(左から)塙宣之、内藤剛志、安達祐実(C)テレビ朝日

安達祐実「家なき子」内藤剛志と23年ぶり連ドラ共演 ナイツ塙宣之も新加入<警視庁・捜査一課長>

2018.02.28 05:00

俳優の内藤剛志が主演を務める木曜ミステリー「警視庁・捜査一課長 season3」(テレビ朝日系/毎週木曜よる8時~)が、4月よりスタートすることが決定。女優の安達祐実、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之の出演も発表された。

  
2012年7月、「土曜ワイド劇場」からスタートし、2016年4月クールの「木曜ミステリー」枠で連続ドラマとして飛躍を遂げた「警視庁・捜査一課長」。昨年4月クールで放送した「season2」では、平均視聴率12.5%、初回2時間スペシャル視聴率14.5%を記録するなど好評を博した。                               

この物語の舞台は、警視庁の花形部署、捜査一課。400名以上の精鋭刑事を統率する捜査一課長は、ヒラ刑事から這い上がってきたノンキャリアの“叩き上げ”が務める、警察組織内でも特殊なポスト。都内で起きるすべての凶悪事件に臨場し、いくつもの捜査本部を同時に指揮しながら捜査方針を決めるなど、極めて重い責務を担っている。

しかし、このドラマの主人公・大岩純一一課長は、スーパーマンのように鮮やかに事件を解決していくわけではない。大岩が危機に立たされながらも信頼する部下たちと共に重責を果たしていく姿は人間味にあふれており、まさしく“等身大のヒーロー”。常に“旬の俳優”として輝き続ける内藤が、またもや“頼れる上司”となって木曜の夜に帰ってくる。

内藤剛志×安達祐実、23年ぶり連ドラ共演

(左から)塙宣之、内藤剛志、安達祐実(C)テレビ朝日
今回の「season3」では、2人の“新戦力”が加入するのが大きな見どころ。その1人は、安達が演じる洞察力を武器に捜査の新機軸となる女性刑事・谷中萌奈佳(やなか・もなか)。

天才子役として華々しくデビューし、今なお第一線の女優として活躍し続ける安達は、大ヒットドラマ「家なき子」(1994・1995/日本テレビ系)で内藤演じる飲んだくれの父に虐待される少女を演じ、強烈なインパクトを残した。今回、当時センセーションを巻き起こした、往年のドラマファンにはたまらない黄金タッグが、装いも新たに蘇る。

連続ドラマの共演は、23年ぶりという2人。「仲が悪いんじゃないかというイメージを持っている人もいるみたいですが、本当は仲が良いんですよ。今回やっと共演のチャンスが来て本当に嬉しい!」(内藤)、「内藤さんは私の中で特別な存在。今回、ご一緒していなかった時間を凝縮するかのように、私のお芝居を目の前で見てもらえるチャンスが来たことが純粋に嬉しい」(安達)と、共演を喜び合っている。

ナイツ塙宣之も“女子力”あふれる異色の刑事役で新加入

そしてもう1人が、大岩捜査一課長の側近中の側近である、“運転担当刑事”奥野親道(おくの・ちかみち)。バラエティーで活躍中の塙が演じる。奥野は妻の死後、子育てのためしばらく事務職に移り、再び現場の第一線に戻ってきた異色の刑事。長年の主夫経験から得た生活の知恵や“女子力”を駆使して、捜査に奔走する。

抜擢された塙は「僕は意外と子育てにも参加しているので、ピッタリな役だなと思いましたね。2人の娘のために『プリキュア』の新シリーズもチェック済みですし、“女子力”は高いんですよ(笑)。事件解決のヒントとなるようなセリフを言わせていただけるのかな、と今から楽しみにしています」と意気込んでいる。

このほか、“見つけのヤマさん”こと小山田管理官(金田明夫)や、大岩の愛妻・小春(床嶋佳子)など、おなじみの面々も登場する。

「警視庁・捜査一課長 season3」はどう展開する?

「season3」ではミステリーファンを魅了する巧みな事件展開はもちろん、前シーズンでも好評を博した“知って得する東京最新情報”“東京の知られざる新名所”をストーリーに盛り込み、ほかの刑事ドラマにはない独自の魅力をさらに追求していく。

2020年の東京オリンピックに向けて急速に変化を遂げつつある“東京の今”を余すところなく描くのも、シリーズの大きな魅力のひとつだ。さらに、妻・小春や愛猫・ビビとの日常生活から大岩が事件のヒントを見つけ出していくなどの、おなじみの展開も随所に組み入れていく。もちろん、クライマックスで大岩一課長が発する“捜査員への魂の訓示”や、刑事たちが総出で繰り広げる“東京一斉大捜査”など、このシリーズならではの醍醐味も健在。

主演の内藤も「視聴者の皆さんが支持してくださるテイストは守りつつ、作品として少しずつ進歩していきたい。“変わらないのに、新しい”―矛盾していますが、それが実現できれば今回のシーズンは成功だと思っています」と意欲満々。新メンバーを迎え、ますます“進化”を遂げていく熱き刑事たちのドラマに注目だ。(modelpress編集部)

