西島秀俊「サンドバック状態でした」共演者のアドリブに苦戦<名探偵・明智小五郎>
2019.03.16 05:00
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俳優の西島秀俊が15日、都内で行われたテレビ朝日系2夜連続スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」(3月30日・31日、両日とも21:00〜)の完成披露試写会&舞台あいさつに、共演の伊藤淳史、メガホンをとった木村ひさし監督とともに登壇した。
2夜連続スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」
本作は、日本が誇る推理作家・江戸川乱歩が生み出した名探偵・明智小五郎(西島)が、現代を舞台に明晰な頭脳とアクションを炸裂させながら、第1夜では“警察のデータベース流出から巻き起こる犯罪者連続殺人事件”、第2夜では“巨大病院を襲う絶対絶命のサイバージャック”と、なかなか尻尾をつかめない狡猾なサイバー犯罪に立ち向かう。西島秀俊、香川照之らのアドリブ演技に「サンドバック状態」
明智とともにサイバー犯罪に立ち向かう警視庁「サイバー操作支援室」の主任・小林芳雄を演じる伊藤は、滑舌の悪い役ということで、現場で監督から多くの無茶振りを受けたそうで、西島も監督から無茶振りを受けたか尋ねられると「僕はどちらかというと、香川(照之)さんとか、生瀬(勝久)さんとか、(石田)ゆり子さんとかが、ノリノリで自由演技をしてくるので、それを毎日受けているという…。監督も自由にさせるので」と苦笑い。木村監督も「もう止められないんですよ。走り始めたら止められないんですよ」と吐露して会場を沸かせ、西島は「それをずっと毎日受けていて、サンドバック状態でしたね」とぼやいた。西島秀俊、本作は俳優人生で「最高傑作の1つ」
一足先に本作を見たという西島は、感想を聞かれると「僕がこれまでいろいろドラマに出させてもらいましたけど、最高傑作の1つかなと思っています」と自信。明智小五郎という役をどう取り組んでいったか尋ねられると「僕も子どもの頃に天知茂さんの明智小五郎とかをたくさん見ていて、子どもはちょっと見てはいけないようなシーンもあって、逆にだから見たいんですけど、今回はできたら家族で、お子さんに見ていただきたい作品で、とにかく楽しい冒険ものにしたいというのがありまして、アクションもあるんですけど、基本的に悪い人たちは逃げるし、誰も怪我をしない、痛くないアクションをやっているので、週末の夜を家族みんなで楽しく見ていただきたいなと思ってやりました」とコメントした。西島秀俊、ジャッキー・チェンをオマージュ「現場で急にやらされました」
劇中では西島が腹筋の特訓をするシーンもあるそうで「現場で急にやらされました(笑)。監督に言われて。今回はかなりジャッキー・チェンさんをオマージュさせていただいているので、明智ファンはもちろん、ジャッキーファンの皆さんも見ていただくと、いろいろわかると思うので、ぜひ見ていただきたいなと思います」とアピール。さらに、アクションシーンについて西島は「(練習の)時間もなかったので、その場で言われてやっていました。今回は今までやった本気のアクションというよりは、いろんな物を使ったり、完全にジャッキー・チェンを意識したアクションをやらせていただいたので(笑)、自分の中では新しい地平が広がったなという、こっちに行きたいなと思いました」と話し、監督から「今回はウソのアクションということでいいですか?(笑)」と声をかけられると、「違いますよ(笑)。撮影は本当に大変だったんですよ。連日深夜まで監督はどんどんアイディアを足すし、池鉄(池田鉄洋)も勝手に演技するので、どんどん撮影時間が伸びて、毎日大変だったんですけど、密度の濃い作品で、キャストもスタッフもキツいけど楽しく撮影していた感じですね」と回顧した。
また、イベントでは西島のオフショット写真が使われた“な”のカルタの文言を、この日集まった観客が考えて投稿するという企画が行われ、3人は楽しげに投稿を厳選し、もっともよかったものとして「なんかロケやってる…」を選出。投稿者にサイン入りポスターをプレゼントした。(modelpress編集部)
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