田中圭「売れたら変わった」と言われショック スピーチで呼びかけ<エランドール賞>
2019.02.07 19:38
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俳優の田中圭が、日本映画テレビプロデューサー協会主催の「2019年 エランドール賞」新人賞を受賞。7日、都内で行われた授賞式に出席した。
田中圭「おっさんずラブ」ファンから大きな祝福
映画「スマホを落としただけなのに」、ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(フジテレビ)、「おっさんずラブ」(テレビ朝日)、「ダブル・ファンタジー」(WOWOW)、「健康で文化的な最低限度の生活」(関西テレビ)、「獣になれない私たち」(日本テレビ)に出演。特に男性同士の恋愛を描き、熱狂的ファンを生み出した「おっさんずラブ」の主演で再ブレイクし、2018年を代表する俳優になった。プロデューサー奨励賞として三輪祐見子氏、貴島彩理氏、神馬由季氏、松野千鶴子氏も表彰された同作。会場には“OL民”と呼ばれる熱狂的ファンが多数駆けつけ、田中が現れると会場は大きな歓声と拍手で包まれ、田中はファンに笑顔で手を振り返していた。
トロフィーを受け取ると、「あざーす!」と何度も頭を下げ、受賞に感謝した田中はスピーチで「今日は各局を代表するプロデューサーの方が沢山いらっしゃるということで、一つだけこの場を借りて言っておきたいのが」と切り出し、「ブレイクとかすごい言われるようになりまして自分的に何も変わってないつもりでお仕事やってきたつもりなんですけど、今年の頭に携帯のアクシデントで皆さんの連絡先がなくなっちゃったんですよ」とアクシデントを告白。
「それでなんとか連絡がとれた3名位から『売れたら変わったな』とすごく言われて『俺もそういう風に見られてたんだ!』とすごくショックを受けました」と打ち明け、「僕なんにも変わってませんから今後とも上から言って下さい!」と会場のプロデューサー陣に呼びかけた。
瑠東東一郎監督がお祝いゲストとして登壇。「圭くんのすごいところは芝居のテクニックはもちろんなんですけど、なによりすごいのは田中圭自身を削り取って表現している。それが芝居なのか、じゃないのかわからないくらいリアルにやれるのが恐ろしいところ」と褒めちぎり、「圭くん好きなんで、あと1時間くらいいけますけど」と胸を張り笑わせた。そして、「そんな大好きな圭くんをまた撮れることができます」と映画化に触れ、「人の心をグルングルン動かすはるたん、やってやりましょう!」と呼びかけた。
「2019年 エランドール賞」
1956年にスタートした「エランドール賞」は、優れた映画・テレビの作品、プロデューサー、俳優の顕彰制度(選考対象期間:2017年12月1日~2018年11月30日)。「新人賞」は出演した作品で新鮮かつ優秀な演技を示し、将来有望な新人俳優に贈られ、今年度は田中のほか志尊淳、葵わかな、永野芽郁、中村倫也、松岡茉優が受賞。プロデューサー賞には「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の増本淳氏、「半分、青い。」の勝田夏子氏、プロデューサー奨励賞には「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督、市橋浩治氏、「おっさんずラブ」の三輪祐見子氏、貴島彩理氏、神馬由季氏、松野千鶴子氏、特別賞には「万引き家族」製作チームがそれぞれ選ばれた。
このほか、協会が主催するオーディション「アクターズセミナー」受賞者として、島丈明、梛野里佳子、林大樹、東野絢香、牧田哲也も登壇した。(modelpress編集部)
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