内藤剛志(大岩純一 役)コメント

この「警視庁・捜査一課長」はできるかぎり続けていきたい、ライフワークのような作品と考えているので、また皆さんのもとに戻ってくることができて嬉しいです。「家なき子」で共演したとき、祐実ちゃんはまだ10代でしたが、“子役”ではなく確実に“女優さん”だと思っていたので、いきなり本番でアドリブを入れたこともありました。祐実ちゃんならそれを面白いと思って受け取ってくれるだろうなという、絶対的な信頼感がありました。

今回のキャスティングは、勇気があるなと思いました!というのも、僕と祐実ちゃんは「仲が悪いんじゃないか」というイメージを持っている人もいるみたいで、実は2014年に「科捜研の女」でゲスト出演してもらったときも、撮影の合間に2人で話していたら、周囲がザワついていたんですよ(笑)。

でも、本当は仲が良いんです。LINEでもつながっていて、「(『家なき子』が)代表作と言われるのは嬉しいけど、それを超えるものをやりたいね」と2人でずっと話をしてきたので、今回やっとそのチャンスが来て本当に嬉しい!僕にとって、祐実ちゃんは、血は繋がっていないけど娘のように感じる、稀有な存在。特別すぎてうまく言い表せないのですが、あのときから不思議な絆を感じるというか…。今回、祐実ちゃんに演じてもらう萌奈佳刑事と大岩は信頼で結ばれる役柄だと思うので、僕たちの不思議な信頼関係が空気のように醸し出せればいいですね。

また、塙さんはバラエティーでご一緒したとき、賢い方だなと思ったし、人間としてのやわらかみが魅力的だなと感じました。彼が加わることで化学変化が起きることを期待しています。2人の強力な新メンバーが加わりますが、視聴者の皆さんが支持してくださるテイストは守りつつ、作品として少しずつ進歩していきたい。“変わらないのに、新しい”―-矛盾していますが、それが実現できれば今回のシーズンは成功だと思っています。視聴者の皆さんには謎解きはもちろん、2020年に向けて変わりつつある東京という街の面白さも楽しんでいただきたいですね。また、タイトルは「警視庁・捜査一課長」ですが、描くのは“ザ・チームワーク”!木曜の夜にこのドラマを見て、金曜の朝は“皆で楽しく頑張ろう!”と仕事場や学校で元気を出してもらえたら嬉しいですね。

安達祐実(谷中萌奈佳 役)コメント

内藤さんと連続ドラマをご一緒するのは、「家なき子」以来、23年ぶり。まったくお変わりないのですが、当時は私がまだ子どもであまり大人の方々とお話しができなかったので、こんなにおしゃべりが弾む方だったんだな、と改めて思いました(笑)。「家なき子」撮影当時は、本番で内藤さんから台本にはないアドリブが投げかけられると、役柄の“すず”として「負けない!」という気持ちが湧き上がってきたことを覚えていますね。お父さん役で共演させていただいた俳優さんはたくさんいるのですが、内藤さんはやはり私の中で特別な存在。すごく不思議なのですが、“何か”が違うんです!

それにしても今回のキャスティングを思いついた人は、スゴイですよね。普通、23年も共演していないと聞けば、避けてとおりそうなものですから…(笑)。私自身、内藤さんとの共演は本当に貴重な機会だなと思ったので、すぐに「やります!」とお返事しましたが、今回、ご一緒していなかった時間を凝縮するかのように私のお芝居を目の前で見てもらえるチャンスが来たことが、純粋に嬉しいですね。大岩一課長は“理想の上司”ですが、内藤さんは私にとって憧れの存在なので、その気持ちを役に乗せて演じられるなと思っています。

塙さんはバラエティーでちょっとだけご一緒させていただいたことがあるのですが、ナイツさんはすごく面白いしインテリな雰囲気もあって大好きなので、味のあるお芝居を楽しみにしています。私たち新メンバーで新しい風を吹き込みつつ、作品の世界になじんでいきたいですね。萌奈佳という役に“がむしゃらな熱意”を吹き込んで、内藤さんの右腕になれるよう頑張っていきます!

塙宣之(奥野親道 役)コメント

ガッツリ刑事役を演じるのは初めてです。昨年、独演会でふざけて刑事ドラマのパロディーをやったのですが、まさか本当にドラマが決まるとは思ってもいませんでした(笑)。『家なき子』も見ていたので、内藤さんや安達さんと共演するなんて本当にビックリで、まだ想像がつかないですね。

この「捜査一課長」は面白くて実はシリーズすべて拝見していたのですが、運転刑事役は代々“イケメン枠”ですよね。僕もイケメンだからよばれたのかなと思っているのですが(笑)、事件解決のヒントとなるようなセリフを言わせていただけるのかな、と今から楽しみにしています。普段、コントはやらないので演技にはあまり自信はないですが、頑張っていきたいですね。

奥野は主夫経験のある刑事という役ですが、実は僕も自宅にいるときは意外と子育てにも参加しているので、ピッタリな役だなと思いましたね。2人の娘のために『プリキュア』の新シリーズもチェック済みですし、“女子力”は高いんですよ(笑)。ぜひ、劇中では皆に気づかれない程度に“言い間違え”を入れていきたいですね。端末で“ヤホー”を使って事件について調べたり、時事ネタを入れて一課長にツッコんでもらったり…。そんな小ネタは入れていきたいと思います。1話1話、とても見応えがあるドラマだと思うので、視聴者の皆さんにはすべて見逃さないでいただきたいですね!
【Not Sponsored 記事】

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