「僕の初恋をキミに捧ぐ」がクランクイン!(左から)岐洲匠、野村周平、富田健太郎、佐藤寛太、宮沢氷魚、桜井日奈子(C)モデルプレス

野村周平&桜井日奈子「僕の初恋をキミに捧ぐ」クランクイン「前作を超える勢いで」「期待を裏切らないように」…キャスト全員気合十分

2018.12.20 07:00

テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』(2019年1月19日スタート/毎週土曜 後11:15)が先日クランクインを迎え、主演の野村周平、ヒロインの桜井日奈子、2人の運命に大きく関わる兄弟を演じる宮沢氷魚佐藤寛太の4人が、モデルプレスなどの取材に応じた。

  

野村周平「前作を超える勢いでやらないといけない」

野村周平(C)モデルプレス
野村は「キャストのみんなとはクランクイン前にリハーサルをしまして、そこで監督がみんなとの仲を深めるためにゲームをやってくださって。そこで和気あいあいとなったので、いい感じです」と現場の雰囲気に手応えを感じている様子。「一度映画化されているものですし、やっぱりそれ以上のものを作らないとドラマ化した意味がないと思うので。前作を超える勢いでやらないといけないと思います。またこの作品を一世風靡させたいので、その分、覚悟を決めてみんなで作っていこうと思っています」と気合十分に意気込みを語った。

笑顔でチェックをする野村周平(C)モデルプレス

桜井日奈子「ドキドキや不安がとても大きかったです」

桜井日奈子(C)モデルプレス
桜井は「連ドラでヒロインをさせていただくのが初めてなので、本当に大丈夫かな?というドキドキや不安がとても大きかったです」と撮影前の心境を明かしながら「でもいざ始まった撮影ではみんな仲のいい感じで、ワクワクするシーンも多くて。今はこれからもっともっと楽しくなるだろうなという期待が膨らんでいます」とにっこり。「毎週見てくれる方が楽しみにしてくださる作品にしたいですし、1シーン1シーン大切に。丁寧に監督とみなさんと一緒に作っていけたらなと思います」と目を輝かせた。

宮沢氷魚、桜井日奈子(C)モデルプレス

「僕の初恋をキミに捧ぐ」現場の雰囲気は…

待ち時間、口笛を吹く野村周平(左)の姿に佐藤寛太(右)も笑顔(C)モデルプレス
同作は20歳まで生きられない心臓病を抱える主人公・垣野内逞(野村)と、逞の病気についての全てを知った上で彼を一途に愛する幼なじみの種田繭(桜井)の純愛ストーリー。宮沢と佐藤は2人の運命に大きく関わる鈴谷兄弟(兄・昂:宮沢、弟・律:佐藤)を演じる。

桜井日奈子(C)モデルプレス
クランクインで撮影されたのは、1話で描かれる逞(野村)たちの高校の入学式シーン。逞が席についた隣には律(佐藤)がおり、2人はぎこちなく挨拶。一方、壇上では律の兄で生徒会長の昂(宮沢)が在校生代表の挨拶で女子生徒たちからの大歓声を集めている。そんな中、新入生代表の挨拶で壇に上がったのは、逞の幼なじみの繭(桜井)。繭と別の高校に進学したと思っていた逞が驚きを隠せないでいると、繭は逞を指さしながら「この私から逃げようなんて100万年早いのよ!」と大声で告げ…という場面。

打ち合わせをする宮沢氷魚(C)モデルプレス
多数のエキストラがいる中で撮られた、このシーン。事前にリハーサル日が設けられ仲を深めていたこともあってか、野村ら4人は待機中もずっと一緒。初冬の体育館は肌寒く、ストーブの前に仲良く集まって暖を取りながら談笑に花を咲かせていた。

休憩中は和気あいあい(左から)岐洲匠、野村周平、富田健太郎、佐藤寛太、宮沢氷魚、桜井日奈子(C)モデルプレス

宮沢氷魚“昂サマ”を熱演!エキストラの女の子たちも大興奮

宮沢氷魚の「ラブ、昂サマ」に女子から黄色い声が(C)モデルプレス
撮影では、宮沢ふんする昂が女子生徒たちに向かって「悩んだとき、この言葉をつぶやいてほしい…『ラブ、昂サマ』」と語りかけるカットからスタート。昂のキザでド派手なキャラクターを一瞬で印象付ける重要なシーンだったが、宮沢は低音ボイスの良く通る声で魅力的に昂サマを熱演。エキストラの女の子たちも、ものすごい勢いで「きゃー!」と騒いでいた。

桜井日奈子(C)モデルプレス
また続いて撮られたのは、繭の新入生代表の挨拶シーン。大勢の人々が見つめる中で逞に向かって“絶対に離れない宣言”を行う繭こと桜井は、最初から大声で堂々とした演技を。その場の空気感に耐えられなくなった逞が体育館から逃げだすカットでは、野村が桜井の言葉が全て言い終わる前に駆け出し、桜井が思わず「…って、こら~!」と、ノリツッコミも。すでに掛け合いのタイミングがバッチリな2人だった。

真剣に話を聞く佐藤寛太(C)モデルプレス
ほかにも野村のコメントに3人が大笑いしたり、野村と佐藤が「どっちがムードメーカーか?」で譲り合いの小競り合いを繰り広げたりと、現場は常に和気あいあい。初回スタートがますます楽しみになる現場の雰囲気だった。

野村周平、佐藤寛太(C)モデルプレス

野村周平コメント

野村周平(C)モデルプレス
僕は今25歳なんですけど、25歳で15歳の役ができるのかな?と最初は不安でした。でも今日、画面で写りを確認してみて「あ、まだイケるな」と(笑)。痩せる努力もして良かったなと思いました。久しぶりに食べたドーナツがとてもおいしかったです(笑)。

