元乃木坂46深川麻衣が初主演舞台「4週間前と別人」絶賛の声相次ぐ(C)モデルプレス

元乃木坂46深川麻衣が初主演舞台「4週間前と別人」絶賛の声相次ぐ<会見内容たっぷり>

2017.04.26 17:42

元乃木坂46・深川麻衣が26日、東京・サンシャイン劇場で行われた初主演舞台『SKIP』のゲネプロ後、報道陣の囲み取材に応じた。

  
昨年6月に乃木坂46を卒業、女優に転身後、初となる舞台について深川は「ずっと舞台をやってみたかったので、こんなに大きな役をやらせていただくのがすごく嬉しくて。でもやっぱり不安がすごく大きかった」と本音をポツリ。

深川とW主演の霧矢大夢は「毎日、目に見えるように成長してきた。実際にお客さまの前で演じたら、またさらに変化していくんだろうな」と期待を寄せ、脚本・演出を手がけた成井豊氏も「稽古初めと今日の初日で一番変化したのは深川さん。4週間前と別人ですね。よくぞ僕のダメ出しに耐えて、泣いて飛び出していかなかった」と褒め称えた。

霧矢大夢、深川麻衣、岡田達也、成井豊(C)モデルプレス
舞台を選んだ理由について深川は「映像のお仕事も好きなんですけど、舞台には舞台の違った良さがあって、生身と言いますか、その瞬間でしか共有できない時間というのがお客さんとあるなと思っているので、緊張はするけど、勉強になるなと思いました」と説明。レポーターから「やり直しができない一発勝負ですよ?」と念を押されると、「噛まないかハラハラしています」とはにかんだ。

同舞台は、2004年に演劇集団キャラメルボックスの劇作家・成井氏によって初舞台化され、今回が13年ぶりの上演。高校2年生、17歳の一ノ瀬真理子がうたた寝から目覚めると、夫と17歳になった娘がいる42歳の高校教師になっていた。深川が17歳の真理子、霧矢は42歳の真理子を演じ、岡田達也らが出演。きょう26日から5月5日まで同劇場にて上演される。


囲み取材

深川麻衣(C)モデルプレス
― 役作りの上で苦労されたことや、稽古場で印象的なエピソードなどあれば教えてください。

霧矢:見た目は42歳、中身はこの可憐な深川麻衣ちゃんのような真理子を演じなければいけない。まず一番最初の本読みで、麻衣ちゃんの声を聞いた時に「どうしようかな」と思いました。42歳と17歳の間を二人で分けて演じるので、そういった意味ではすごく難しいと言いますか。あとは小説なので、それがそのまま台詞になっていると言いますか、朗読劇のような、実演のお芝居のような、そういう間を彷徨う稽古がすごく難しかったなと思います。

深川:私も霧矢さんがおっしゃっていたように、二人で一役を演じるということなので、寄せていこうと思いました。最初は霧矢さんの仕草とかをいろいろ観察してたんですけど、それよりも気持ちを大切にしていった方がいいなって気づきました。あとは、やっぱり昭和42年で生きていた女の子なので、今とは違って、当時流行っていた歌とかギャグとか、あとレコードのかけかたとかもわからなかったので、調べたりしました。

成井氏:そうだよな、レコード知らないもんな。

深川:お父さんが持ってたんですよ!

成井氏:お父さんがな、そうだよな(笑)。

深川:でも聞いたことがなくて。

岡田:役としてはこんなことを言ったらあれなんですけど、二人の奥さんが綺麗だし可愛いので、役得だなって思います(笑)。本当にいい役をもらったなと思います。

深川麻衣、岡田達也(C)モデルプレス
― 成井さん、霧矢さんと深川さんと初めてお仕事した時の印象をお願いします。

成井氏:霧矢さんは今回の舞台の直前に出ていらした舞台を見に行っていまして、すっごい素敵で!演劇も面白かったけど、お芝居も素晴らしくて、「こんな女優さんが真理子やってくれるんだ」っていうのが嬉しかったですね。演技も確かなので全然心配してなくて、正直ほったらかしにしすぎたかなって(笑)。ダメ出しも深川さんにばっかりして、霧矢さんには全然してなくて、申し訳なかったなと思います。だからもし霧矢さんの演技が素晴らしかったら、それは霧矢さんが一人で作ったもので、僕はほとんどお手伝いしてないんじゃないかと思います。一方、深川さんはね、本格的なお芝居がほとんど初めてなのにも関わらず、サンシャイン劇場っていう、こんなに大きな舞台に立たなきゃいけない。しかも普通マイクをつけるんですよ。でも地声でお芝居をしなきゃいけないっていうので、かなり苦労しましたよね。

