“マンガを書籍&映像化”するコンテスト、グランプリが台湾の23歳に決定 好きな日本のマンガは?<京都国際映画祭2017>
「原作開発プロジェクト」のマンガ部門・第一回グランプリ作品の授賞式が15日、京都で開催中の映画祭「京都国際映画祭2017」で行われた。海外からの応募作品463点の中からグランプリは台湾のインフさん(23歳・男性)の作品「人偶」が受賞。同作品は、書籍化と映像化が約束された。
原作開発プロジェクトのグランプリが決定
作品は、一人息子を亡くした木工職人が、魂のこもった少年の形をした人形を作ったが、ある重要な2つのルールがあった。親子愛の意味を問う衝撃的なラストが見どころのダークファンタジーとなっている。受賞に対してインフさんは「びっくりした」とコメント。
審査員の竹宮恵子氏は「細かい手仕事で、日本のマンガ(の技術)をちゃんと継いでくださっている。複雑な構造でいろんなことを考えさせられる作品で他の作品とは一線を画していた」と評価。
また、ゲストで登場した鉄拳は「ストーリもよかったし、絵もプロ並みの絵」と拍手を送った。
インフさんは大学入学まで独学でマンガを学び、大学ではマンガを学んだといい、好きな日本の作品は「ワンピース」としていた。
4回目の京都国際映画祭
京都国際映画祭は、2014年に創設された京都市で開催される映画祭。「京都映画祭」の伝統と志を引き継ぎ、「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに持つ。4回目を迎えた今回は、『京都三泊四日。』をキャッチコピーに京都市内の「よしもと祇園花月」「元・立誠小学校」「岡崎公園」など多数の会場で行われる。
映画上映やアート展示のほか、図書館を利用した芸人おすすめ本の展示、エンタメステージ、ブース出展なども行われる。
今年の同映画祭のオープニングセレモニーは世界遺産・西本願寺内の重要文化財である南能楽堂で開催された。(modelpress編集部)
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