波瑠、満島真之介と結婚?中井貴一主演で新春ドラマスペシャル<娘の結婚>
2017.11.22 06:00
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テレビ東京にて、2018年1月8日よる8時より新春ドラマスペシャル『娘の結婚』の放送が決定。主演は俳優の中井貴一が務め、波瑠、満島真之介らと共演する。
目次
中井貴一、テレビ東京ドラマ初出演
主演を務めるのは、本作がテレビ東京ドラマ初出演となる中井。亡くなった妻の言葉が気になり、娘の幸せのため静かに葛藤、奮闘する父・國枝孝彦を演じる。そして孝彦の娘・國枝実希役には、NHK連続テレビ小説『あさが来た』(2015年)でヒロインを演じ、以来映画やドラマなど話題作に数多く出演し、躍進を続けている女優・波瑠。男手一つで自分を育ててくれた父を想う娘を演じる。また、様々な物事に真摯に向き合おうとする実希の婚約者・古市真役は、数多くの映画賞を受賞している新進気鋭の若手俳優満島が演じる。中井と満島は、本作が初共演。さらに3人を取り巻く豪華共演陣の光石研、奥貫薫、キムラ緑子、段田安則、原田美枝子にも注目だ。(modelpress編集部)
「娘の結婚」あらすじ
國枝孝彦(中井貴一)は娘の実希(波瑠)と2人暮らし。妻・佳実(奥貫薫)亡きあと男手ひとつで娘を育ててきた。そんな娘に変化が訪れる。「会ってほしい人がいるの」…紹介したい男性がいるという。しかしある理由で会う決心がつかない孝彦は、友人の柴山善郎(段田安則)に心情を吐露。相手はかつて住んでいたマンションの隣人、古市敏之(光石研)、景子(キムラ緑子)の息子で幼なじみの真(満島真之介)だった。だが一番の問題は景子がトラブルメーカーらしいこと。その事実を引っ越すまで知らなかった孝彦は、佳実と景子の間にも確執があったのではと不安になる。果たして娘にどう伝えるべきか?思い悩む中、孝彦は大学時代の恋人・片岡綾乃(原田美枝子)と偶然再会。話をするうちに綾乃と景子の意外な繋がりが発覚…。娘の門出のために、悩み、葛藤し、奔走する父がたどりついた真実とは…!?
中井貴一コメント
Q:オファーを受けた時の感想今作のようなホームドラマは、淡々とした中で感情の起伏を視聴者にきちんと伝えていかないといけないので、脚本、監督、役者の技量が問われるもの。故にやり甲斐があると思いました。インパクトが大きいドラマが多い中、お正月にテレビ東京で普遍的なホームドラマをやるということに意義があると感じました。
Q:國枝孝彦に共感するところ
父親って家族の中で最も寂しい存在ではないかと思うんです。家族のために一生懸命働いてもやっぱり子供は母親が一番で、父親はどうしても娘との距離がある。それでも子供は宝で、子供を愛し、子供に支えられて生きているという父親の気持ちは健気で素敵だと思います。
Q:テレビ東京ドラマ初出演について
普段ものすごくテレビ東京を見ています。僕の友人がテレビ東京に勤めているのですが、昔「中井は一生テレビ東京には出ないよな」と言われていたのですが、彼もいよいよ定年という時期に、今回出演出来て良かったです(笑)。
波瑠コメント
Q:オファーを受けた時の感想お正月ドラマには何度か出させていただいていて、家族も喜ぶので今回も楽しみです。とても温かいお話なので、ぜひご家族で見ていただきたいと思いました。
Q:演じる上で気を付けている事は
普通の家庭に育ったどこにでもいるような女性の持つ空気感や、物語に流れている空気を感じてもらえるように意識しながら演じています。
Q:視聴者へのメッセージをお願いします
娘をもつ父の目線だけでなく、かつて父に送り出された娘や、娘をおくりだす父を側で見ている母など、色々な目線で楽しめる作品なので、お正月のあったかいお部屋でご家族で見ていただきたいと思います。
満島真之介コメント
Q:オファーを受けた時の感想近年、親や兄弟と疎遠になってしまっている人も増えてきているのではないかと感じています。このドラマを通してお正月に家族との時間をみつめるきっかけになるはずだと思ったんです。また、尊敬する中井貴一さんと共演できるというチャンスを頂き、芝居を通して男同士の関係や距離感を存分に感じたい一心でした。
Q:古市真という役柄について
