亮介)といった不参加者も大きな鍵を握るのではないか。
実際に6月30日に放送された第11話では、401号室の木下(山田真歩)にまつわる衝撃の事実が明らかになり、「ノーマークだった」「怪しい人多すぎ」と驚きの声が上がっていた。
・青川エルの正体
それに関連して作中に出てくる殺人方法などを書いた本の作家“青川エル”の正体も気になるところで、木下説や403号室の藤井(片桐仁)が働く病院の看護師・桜木るり(筧美和子)説が出ている。
「あなたの番です」反撃編から目が離せない
2クール連続大型ドラマは、同局史上では、94年10月・95年1月期に放送された「静かなるドン」以来25年ぶり。早くも2019年を代表する作品の1つになるであろう「あなたの番です」から、今後も目が離せない。(modelpress編集部)情報:日本テレビ
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