雑貨ブランド「SWIMMER(スイマー)」終了で悲しみの声殺到 大人になっても“絶対に捨てられない”グッズ、あなたの家にもある?
2017.06.08 22:36
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雑貨ブランド「SWIMMER(スイマー)」および姉妹ブランド「チョコホリック(chocoholic)」が来年1月末で終了することが8日に発表され、ネット上に悲しみの声が広がっている。
「仕入れ単価の高騰により、思うようなモノづくりや価格帯の維持が難しくなった」
両ブランドを運営する株式会社白鳳は「かわいい雑貨好きのスタッフが集まり、ブランド設立以来常に新しいアイデアに挑戦し商品を作り続けてきましたが、近年は仕入れ単価の高騰により思うようなモノづくりや価格帯の維持が難しくなり、誠に残念ではありますが、この度2018年1月末をもって両ブランドを終了する運びとなりました」とブランド終了に至った経緯を説明。現在、ラフォーレ原宿や池袋・サンシャインALTAなど全国に直営店舗があるが、来年1月末頃までに順次閉店する予定で、オンラインショップは今年12月中旬頃までの営業を予定しているという。
公式Twitterやブログでは、ブランドを代表する動物やりんごのキャラクターが地球を囲むイラストとともに「30年間ありがとう」のメッセージが掲載された。
かわいい雑貨は大人になっても捨てられない
「SWIMMER」は1987年に誕生。カラフル&ポップでキッチュなデザインの雑貨は10代~20代でも購入しやすい低価格で展開され人気を博した。学生時代、友達同士のプレゼント選びに訪れた人も多いだろう。ブランド終了の知らせとともにTwitterでは「SWIMMER」がトレンド入りし、「SWIMMER終わるって…ウソでしょ?」「小学生からずっと大好きだった…」「値上げしてもいいから続けてほしい」などの悲しみの声が広がっている。
女子が大半のモデルプレス編集部でも、「SWIMMER」の愛用者は多数。もちろん現役で使っているという人もいるが、大人になり、かわいい雑貨は卒業した今も「キノコの時計」や「りんごのボールペン」がまだ家にある、という声が多く、それぞれに思い出があるようだ。
アラサーの筆者も小学生頃から「SWIMMER」に通っては雑貨を眺めていたと記憶している。もうずいぶん前に卒業したのだが、唯一、絶対に捨てられなくて残っているのが「がんばれ!クマダ刑事」なるキャラクターのトートバッグである。何しろ数十年前のものなので、今の「SWIMMER」とはテイストが少々違うかもしれない。
中学生くらいの時に自分のお金で購入し、お弁当などを入れて毎日持ち歩いていた。コミックのようなデザインだが、よく見るとストーリーはつながっておらずただの柄だ。クマダ刑事とうさぎの「どろぼう」が出てくるが、「どろぼう」が盗んだと思われるお金でクマダ刑事が和菓子を買ってしまうなど、どちらが悪いのかわからないシュールな感じがたまらなくかわいくて愛着がわいた。
数十年の使用感でヨレヨレになって何回か母親に捨てられそうな危機があったが、それを乗り越えて今も手元にある。
海外からも低価格の雑貨ブランドが多数進出してくるなか、「SWIMMER」ならではの個性的なデザイン性と価格を両立できなくなったというのはなんとも寂しい話だ。
みなさんの家にも“絶対に捨てられない”「SWIMMER」グッズがあるだろうか。(modelpress編集部)
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