(左から)滝藤賢一、高橋一生、斎藤工(C)テレビ朝日

高橋一生・斎藤工・滝藤賢一、豪華共演 “独身男子3人”のラブコメディ<東京独身男子>

2019.02.19 05:00

俳優の高橋一生斎藤工滝藤賢一が4月スタートのテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『東京独身男子』(毎週土曜よる11時15分~)に出演する。

  
50歳まで1度も結婚したことのない男性が4人に1人いるといわれる現代。そこに登場したのが、没頭できる仕事と趣味、そして高い家事能力まで持ち、友達とも充実した日々を過ごす“あえて結婚しない”男子=『AK男子』たち。今作はそんなAK男子にスポットを当てた。高橋を主演に迎え、斎藤、滝藤と高い人気と実力を誇る豪華俳優陣が結集し、今までにない恋愛・結婚観でアラフォー独身男性の本音を体現していく。

高橋演じる石橋太郎(38)は、メガバンク勤務。バランス感覚の良い組織人ではあるものの、こと恋愛に関しては持ち前の分析力と観察眼が邪魔をし、スムーズにいかない。“ロスジェネ世代”の申し子のようなアラフォー“優良物件”男子だ。

斎藤演じる三好玲也(37)は、バツイチの審美歯科クリニック院長で、彼いわく「2年間の“服役”(結婚)から“出所”(離婚)し、見事『プリズン・ブレイク』を果たした」ばかりで2度目の独身生活を謳歌中。そして滝藤演じる岩倉和彦(45)は、大手弁護士事務所のボス弁。最高峰独身男子であり、太郎と三好にとっては“よき兄貴”的な存在だ。

人並み以上の容姿を持ち、スペックも高く、気の合う仲間とつるみながら、独身ライフを謳歌していた3人だったが、ある時を境に結婚を猛烈に意識する事態に。さらに、その先に待っていたのはとんでもない難婚ワールドで…?これまで“あえて結婚しない”人生を歩んできた“独身男子3人”のラブコメディを描く。

「東京独身男子」ストーリー

太郎の部屋に集っては不毛なお喋りに花を咲かせ、また時には恋愛市場にカムバックした三好のために夜の街に繰り出すなど、固い絆で結ばれた3人のAK男子たち。「今のままで十分。独身生活、幸せです」と豪語していた彼らだったが、ある日、大きな転機が訪れる。

太郎は、3年前に別れた恋人と偶然にも再会。1度は夢見た彼女との“結婚”への未練を秘かに感じ始める。三好はめでたく離婚を果たしたのに、彼のアイデンティティに関わる重大な問題に直面して不安を覚え、岩倉は郷里の父が病に倒れ…こうして順風満帆な人生を送っていた彼らは、重大な岐路に立たされる。

それぞれの事情から“恋愛荒野”に乗り出した3人。しかしカルチャーギャップや、せちがらい現実、プライドを賭けた攻防など、様々な困難が押し寄せてくる。男達は悩み、反省するかと思いきや、逆に褒めあったり、「今回の失敗をアジェンダ化して何が敗因だったか、フィードバックしよう」と、トンチンカンな会議をする始末。

未婚・独身がマジョリティーになりつつある現代。それぞれの事情を抱えた3人が、あらためて考える恋愛、そして結婚とは?

愛すべき“こじらせ男子”たちを取り巻く女性たち

そんなAK男子たちを取り囲む女性たちも、魅力的ながら一癖ある人物ばかり。

三好の妹・かずなは、兄の審美歯科を取り仕切る影の立役者。何だかんだで夢見がちな3人に、辛辣な女性側からの意見を叩きつける貴重な存在だ。そして実は、太郎にほのかな想いを寄せている様子。さらに男達を翻弄するのは、岩倉の事務所に所属する美貌のやり手弁護士・日比野透子。そして太郎の元恋人であり、今なお心揺さぶる、旅行会社勤務の竹嶋舞衣。3年前にロンドンへ旅立った舞衣が再び目の前に現れ、太郎の封印していた恋心が再び動き出す。