心臓病を抱えているという設定もあるので、体の管理は後半になればなるほど計算して行わなければいけないなと思っています。この作品はただのキラキラした物語ではないので、そういう部分も踏まえてきちんと逆算して調整していきたいです。

野村周平(C)モデルプレス
キャストのみんなとはクランクイン前にリハーサルをしまして、そこで監督がみんなとの仲を深めるためにゲームをやってくださって。そこで和気あいあいとなったので、いい感じです。

一度映画化されているものですし、やっぱりそれ以上のものを作らないとドラマ化した意味がないと思うので。前作を超える勢いでやらないといけないと思います。またこの作品を一世風靡させたいので、その分、覚悟を決めてみんなで作っていこうと思っています。

桜井日奈子コメント

桜井日奈子(C)モデルプレス
連ドラでヒロインをさせていただくのが初めてなので、本当に大丈夫かな?というドキドキや不安がとても大きかったです。でもいざ始まった撮影ではみんな仲のいい感じで、ワクワクするシーンも多くて。今はこれからもっともっと楽しくなるだろうなという期待が膨らんでいます。

繭はゴーイングマイウェイというか、まっすぐ突っ走っちゃう女の子。この作品のムードメーカーでもあるので、パッと場を明るくするような元気さを持って演じたいなと思っています。繭の気の強い感じは自分と似ているなと思います。あと繭は水泳以外のスポーツが得意で私もバスケが得意なので、今回多めにあるという体育のシーンが楽しみです。

桜井日奈子(C)モデルプレス
毎週見てくれる方が楽しみにしてくださる作品にしたいですし、1シーン1シーン大切に。丁寧に監督とみなさんと一緒に作っていけたらなと思います。

宮沢氷魚コメント

宮沢氷魚(C)モデルプレス
男子校出身で共学に憧れていたので、それが今回叶いました。クランクイン初日から人前で“昂サマ”全開のシーンを撮影しまして、最初はまさかそういうシーンを初日に撮るとは思っていなかったので焦りましたが(笑)、逆に初日だからこそ100の昂サマを最初から出せて良かった気もしています。

女の子たちからキャーキャー言われる役なので「きっと気持ちいいんだろうな」とすごく楽しみにしていたんですけど、実際に立ったら…意外と怖いんですね(笑)。もちろん嬉しいですけど、迫力に押されてしまいました。

打ち合わせをする宮沢氷魚(C)モデルプレス
普段明るい昂ですが、実は辛い過去の記憶を持っていてそれを乗り越えてきた強さもあるし、引きずっているところもある。そういったところを全面的に出すわけではないですけど、ちゃんとどこかにキープしておくことでより昂の明るさが目立つかなと思うので。そういったところを大事にしながら演じていきたいなと思います。

原作のファンと映画のファンが多いので、その人たちの期待を裏切らないように。もっと幅広い年代の方々にも楽しんでいただける作品になるように頑張っていきたいと思います。

佐藤寛太コメント

佐藤寛太(C)モデルプレス
キャストのみなさんが話しやすくて、これからの約2ヶ月間が楽しみだなと思いました。作品的にも重たいシーンが多いですが、律と一緒のシーンではみんなの素直なところを引き出せたらいいなと思っています。

例えば野村くん演じる逞だったら繭ちゃんと一緒のときは気を張っているというか、バリアを張ってカッコつけちゃうというか。お兄ちゃんはお兄ちゃんでド派手にしているようで、実はすごく人に気を遣う優しいところがあったりもするから。律と2人だけのシーンでは人間らしい表情を引き出せたらいいかなと思います。

佐藤寛太(C)モデルプレス
またこうやって実写化できるのはファンの方々のおかげだと思いますし、その方々にも響くようなものにしたいと思います。ただの少女漫画じゃないし、かといって病気もののすごく重い話でもない。普通の高校生が命に向き合う話を作れたらいいねと監督とも初日の打ち合わせで言っていたので、そういう素敵なドラマになったらいいなと思います。

(modelpress編集部)

「僕の初恋をキミに捧ぐ」第1話あらすじ

18歳の垣野内逞(野村周平)は、写真館に来ていた。カメラを向ける店主に写真の用途を聞かれるが「何となく」と応え、満面の笑みでピースサインを出した――。

時は遡り、逞が8歳の頃。病院に入院している逞のそばにはいつも、同じ年の女の子・繭(桜井日奈子)がいた。ある日、病室を抜け出して訪れた夜の公園で、逞と繭は夜空を仰ぎながら結婚の約束を交わす。自分たちには未来があると信じて、疑わずに…。

それから7年後。15歳になった逞は、名門・私立紫堂高校に入学。新入生たちに向かって「学園生活をエンジョイしようぜ!」と叫ぶ生徒会長・鈴谷昂(宮沢氷魚)の挨拶に驚く逞だったが、次に新入生代表の挨拶で壇に上がった女子生徒の顔を見て、さらに驚がくする。なんとその女子生徒は、かつて星空の下で結婚の約束をした、幼なじみの繭だったのだ!

全校生徒を前に壇上から大声で「この私から逃げようなんて百万年早いのよ! ぜっっったいに、逃さないからね!」と逞へ向け宣言する彼女は…誰よりも会うのを避けていた大切な初恋の人物なのだった。

隠れて猛勉強してまで自分を追いかけてきた繭に対し、逞は戸惑いを隠せない。泣かせたくない大事な女の子との関係を「せっかく終わりにするって決めたのに」。小さい頃に偶然聞いてしまった自分の命のタイムリミットについての記憶が、逞の頭の中でまたよみがえるが…。
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