「半分、青い。」鈴愛・涼次の「死んでくれ」「家族は邪魔」発言の真意、脚本・北川悦吏子氏が言及
2018.08.02 15:52
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女優の永野芽郁がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK総合/月曜~土曜あさ8時)の1日に放送された第105話に登場した「死んでくれ」「家族は邪魔」といった台詞について、脚本を手がける北川悦吏子氏がTwitterで言及している。
第105話では、映画監督になる夢を捨てきれない涼次(間宮祥太朗)が、退路を断つため鈴愛(永野)に「別れてほしい」と離婚の意志を伝え、「僕は定職に就かない。フリーターになる。家族は邪魔になる」とまで言い放った。この日は娘・花野(かの)の5歳の誕生日だった。
自分たち家族ではなく自分の夢を選んだ涼次を許せなかった鈴愛は、「死んでくれ。死んでくれ、涼ちゃん。そしたら許してあげるよ。別れてあげるよ」と呆然とした表情で訴えた。
このシーンについてどちらの意見に共感できるか、視聴者からは様々な声が上がり物議を醸していたが、これを受け北川氏は「私も現場も納得してやってることです。覚悟は出来てます。北川さんの船に乗ったんです!と、何度も言われました」とコメント。
さらに、「物を創ることに憑かれた人が負う、罪、というものが、私はあると感じているのです」と涼次に投影したクリエイターの“性”について語り、「『孤独』で『ひとり』でないと、立ち上がらないものがある」と持論を紹介。
自身も夫と娘がいるが、「この一年半、私は家族を捨ててたのも同然です。なにも関知しなかった。そうじゃないと書けなかった。こんなハンパな作家の私ですら、そうなんです」と涼次の選択に理解を示し、「友人の脚本家もやはり、別居しました。物を創るって、隣にいる人からしたら、『罪』なんだ、と思っています。そしてその本人も辛い。創るだけでつらい」とつづっている。
情報:NHK
自分たち家族ではなく自分の夢を選んだ涼次を許せなかった鈴愛は、「死んでくれ。死んでくれ、涼ちゃん。そしたら許してあげるよ。別れてあげるよ」と呆然とした表情で訴えた。
北川悦吏子氏、視聴者の反響にコメント
かつて自分も漫画家になる夢を追いかけ、涼次の夢に自分を重ね応援していたはずが、娘を育てるうちに現実を見るようになった鈴愛と、「映画の世界が俺を呼ぶんだ」とものづくりの熱に浮かされ、家庭よりも夢を選んだ涼次。このシーンについてどちらの意見に共感できるか、視聴者からは様々な声が上がり物議を醸していたが、これを受け北川氏は「私も現場も納得してやってることです。覚悟は出来てます。北川さんの船に乗ったんです!と、何度も言われました」とコメント。
さらに、「物を創ることに憑かれた人が負う、罪、というものが、私はあると感じているのです」と涼次に投影したクリエイターの“性”について語り、「『孤独』で『ひとり』でないと、立ち上がらないものがある」と持論を紹介。
自身も夫と娘がいるが、「この一年半、私は家族を捨ててたのも同然です。なにも関知しなかった。そうじゃないと書けなかった。こんなハンパな作家の私ですら、そうなんです」と涼次の選択に理解を示し、「友人の脚本家もやはり、別居しました。物を創るって、隣にいる人からしたら、『罪』なんだ、と思っています。そしてその本人も辛い。創るだけでつらい」とつづっている。
永野芽郁がヒロイン・朝ドラ「半分、青い。」
連続テレビ小説第98作となる今作は北川氏のオリジナル作品。故郷となる岐阜と東京を舞台に、ちょっとうかつだけれど失敗を恐れないヒロイン・鈴愛が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜けるおよそ半世紀の物語。(modelpress編集部)情報:NHK
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