水原希子、生い立ちがコンプレックスだった過去「隠すようなことをたくさんしてきた」

番組ではパルファン・クリスチャン・ディオール初のディオール ビューティ アジア アンバサダーに就任した水原にインタビュー。自身のルーツや幼少期についてトークを展開した。

過去のコンプレックスを告白

韓国とアメリカにルーツをもち、日本で暮らすという環境で育った水原。「家に帰ったら、白人のお父さんがいて、母は日本で育っているんですけれども、韓国人で。自分にとっても、子供の頃からどう受け止めていいのか分からなくて、それで自分を隠すようなことをたくさんしてきてしまったんですね。自分のバックグラウンドを受け入れられなくて、恥ずかしいと思っちゃっていたんですね」と幼少期を回顧した。

その後、モデルや女優として日本はもちろん海外でも活躍する中で世界中の人と関わり、考えも変わったそう。「皆が一緒の方を見なきゃいけない、そういう暗黙のルールみたいな、何でそうなっているのか分からないけど、そうなっちゃってる、ってことが1番怖くて。私の場合はそれが国籍だったけど、今はジェンダーのことだったり、いろんな多様性があって。この地球に生きてて、みんな人間だし。そういう風に考えたらすごく楽になった」と自分がこれまで隠そうとしたルーツを、大事なオリジナリティーとして受け入れるようになったことを明かした。

「＃MeToo」の動きに対する思いも

さらに世界で広がる「＃MeToo（私も）」（※1）の動きに対してもコメント。「これが日本で起きたらどんなことになるんだろうって本当に思って。すごい感動したんですね」とし「アジアの女性だって意思があるし、美しいし、そういうことをもっと発信していきたい」と語った。

（※1）昨年、ハリウッドでセクハラ問題が相次いで発覚し、大きな社会問題に。「＃MeToo（私も）」のハッシュタグを付け自身のセクハラ被害を告白する動きが加熱した。今年1月に開催された「第60回グラミー賞授賞式」や「第75回ゴールデン・グローブ賞」授賞式ではセクハラや男女差別撲滅を訴える「タイムズアップ」（“もう終わりにしようよ”の意味）を示す動きとして白いバラを身に着けたり、真っ黒のドレスを着用したりして話題を呼んだ。（modelpress編集部）

情報：日本テレビ