イケてる男性達のリアリティー溢れる七転八倒と垣間見える絆。思わず“愛おしい”と、女性がつぶやきたくなるAK男子たちの物語を紡いでいくのも、また豪華な“女性制作陣”たち。脚本にはラブコメの名手である金子ありさ氏、監督には樹下直美氏とタナダユキ氏を迎え、AK男子たちの実は“突き刺さる孤独”までもが、つぶさに描かれていく。

「現代を生きる僕たちの、リアリティーの一側面」と高橋が認め、斎藤も「突き刺さるものがある」とコメントする今作。滝藤は「今から楽しみでなりません」と意気込んでいる。(modelpress編集部)

高橋一生 コメント

― 何においても1人で事足り、あえて結婚しない独身男性というテーマについてどう思われますか?

現代を生きる僕たちの、リアリティーの一側面だと思います。

僕は俳優という仕事柄、結婚を急かされることはありません。けれど同世代の友人の多くは結婚している。世間的にはそういうものだと、今回、改めて感じました。結婚しようと行動を起こす男を演じられるのは、僕にとって良い体験です。

― ご自身で「俺、ここは“こじらせ”ているかも」と、思うところはありますか?

「こじらせ男子」と呼ぶ女性の方が、自分の基準にあわせて男性を判断しているのではないか。そんな風に考えてしまうところが、自分のこじらせている部分かもしれません(笑)。

― 石橋太郎という役をどう思いますか? またどのように演じたいですか?

太郎は社会にしっかり馴染み、生活もちゃんとしている人。彼のように、地に足をつけた人物を演じるのは久しぶりなので、ちょっと新鮮で嬉しいです。

― 斎藤工さん、滝藤賢一さんの印象と、共演される感想を教えてください。

俳優として尊敬している、大好きな2人なので、一緒にお芝居できるのが楽しみです。3人そろっての共演は今回が初めてですが、この3人でドラマができることにわくわくしています。

例えば僕は、周りからこじらせていると思われても、焦りを覚えないんです。斎藤さんと滝藤さんも確固たる自分をお持ちで、似た匂いを感じます。そんな3人が、こじらせて七転八倒するという役を演じたら、いったいどうなるのか。期待は大きいです!

― 『東京独身男子』への意気込みや、視聴者へのメッセージをお願いします。

男性は、ある意味では滑稽で愛らしい生き物なんです。それを見て下さる皆さんに分かってほしい。それさえ認めれば、分かちあえるものも沢山あって「これでいいよな」と男性にも思ってもらえる。そんな作品にしたいです。生き方には、本当は色んな選択肢がある。世間の枠組みからちょっぴり外れるだけで、もっと自由になれるのに。そんなことも、この脚本を読んで感じました。

今の時代、“こうあるべき”という理想が幅を利かせています。けれどこのドラマは、もっと肩の力を抜いて、男たちが本気で“ころぶ”姿がすごく愛おしく思える世界観になるんじゃないかと、僕は思います。

斎藤工 コメント

― 何においても1人で事足り、あえて結婚しない独身男性というテーマについてどう思われますか?

物語自体に突き刺さるものがあります。僕自身、姉や身近な既婚者たちを見て、結婚を“疑似体験”し、“大変さを味わった気でいる”。だから結婚とは距離を感じているんです。今、結婚に消極的な人が多い理由には、人との摩擦を避けたい気持ちもあるのではないでしょうか。そういう、まさに現代を、この作品はとらえていると思います。

― ご自身で「俺、ここは“こじらせ”ているかも」と、思うところはありますか?

僕は自分だけのテリトリーに重きを置く人間なので、空間や物を他の人と共有するのはあまり得意じゃないです。だから皆さんと一緒に作品を作る俳優という仕事は、リハビリのような意味もあります。何からのリハビリかは分かりませんが(笑)。

― 三好玲也という役をどう思いますか? またどのように演じたいですか?

