「となりのトトロ」「ハウルの動く城」などのスタッフ陣が“10年かけて作った”ラブストーリーが話題
2017.05.22 14:59
スタジオジブリのアニメーション作品「となりのトトロ」や「ハウルの動く城」などを手掛けたスタッフ陣が製作し、約10年にわたって九州地方限定で放送されてきた製パンメーカーのCMが、このほど一つのWEB動画として公開され、話題を集めている。
ジブリ作品に携わったスタッフが制作した地方CMが話題に
動画は「カシスとアルルの物語」と題し、約2分半。物語は、フランス南部の田舎町を舞台に、パン職人を目指し修行に出る主人公の女の子カシスと、カシスが憧れる年上の金髪の青年・アルルを中心に描かれる。アニメーションの制作には、ジブリ作品の「となりのトトロ」「おもひでぽろぽろ」で作画監督を務めた佐藤好春氏、「ハウルの動く城」「借りぐらしのアリエッティ」で作画監督を務めた山下明彦氏、音楽や撮影監督、プロデューサーらもジブリ作品に携わったスタッフが参加。
10年かけて少しずつストーリーとして展開されてきたCMが集大成としてまとめられ、物語の続きとなる新CMも公開されている。限定CMだった同作が全国的に公開されたことで話題に。
「DVD化希望」「限定はもったいない!」の声
ジブリファンなどでの間では「まるでジブリ!!!!!」「この世界観大好きです」「ジブリでお得意のおいしそうな食べ物がこの作品でもまたおいしそう…」「九州の人うらやましい」「声も入れてDVD にしてください」といった声が続々とあがっている。一方、10年近く2人の行く末を見守った九州地方では新CMで主人公が結婚したことから「ようやく結婚したのか…」「女の子と男の子結婚している!!!!!」「主人公の女の子が大人になってる…」「うちのお父さんが女の子が結婚して失恋したって朝から泣いている」と、感慨深そうな反応を示している。
なお、動画は「つづく」となっており、今後もストーリーは展開されていく。(modelpress編集部)
「カシスとアルルの物語」あらすじ
フランス南部の田舎町で、母のパン屋を手伝い天然酵母によるこだわりパン職人を目指し修行に出る主人公の女の子カシスと、金髪の青年アルルを中心に描かれてきた「スローブレッド」の物語。10 周年となる今回の動画は美しい小さな町のパン屋さんから始まります。主人公は、カシス。パン屋さんを営むお母さんを手伝う少女。そして、旅の途中に町を訪れ、カシスが憧れる年上の男性、アルル。お母さんのようなパン職人になりたいと夢見るカシスと、それをやさしく見守るアルル。出会い、恋、希望、旅立ち、そして、、、。
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