坂口健太郎(C)カンテレ

坂口健太郎“笑顔封印”で挑む 「自分LOVE」の精神とは?<シグナル 長期未解決事件捜査班>

2018.04.09 22:08

4月10日スタートのカンテレ・フジテレビ系火曜よる9時の連続ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』で連続ドラマ初主演を務める俳優の坂口健太郎(26)が、このほど行われた取材会に出席した。

  

4月期新ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』

原作は、リアルな人間描写と緻密な構成がいまだかつてない感動と興奮をもたらし、数々の賞を受賞したキム・ウニ氏の「シグナル」。無線機を通じてつながる“現在”と“過去”の刑事が、長期未解決事件に挑む、時を超えた“正義”への強い思いと、さまざまな人間模様が織りなす、予測不可能なヒューマンサスペンスを描く。

坂口は、独学でプロファイリングを学んだ城西警察署の警察官・三枝健人(さえぐさけんと)役。

このほか、健人と時空を超えて無線機で交信する城西警察署刑事課の刑事・大山剛志(おおやまたけし)役を北村一輝、健人が城西警察署管内の交番に勤務していた際、女児誘拐殺人事件をきっかけに出会った城西署刑事課の刑事・桜井美咲(さくらいみさき)を吉瀬美智子、警視庁の刑事部長として絶大な権力をふるう中本慎之助(なかもとしんのすけ)を渡部篤郎が演じる。

坂口健太郎“笑顔封印”で挑む

坂口健太郎(C)カンテレ
“怒り”の感情が原動力になっている主人公・健人。では、坂口はどうなのか?「怒りはない(笑)」と即答で、「意外と自分勝手なんです。エゴも強いし、根本は自分なんです。比較的ニコニコしてるし人当たりがいいだけの男(笑)。自分が行動を起こすときに気持ちの真ん中にあるのはやっぱり自分。感情で言ったらポジディブなことで動くことが多いかもしれないです」と自分を分析する。

その坂口が“笑顔を封印”することも、今作の見所となるが「自分で言うのもあれですが(笑)、『いい笑顔だよね』って言われることも多い。でも、それは役として必要だっただけで、健人を見ていると“笑顔を封印”というよりは、心から笑うことがない男の子だなと思いました。笑う健人があってもいいけど、憎しみ、悔しさ、苦しみ、怒りが彼を本当に笑わせなくしている」と役の内面に寄り添う。

原作が人気のドラマという点では、プレッシャーもあるかもしれないが「やっぱり真似するだけじゃ面白くなくなる。北村さん、吉瀬さん、渡部さんっていうキャストが集まって、26歳の今の僕が演じるってなって、踏襲するところは大事にして、その作品自体はアップデートしていきたい」と気合を入れ、「勝負をするわけではないけれど、原作を観たときの“ゾクゾク感”は超えたい」とアピールした。

「自分LOVE」の精神とは?

また、作品の内容にちなみ「変えたい過去は?」という質問を受けると、「変えたい過去はあるけど、変えることに怖さがある」と回答。

「変えたときに今の自分の何かが変わっちゃうのが怖くて。過去の過ちを1個消すだけで、そのミスをしたときの気持ちがすべて消える気がする。そうなると、そのときよりもっと大きなことが起きるかもしれないし、周りの大事なものがなくなっちゃうような気がします」と理由を明かし、「悩んでる瞬間ってきついんですけど、1ヶ月後、1年後に振り返ると意外とへっちゃらだったりして。そういう精神で生きてるからかもしれないです」と“今”を見つめている。

さらに、諦めずに事件解決に奔走する健人とかけ「諦めたくないこと」については「自分の好きさ」といい、「自分を騙してでも自分のことを好きでいることって大事なような気がして。自分のことをやっぱり1番褒めてやりたいし、最終的に自分を律するのも自分」ときっぱり。「だから相談されたときにも自分の考えを言いたくない。話を聞くしかできないし、結局は自分だなって。自分LOVEで行きたいなと思います!」と宣言していた。

なお、今作は4月10日初回15分拡大でスタート。(modelpress編集部)
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