ある種、実際の自分とは、距離を感じたところが面白かったです。三好が持つものは、僕からするとあまりリアリティーがない。だけどまずは僕がこの人物像を肯定して、三好なりのリアルを描いていきたいです。

共演者が高橋さんと滝藤さんだと聞いて楽しみだったんです。この2人とアンサンブルして、自由に楽しくドラマを作っていきたいなとも思いました。

― 『東京独身男子』への意気込みや、視聴者へのメッセージをお願いします。

高橋さんと滝藤さんは、“尊敬の先にいる方々”です。僕がダメだとこの作品に迷惑をかけてしまうので、襟を正す思いです。2人は、何に関しても好奇心旺盛で、探求心もあって、研究者のように詳しい。聞いたこともないような謎の虫の話をされていたり(笑)。そういう人柄は役を通しても香ってくるものだと思います。

どう転んでも、お芝居を展開させていくことができる高橋さんと滝藤さん。2人と一緒に、脚本を超える瞬間が生まれたらうれしいです。自分自身も視聴者として楽しみな作品になると思います!

滝藤賢一 コメント

― 何においても1人で事足り、あえて結婚しない独身男性というテーマについてどう思われますか?

独身には独身の良さがありますよね。自分の為だけに多くの時間を使えるのは、とてもうらやましいです。でも僕自身は、所帯を持つ人生の方が魅力を感じたんですよね。人それぞれだと思います。

― ご自身で「俺、ここは“こじらせ”ているかも」と、思うところはありますか?

スケジュールですね。お声をかけていただいたお仕事すべてやりたいってなってしまうんです。それなのに、子供の行事が最優先ですから。

― 岩倉和彦という役をどう思いますか? またどのように演じたいですか?

セクシーな男なんですよ。僕は常々、色気のある役に憧れていましたから。セクシーな役やりたーい!って。でも、いざ実現したらちょっと尻込みしてるんですよね。本気で心配して、プロデューサーに「僕で大丈夫ですか?」と確認したくらいです(笑)キャスト、スタッフに身をゆだねて、岩倉という男を存分に楽しみたいです。

― 『東京独身男子』への意気込みや、視聴者へのメッセージをお願いします。

高橋さんと斎藤さんとのセッションが今から楽しみでなりません。1つ1つシーンを丁寧に積み重ね、視聴者の方に楽しんでいただけるドラマをキャスト、スタッフが一丸となって作っていきたいと思っております。より多くの方に観ていただけることを願っております。

中川慎子氏(テレビ朝日プロデューサー)コメント

平成が終わりを迎える、この春…

3人の独身男性が、長すぎた青春時代に別れを告げて、新たな道へ“おっかなびっくり”踏み出していく。そんな物語が始まります!

人生の選択肢が多様化する中で生まれた、太郎・三好・岩倉という「あえて結婚しない」男子たち。

彼らは「何でも一人で事足りる」器用さを持つ一方、その懐に抱くのは秘かな「孤独」だったり…。

こんな大いなる矛盾を抱えた愛しき男たちを演じてくださるのは、高橋一生さん、斎藤工さん、滝藤賢一さん。お三方は、脚本家の金子さんと物語を構築する中で、「この3人が揃ったら最高!」と、いずれも最初にイメージした方々であり、こちらが恐縮するほど迷いなく、作品への参加を決めてくださいました。金子ありささんが紡ぐ、痛快な大人の本音が詰まったラブコメディと、このお三方がどんな化学反応を起こしてくださるのか?

制作者である私たち自身も今から楽しみでなりません。

「土曜の夜は、あの男たちに会いにいかなきゃ!」そう言って楽しみにしていただける作品を目指して、一同頑張ります!
【Not Sponsored 記事】

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