岡田将生、舞台「ハムレット」主演抜擢 恋人役・黒木華ら豪華共演者も発表
2018.10.24 14:24
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俳優の岡田将生が、ウィリアム・シェイクスピア原作の舞台「ハムレット」(2019年5月9日~)で主演を務めることがわかった。合わせて、黒木華ら共演者も発表された。
「ハムレット」ストーリー
舞台であるデンマークで、国王が急死し、王の弟クローディアスは王妃ガートルードと結婚、跡を継いでデンマーク王の座に就く。王子ハムレットは、父の亡霊から、自らの死はクローディアスによる毒殺だったと告げられる。やがて、王クローディアスが父を暗殺したという確かな証拠を掴んだハムレットだが、母である王妃と会話しているところを隠れて盗み聞きしていた宰相ポローニアスを刺殺してしまう。岡田将生、難役・ハムレットに挑戦
岡田は、シェイクスピア作品最高峰の難役・ハムレットに挑戦。同作が初のシェイクスピア作品となる岡田は、シェイクスピアの作品をやりたいと思っていたと明かし、「舞台をやらせていただく度に、どんどんその気持ちが膨らみ、今回話を頂けた時は飛び跳ねました」と喜んだ。また、同作への意気込みについて聞かれ、「大きな役を頂けて光栄ですが、それと同時に恐さもあります」と心境を吐露。その上で、「この役を演じる意味、意義はすでに感じていて、この舞台で自分がさらに変化する事を確信しています」と話した。
恋人役に黒木華
そして、宰相ポローニアスの娘でハムレットの恋人オフィーリア役には黒木華を起用。「シェイクスピアの作品に参加させて頂く事自体が初めてなので、やっと挑戦できるという気持ちです」と打ち明けた黒木は、舞台では初共演の岡田に関して「お芝居に対して、すごく真摯に向き合う方という印象なので、私も必死についていければと思います」と語った。松雪泰子&青柳翔&村上虹郎ら共演者発表
さらに、松雪泰子、青柳翔、村上虹郎、山崎一、福井貴一、竪山隼太、秋本奈緒美の豪華出演者も解禁。松雪は、ハムレットの母であり、叔父クローディアスと再婚する王妃ガートルード、青柳は、宰相ポローニアスの息子で父と妹の復讐に燃えるレアーティーズ、村上はノルウェー王子フォーティンブラスを演じる。ほか、オフィーリアとレアーティーズの父ポローニアス役に山崎、国王を殺害し王位を強奪した叔父クローディアス役に福井をキャスティング。竪山はハムレットの親友・ホレイシオ、秋本は劇中劇で女王に扮するプレイヤークイーンを担う。
サイモン・ゴドウィン氏「とても楽しみ」
その中で、演出を手がけるイギリス人演出家のサイモン・ゴドウィン氏は、「日本で初めて作品を演出する機会を頂けたことを光栄に思い、とても楽しみにしています」とコメント。来場する観客へ向け、「ヨーロッパの戯曲と情熱的な日本のカンパニーが結びついた、この気分が高揚するような新しいハムレットをぜひ楽しんで頂けたらと思います」と呼びかけた。(modelpress編集部)舞台「ハムレット」公演概要
・公演名Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE vol.6『ハムレット』
・公演日程/場所
<東京公演>2019年5月9日(木)~6月2日(日)/Bunkamuraシアターコクーン
<大阪公演>2019年6月7日(金)~6月11日(火)/森ノ宮ピロティホール
※11月中旬詳細発表予定
岡田将生コメント
― 初のシェイクスピア作品、しかも、世界中の俳優たちが一度は演じてみたいと思っている“ハムレット”役へ最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞かせ下さい。初めて舞台をやらせていただいたのが蜷川幸雄さん演出でした。蜷川さんに君とシェイクスピアをやりたいと言われ、その頃から、いつかシェイクスピアの作品をやりたいと思っていました。舞台をやらせていただく度に、どんどんその気持ちが膨らみ、今回話を頂けた時は飛び跳ねました。
― サイモン・ゴドウィン氏とお会いになっての印象をお聞かせ下さい。
サイモンさんとはワークショップで初めてお会いしたのですが、物腰が凄く柔く、すぐ僕の事を迎え入れてくれました。そのワークショップで僕に教えてくれたのは、とても簡単な事で、“芝居は自由だ”その事を改めて教えてもらった気がします。すごくチャーミングな方で、純粋な目をされていて、真摯にこの方と向き合いたいと思わせてくれる方でした。
― オフィーリア役の黒木華さんには、どのような印象をお持ちでしょうか?
5年前に一度共演させて頂いたのですが、その頃からお芝居に本当に真剣に取り組まれていて、またもう一度共演したいと思っていたので嬉しかったです。芯が強く文学的な印象で、すごく話しやすいので今回は黒木さんと色々話をしながら『ハムレット』という作品を作りたいと思っています。
― 本作への意気込みをお聞かせ下さい。
とても大きな役を頂けて光栄ですが、それと同時に恐さもあります。この役を演じる意味、意義はすでに感じていてこの舞台で自分が更に変化する事を確信しています。僕が演じるハムレットをどうか皆様に直に見て感じて頂きたいと思っています。
黒木華コメント
― 世界中の名女優が挑んできた“オフィーリア”役へ最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞かせ下さい。オフィーリアという役もそうですが、シェイクスピアの作品に参加させて頂く事自体が初めてなので、やっと挑戦できる、という気持ちです。私なりにオフィーリアの気持ちを表現できればと思います。
― サイモン・ゴドウィン氏とお会いになっての印象をお聞かせ下さい。
一緒に面白いものを楽しんで作ってくれそうだな、と思いました。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの演出や、作品の立ち上げ方など、一番近くで見て体験できるのが今からとても楽しみです。
― ハムレット役の岡田将生さんには、どのような印象をお持ちでしょうか?
岡田さんとは、ドラマでご一緒したのですが、舞台では初めてなので、今回ご一緒できる事がとても嬉しいです。お芝居に対して、すごく真摯に向き合う方という印象なので、私も必死についていければと思います。
― 本作への意気込みをお聞かせ下さい。
自分自身、すごく楽しみにしていた作品であり、サイモン・ゴドウィンさんとのお仕事に今からとてもワクワクしています。シェイクスピアの難しい台詞たちを、胸いっぱいに感じながら、魂をこめて挑んでいければと思います。
演出・サイモン・ゴドウィンコメント
今回日本で初めて作品を演出する機会を頂けたことを光栄に思い、とても楽しみにしています。東京は、長きにわたる演劇の伝統がある、まるで魔法の街です。日本のお客様がシェイクスピアを大事に考えてくださっていることは知っています。ですので、こんなに有名な劇場でこの作品に息吹を吹き込むことができるなんて夢のようです。『ハムレット』はダークなおとぎ話です。幽霊、悪夢、そして様々な現実がぶつかり合い、恐ろしい破滅を引き起こします。戯曲の舞台設定はデンマークですが、今回のバージョンにおいては、真実とファンタジーが入り混じることになります。ハムレット自身がそうであるように、お客様もこの方向感覚を失ってしまうような世界、「この世の箍(たが)が外れてしまった」(Time is out of joint)、そして私達が「それを正す」(set it right)すべを見出さなくてはならない世界、を体験することになるでしょう。
劇場にお越しいただくお客様には、ヨーロッパの戯曲と情熱的な日本のカンパニーが結びついた、この気分が高揚するような新しいハムレットをぜひ楽しんで頂けたらと思います。
【Not Sponsored 記事】