真は今も昔も変わらない若者の持つ素直さと、これからの未来への葛藤に溢れている素敵な人物。今ある環境や、ぬぐえない不安としっかりと向き合い、前に進んでいこうとする生き方に心打たれます。僕自身アクの強い役が多かったのですが、今の自分と改めて向き合わせてくれる役に出会えた喜びは大きいです。今まで生きてきた自分が真という人物を通してどう滲み出ていくのか、しっかりと感じたいです。
Q:作品に対する想い
この作品は、これからの時代への希望が詰まっていると思います。家族という普遍的な繋がり。愛情の行方。人と人が出会い形成していく新たな関係性。誰しもが人生のなかで体験していく逃れられない喜びと悲しみを真っ直ぐに、そして繊細に描いているドラマです。季節感のある食卓や、先祖が繋いできた日本家屋の匂い。親子の愛情。挙げたらきりがないほどの要素が詰まったホームドラマです。新しい一年の始まりに、人生を振り返りながら観てほしいです。
原作・小路幸也コメント
「娘さんを僕にください」。今では古典的とも言える、若者が緊張しながら恋人の父親に告げるシーンを描きたいなぁ、というそれだけの理由で、他は何も考えずに書き始めた物語でした。そして実際に大きな事件は何も起こらない静かな作品になりました。言い換えるとかなり、いやとても地味なので、テレビドラマのお話をいただいたときには「え? 大丈夫なのこれで?」と、本気で心配しました(笑)。父親である國枝孝彦の年齢は、書いた当時の自分と同じです。そして、ドラマで孝彦を演じていただいた中井貴一さんは、偶然にも僕と同い年でした。波瑠さんが娘役と決まったときには「こんな可愛い娘がいたら嬉しいけど、本当にお父さんは心配だよなぁ」と。きっと僕が父親だったら、恋人役の満島真之介さんに「娘はやらん!」と一喝し、でもその後に「幸せにしてやってくれ」とぼろぼろ泣きながら言うような気がします。僕自身、三十年も前に経験し、きっと皆さんの心の中にも鮮明に残っている人生のひとつの場面。楽しんでいただけたら嬉しく思います。
脚本・水橋文美江コメント
プロデューサーの阿部さんから「中井貴一さんとお仕事するのが夢だったんです」とこのお話をいただいた時、私もひそかに願っていたことなので飛び上がりました(心が)。執筆しながら父親の中井貴一さんと娘の波瑠さんを思うだけで、あぁなんて幸福な組み合わせだろうと何度ため息をこぼしたことか。親の立場と娘の立場、両方を行きつ戻りつしつつ、原作のあたたかさと誠実さを見失わないように丁寧に紐解いたつもりです。なんでもない日常のかけがえのない時間です。ほんのりじんわり、さりげなく、皆様の心に届きますように。プロデューサー・阿部真士(テレビ東京 制作局ドラマ制作部)コメント
王道のホームドラマは視聴率が取れないと言われます。各局、見渡してみても、ほぼホームドラマはありません。だからこそ、敢えて今、テレビ東京が作る意義があると思いました。「他局がやらないことをやる」それがテレビ東京らしさであるし、混沌とした社会情勢のなかで、一度立ち止まり、人が生きるうえで本当に大切なことは何か?と、心に問いかけることが重要であると考えたからです。本企画は、「結婚」をテーマに、父が娘のことを想い、娘が父のことを想う、その気持ちを丁寧に描いたホームドラマです。食べる、働く、寝る、掃除する、電話する、など私たちの日常がそこには描かれています。だからこそ、登場人物の誰かに共感できるはずです。最高のシナリオ、最高のスタッフ、最高のキャストで生まれた“傑作”です。物語の力、ドラマの力を信じて作り上げました。ぜひご期待ください。
<みどころ>
主演の中井貴一さんが撮影前におっしゃっていました。「ホームドラマこそ役者の技量が問われる」その言葉通りの魂を込めたお芝居に、モニターを見ながら何度も涙しました。さらに、今回の作品をちょっと変わった角度で見てみると、【中井貴一VS名俳優たち】の芝居合戦となります。中井さんが天才と評する段田安則さん、キムラ緑子さんを始め、感動的なシーンを作り上げてくれた娘役の波瑠さんや婚約者役の満島真之介さん、華やかでチャーミングな原田美枝子さんたちと中井さんとのお芝居は、今では少なくなった「大人のドラマ」として堪能できます。間、息遣い、表情、仕草など、役を演じ、見た人を感動させる演技。それに魅了されるはずです。
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