綾野剛、“役を生きる”姿勢に感動広がる「演じるという感覚がわからない」
2018.07.06 11:20
俳優の綾野剛が6日、日本テレビ系情報番組「ZIP!」(毎週月~金曜あさ5:50)にVTR出演。俳優として役に向き合う姿勢を明かし、反響が寄せられた。
綾野剛「役を生きる」とは
数多くの映画に出演し、多彩で難解な役も演じ分ける綾野。しかし役作りについては「本当に素直にいいます。演じるという感覚がわからないです。僕は。考えたことが無いですね」と話す。「ただでさえ台本はウソですから、その台本の中では本当でなきゃいけない。本当を生み出すためには、“役を生きる”っていう感覚ですね」そう語った綾野は、多くの主演男優賞を受賞した映画『そこのみにて光輝く』(2014年)で演じた役について、“役を生きていた”エピソードを明かした。
綾野は「とにかくお酒をひたすら飲んでいる役だったので、毎晩飲んで、現場でも飲んで」とインタビューアーを驚かせ、「生きてると仕事って感覚じゃないんですよ」と打ち明けた。
「他のスタッフや監督たちとも、その役を通して喋っているので、常に役として生きていた」と話し、殴られるシーンについても「実際に殴っていただいてます」と明かした綾野。「ただ真剣に、作品を一ミリでもよくするためにはどうしたらいいかって考えたら、その手段しかなかった」と振り返った。
綾野剛「イメージが付いた時点で役者は終わり」
公開中の映画『パンク侍、斬られて候』では、“超テキトーな天才剣士”という新たな役どころに挑んだ綾野。「イメージが崩れるという怖さはなかったのか」とたずねられると「イメージが付いた時点で役者は終わりですからね」と語り、「守るべきことは、固まってしまうイメージを壊すっていうことだけです」と真摯に話した。役者・綾野剛に感動の声広がる
綾野の「役を生きる」というその姿勢に、番組を見た視聴者からは「綾野剛、考え方までかっこいい」「演じてる感覚が無いって、すごいなぁ。だから彼の演技には引き込まれるんだろう」「演じる姿も好きだったけど、考え方を聞いてますます好きになった」「一言一言に感銘を受けた」など、多くの反響が寄せられていた。(modelpress編集部)情報:日本テレビ
【Not Sponsored 記事】