「この世界の片隅に」松本穂香、初レコーディングに「すごくドキドキ」 透明感のある歌声披露
2018.07.18 04:00
views
TBSで7月15日から放送を開始した日曜劇場『この世界の片隅に』(毎週日曜よる9時~9時54分放送)のオリジナル・サウンドトラックが8月29日に発売することが決定した。オリジナル・サウンドトラックには、主演をつとめる松本穂香が歌うわらべうたも収録される。
「この世界の片隅に」ドラマオリジナルの劇中歌に注目
ドラマの原作は累計130万部を突破した、こうの史代の同名マンガ(双葉社刊)。太平洋戦争の最中、広島県の江波から呉に嫁いだヒロイン・北條すず(松本)が、嫁ぎ先の北條家で夫・周作(松坂桃李)らとともに暮らすかけがえのない日常を丹念に描いていく、家族の愛の物語。第1話では、すずの子ども時代から、突然持ち上がった縁談により18歳で周作のもとに嫁ぐまでが描かれた。ドラマの音楽を担当するのは、久石譲氏。第1話ですずが歌ったわらべうたは、ドラマオリジナルの劇中歌で、久石氏が作曲・編曲し、ドラマの脚本を担当する岡田惠和氏が作詞したもの。「山の向こうへ」と名付けられ、誰もが口ずさめるメロディーになっている。
松本穂香、初レコーディングに「すごくドキドキ」
劇中歌を歌う松本は、初めてのレコーディングに緊張気味だったが、透明感のある声で聴く人をドラマの世界に引き込む歌に。「レコーディングは初体験なので、すごくドキドキしました。終わってほっとしました(笑)」と振り返り、「久石さんの曲と岡田さんの歌詞がとても合っていて、すずさんたちが暮らしている広島の江波や呉のちょっと昔の風景がふっと浮かぶような、優しい歌だなと思いました。何度か歌わせていただいたのですが、最後のほうは、スタッフさんやみんなの顔を思い浮かべながら歌いました。歌っていて自分自身、優しい気持ちになれました」と感想を明かした。
また、久石氏は「監督やプロデューサーとの最初の打ち合わせでもありましたが、“すずのやさしさ”を感じられる音楽にしたいと思い、久しぶりにメロディを中心に作っていきました。昭和の時代ですから、ちょっと日本的なものとモダンなものがうまく組み合わされるといいなと思い、そのあたりも意識しました」とコメントを寄せている。
次回は、7月22日よる9時から15分拡大スペシャルで放送。(modelpress編集部)
松本穂香コメント
レコーディングは初体験なので、すごくドキドキしました。終わってほっとしました(笑)。久石さんの曲と岡田さんの歌詞がとても合っていて、すずさんたちが暮らしている広島の江波や呉のちょっと昔の風景がふっと浮かぶような、優しい歌だなと思いました。何度か歌わせていただいたのですが、最後のほうは、スタッフさんやみんなの顔を思い浮かべながら歌いました。歌っていて自分自身、優しい気持ちになれました。久石さんが作ってくださった曲も、ドラマ全体の雰囲気も、とても優しく穏やかな時間が流れています。ぜひ、この歌を聞いて、ドラマもご家族揃って見ていただきたいです。
久石譲コメント
このお話をいただいて原作を読み「あ、いい話だな」と思いました。監督やプロデューサーとの最初の打ち合わせでもありましたが、“すずのやさしさ”を感じられる音楽にしたいと思い、久しぶりにメロディを中心に作っていきました。昭和の時代ですから、ちょっと日本的なものとモダンなものがうまく組み合わされるといいなと思い、そのあたりも意識しました。呉や尾道、広島はよく行っていましたので、雰囲気はよくわかります。そういう点は少し影響があるかもしれませんね。自分としてはとても満足した仕上がりになっています。私が音楽を提供して、その作品が出来上がって、うまく見てくれる人に伝わる、その手助けになればいいなと思います。
プロデュース・佐野亜裕美コメント
子守唄のようにも、わらべ唄のようにも、労働歌のようにも聴こえる、ドラマオリジナルの劇中歌をつくりたい、その想いからスタートしました。久石さんが素晴らしい曲をつくってくれ、岡田さんが素敵な詞をつけてくれました。松本穂香さんが一生懸命歌ってくれました。この歌が皆さんの心に残って、いつまでも響いてくれるといいなと思います。
【Not Sponsored 記事】