最後の「世相ブラ」発表 “東京スカイツリー”がモチーフに

今回は、ファッション、ライフトレンドだけでなく、経済・社会・スポーツ・文化などあらゆる分野において女性が活躍し、大きな変化の時代となった「平成」を表現したブラジャーが製作された。

「平成ブラ」には、2012年（平成24年）に開業し東京の新たなシンボルとなった「東京スカイツリー」をモチーフにしたデザインを採用。トリンプの原点であるコルセット風のレースアップで、スカート裾からブラジャー上部に向かい間隔を狭めたクロスデザインを配し、東京スカイツリーの鉄骨をイメージ。ブラのカップ上辺と下辺が点灯し、東京スカイツリー展望台周辺の時計光「時を刻む光」を表現している。

モチーフカラーには、21世紀になり、強く、しなやかで、たくましい日本女性の象徴となった花「なでしこ」のピンクを採用した。

「世相ブラ」ボディコン時代の胸“盛り”トレンドを表現

ブラには、ボディコン時代の胸“盛り”トレンドを表現した通常の約2倍のボリュームがあるという「メガボリュームパッド」が搭載。パッドは取り外すと、自撮りのためのメイク直しができるコンパクトミラーとして女性たちをさらに輝かせる。

ファー付きミニスカートデザインのボトムには、平成を象徴するファッションのひとつである「厚底ロングブーツ」と「ミニスカート」が取り入れられている。ミニスカートの裾のファーは、平成の最初期であるバブル時代に流行したディスコでの必須アイテム“お立ち台扇子”をイメージ。デジタル時代の到来と“かわいい”カルチャーを世に知らしめた「デコケータイ」も。

土屋ひかる“平成ブラ”を着けた感想は？

平成3年生まれの土屋は「私が学生のころに流行っていたファッションや、テレビや雑誌で見たことのある、昔流行っていたものが散りばめられていて、女性たちが作り出す流行はとてもパワフルだなと思いました」と平成ブラを身に着けた感想を言葉に。「鏡付きの『メガボリュームパッド』でしっかりバストアップできます」と目を輝かせた。

平成の次に訪れる新時代には「これからますます未来に向かって、女性たちがどんどん進出していく時代になると思います。平成のときよりも、それ以上に、ファッションやトレンドだったり、SNSなどが増えていく時代になると思います」と期待。「平成ブラを身に着けて行きたい場所は？」と尋ねられると、「もちろん、東京スカイツリーに上りたいです」とにっこり。東京スカイツリーのてっぺんで東京スカイツリーを表現するポーズを「したいと思います」と笑顔を弾けさせた。

「2015ミス・ユニバース・ジャパン」日本大会で3位に輝き、現在ファッション誌のモデルなどで活躍する土屋は「これからも、もっと、もっとモデルとして成長していきたいなと思います。影響力を得たからこそできる社会貢献活動をしていきたいなと思っています」と今後の抱負を語った。

なお、1987年より定期的に発表され、時々の世相を反映し話題となってきた“世相ブラ”は、平成とともに今回で最後となる（1987年発表の2作はランジェリー）。（modelpress編集部）