高杉真宙、猫になる!「おひざにのりたい欲が止まらない…」“萌えセリフ”連発の感想は?
2017.05.05 20:21
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好青年からヤンチャ系まで、作品によってあらゆる役柄を演じ分ける実力派若手俳優、高杉真宙(20)が今度は“猫”になった。5日に東京・渋谷のNHKみんなの広場ふれあいホールから生放送されたラジオドラマ『劇ラヂ!ライブ2017』(NHKラジオ第1/NHKワールド・ラジオ日本)の「ふたり暮らし」にて、猫のまさお役で主演。大勢の観客を前にした公開生放送に挑み、自分の鼓動で頭が痛くなるほど緊張したという高杉に、その感想や“次に演じてみたい動物”を聞いてみた。
三十路女とまさおのふたり暮らし
2012年よりスタートした「劇ラヂ!ライブ」は新進気鋭の脚本家がラジオならではの演出に挑み、役者が観客の前で生で演技をする企画。ペヤンヌマキ氏(ブス会*主宰)が脚本・演出を手がけた「ふたり暮らし」は、小説家志望の三十路女・希美(西尾まり)とまさおの穏やかな日常を描いた物語。希美が7年間同棲した彼氏と別れたことをきっかけに、まさおとのふたり暮らしは始まる。希美が一目惚れした“イケメン猫”のまさおは、現実の男と違い“好きな時に甘えさせてくれる”存在。少しひねくれ者だが、仕事から疲れて帰った日も、つらくて泣いている時もそっと足元にすり寄って優しく見守ってくれる。
朝は「おきろ~」とベッドに飛び乗り、お腹がすけば「そろそろ何か食わせてくれないかな…」とエサをおねだりしたりと、猫ならではのセリフを可愛らしく、時に素っ気なく演じた高杉。中でも、希美のひざが定位置であるまさおの「おひざにのりたい欲が止まらない…」というセリフには会場の笑いが起きていた。
マシュマロを食べて「うまうま」
また「劇ラヂ!ライブ」は、効果音も職人技を生かして生で表現するアグレッシブな取り組みとして注目。キャスト陣の横では、ハイヒールでコツコツ歩く音、めざましの音、ドアが閉まる音などを実演。まさおが「うまうま」とエサを味わうシーンは、高杉が実際にマシュマロを口いっぱいに頬張って表現した。会場の観客は、まさおの気分に合わせて上目遣いになったり、いじけた顔をしたりとくるくると表情を変えながら演じる高杉を見て、まるで本物の猫がそこにいるかのような臨場感を楽しむことができた。
まさか自分が猫になるとは…
よどみない演技で観客を引き込んだ高杉だったが、終了後に感想を聞くと「めちゃくちゃ緊張しました!(笑)信じられないくらい。感じたことのない不思議な雰囲気で、舞台というよりもライブに近いですね。稽古の時から怖くて、ずっと手が震えていたんですよ」と明かす。実家で犬1匹、猫1匹を飼っており、普段から猫に親しみがあったものの「まさか自分が猫を演じるとは思わなかったですね(笑)」と思わぬオファーにビックリ。「でもラジオドラマならではですよね。映像でもできなくはないですけど、実際に猫を撮影しなきゃいけないので。音だけで、最初は猫か人間かわからないというのが面白いと思いました」と話す。
この日大きめなグレーのパーカーを着ていたこともあり、グレーの猫をイメージしていたと伝えると「僕もこういう色のイメージでした。目つきが悪くて、無愛想っぽいんだろうなぁって」。名セリフ“おひざにのりたい欲が止まらない”については「恥ずかしいですよね(笑)。どんな風に言うか、悩んだセリフのひとつです」とかなり照れたよう。「シャイな子が思い切っていく、という風に演じようという話になって。演出のペヤンヌマキさんからは、細かいところまで指示していただきました。ニュアンスなのか、ガラッと変えるのか…ちょっと声が高すぎる、低すぎるというところも難しかったです」と苦戦した点を振り返った。
次はカラス役に挑戦!?
以前から声の仕事を熱望していたこともあり「またラジオドラマをやってみたいです。見えないものを作っていく作業は難しいなと感じつつ、もっといろいろ勉強してみたいです」と意欲。動物になってみたいと思ったことはある?との問いには「めっちゃありますよ!最近は、空の鳥を見ながら『いいなぁ、飛んでみたいなぁ』って…隠居したおじいちゃんみたいですけどね(笑)」。鳥の中でも「カラスを見ているのが好き。洗練されていて、きれいだなぁと思う」ということで、“カラス役”を提案してみると「いいですね!いつか『カァー』って言ってるかもしれない」と笑っていた。
劇中の希美と同じく、ひとり暮らし中の高杉。「ハリネズミを飼いたいんです。でも結構、飼うのが難しいみたいなので、今は無理なんですけど…いつかハリネズミを飼いたい!」と願望をのぞかせていた。(modelpress編集部)
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