知花くらら&深川麻衣、同じ男性を深く愛してしまった役に<栄二を愛した女>
2018.04.13 11:00
views
モデルでタレントの知花くららと元乃木坂46で女優の深川麻衣が朗読劇「栄二を愛した女」~山本周五郎名作「さぶ」よりに出演することが決定した。
没後50年という節目を迎え、今なお語り継がれる山本周五郎作品の魅力。今作の原作である「さぶ」は、その最高傑作ともいわれ、対照的な青年ふたりのドラマティックな生き様は感涙必至。幅広い世代で根強い人気を誇っている。
朗読劇「栄二を愛した女」では、その世界で同じ男性を深く愛してしまったふたりの女性が物語を進めていく。知花扮する、しっかり者で姉御肌のおのぶと、深川扮するおとなしいが芯の強いおすえ。それぞれの女性がそれぞれの愛し方で貫く想い。ピアノの生演奏と共に繰り広げられる、愛と友情に“粋”がきいた江戸の物語となる。
深川は「『さぶ』の舞台は江戸時代ですが、いつの時代も関係なく、生きていく上で大切にしていきたい心や想いがこの作品にはたくさん詰まっていて、今回おすえとして朗読劇に参加できることをとても嬉しく思います」と喜び、「会場に来て下さる皆さんと『さぶ』の世界へ飛び込んでいくことが今から楽しみです」と今作への期待を寄せた。
朗読劇「栄二を愛した女」~山本周五郎名作「さぶ」よりは、六行会ホールにて6月16日(土)、17日(日)に行われる。
(modelpress編集部)
朗読劇「栄二を愛した女」では、その世界で同じ男性を深く愛してしまったふたりの女性が物語を進めていく。知花扮する、しっかり者で姉御肌のおのぶと、深川扮するおとなしいが芯の強いおすえ。それぞれの女性がそれぞれの愛し方で貫く想い。ピアノの生演奏と共に繰り広げられる、愛と友情に“粋”がきいた江戸の物語となる。
知花くらら&深川麻衣コメント
原作の山本周五郎『さぶ』は憧れの作品だったという知花は「今回の朗読劇では、おのぶの人生を通して、許すということ、そして女性の強さを、観客の皆様とともに感じられたらと思います。人間味溢れる言葉で紡がれるこの美しい作品に携われることを、幸せに感じます」と心境を吐露。深川は「『さぶ』の舞台は江戸時代ですが、いつの時代も関係なく、生きていく上で大切にしていきたい心や想いがこの作品にはたくさん詰まっていて、今回おすえとして朗読劇に参加できることをとても嬉しく思います」と喜び、「会場に来て下さる皆さんと『さぶ』の世界へ飛び込んでいくことが今から楽しみです」と今作への期待を寄せた。
「ハンカチの用意をして」
作・演出を担当する笹部博司氏は「どんな女も惚れてしまうような栄二と愚鈍なさぶ。原作の『さぶ』は男の友情の話であるが、本作は女の友情の話にした。気風のいいおのぶはくらら、一途でひたむきなおすえは麻衣。ハンカチの用意をして、ご来場を」と呼びかけた。朗読劇「栄二を愛した女」~山本周五郎名作「さぶ」よりは、六行会ホールにて6月16日(土)、17日(日)に行われる。
あらすじ
高いプライドが災いして損をすることもあるが何でも器用にこなす利発な「栄二」と、要領は悪いがどこまでも真っ直ぐで、優しい心の持ち主の「さぶ」。対照的なふたりではあったが、「いつかふたりで店を持とう」と同じ奉公先で友情を育んでいた。そんなふたりも年頃の青年になり、恋をする。栄二は出入りしている先の中働きの「おすえ」に、さぶは行きつけの小料理屋で働くしっかり者の「おのぶ」に、それぞれ想いを寄せていた。そんななか、とある窃盗事件の濡れぎぬを着せられ、奉公先を追われた栄二。あまりの理不尽に腐り、自暴自棄になる栄二を、さぶは根気良く励まし、支える。また、ふたりの女も同様だった。気風も面倒見もよいおのぶは叶わぬ想いを胸に、おすえは決して明かすことのできない秘密を隠し持ち、栄二を愛し、支え続けた。ラストで明かされる真実に、女たちの強い愛が浮き彫りにされる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】