深川:はい。

成井氏:でも、稽古始めと今日の初日で一番変化したのはやっぱり深川さんだと思います。別人ですよね、4週間前とは。よくぞ、僕のダメ出しに耐えて、泣いて飛び出していかなかったですよね!(笑)不登校にならずによく耐え抜いてくれたと思います。辛かった?

深川:いえ、全然!ダメ出しっておっしゃっていますけど、優しくいろんな方がアドバイスしてくださったので、そう言っていただけて良かったです。

深川麻衣(C)モデルプレス
― 乃木坂46を卒業してから女優としての初舞台になりますが、意気込みはいかがですか?

深川:意気込み…う~ん、今回この『スキップ』の話を聞いた時に、こんなに大きな役をやらせていただくのが本当に嬉しくて、舞台っていうのもずっとやってみたかったので嬉しかったんですけど、やっぱり不安がものすごく大きくて。周りの方が場数を踏んで来られた方ばかりなので、大丈夫かなって思いつつも、逆にポジティブに変換して、皆さんからこの期間に、盗めるものとか、学べるものをいっぱい学ぼうっていう気持ちでやってました。

― 初めての舞台はやっぱり制服なんですね。

深川:そうですね(笑)。ちょっとレトロな制服なんですけど、17歳の真理子は衣装替えがないので、ずっとこの制服で。

― 霧矢さんはW主演ということでしたが、どうでしたか?

霧矢:本当に初々しくて、毎日毎日、目に見えるように成長していくんですよ。岡田さん(岡田達也)と我々は、わりとキャリアはある方なんですけど、なんか本当に麻衣ちゃんの日々の頑張りに初心に帰ると言いますか、私もそういう麻衣ちゃんを見ながら自分も成長していければなと思います。いっぱい学ばせてもらおうと思います。

深川:いやいや、こちらこそ。

霧矢:きっとお客さまの前で演じたら、さらに変化していくんだろうなと思っているので、私も負けないように初々しく頑張ります。

霧矢大夢、深川麻衣(C)モデルプレス
― なぜ女優という目標を立てた時に、舞台を選んだのですか?

深川:舞台を選んだ理由…映像のお仕事もものすごく好きなんですけど、舞台には舞台で違った良さがすごくあって。映像は作ったものを皆さまにお届けするものですけど、舞台は生身と言いますか、その瞬間しか味わえない時間っていうのが、お客さんと出てるキャストの中であるなと思っているので、緊張はしますけど、声の出し方とか、そういう感じるものとかが、全く映像のお仕事と違うので、勉強になるなと思っています。

― やり直しができない一発勝負ですよ?

深川:そうですね。噛まないようにハラハラしてます(笑)。

― セリフを覚えるのとか結構大変でしたか?

深川:いや、そうですね…。

岡田:でも早かったですよね。

霧矢:早かったですね。最初から台本を離して。

深川:お風呂に入りながら覚えてました(笑)。

― やはり大変でしたか?舞台の主演というのは。

深川:そうですね、主演って言っていただくとやっぱりプレッシャーって大きいなって思うんですけど、でも本当に毎日の稽古がすごく楽しくて!本番は緊張しちゃうと思うんですけど、楽しみながら、そういう緊張も楽しんでやっていけたらと思います。

深川麻衣(C)モデルプレス
― 霧矢さんは娘のような感じですか?

霧矢:そうなんですよ。なんかついつい娘のような眼差しで見てしまうんだけど、「違う違う、同じ役だ」って思って(笑)。でも私は中身は彼女っていう設定なので、少しでも麻衣ちゃんから盗めるように。でも一緒にこの作品を作っている仲間として、千秋楽までお互い成長していければいいですね。

深川:はい、お願いします。

― 同じ舞台に立った深川さんはいかがでしたか?

霧矢:どうなんでしょう…やっぱりアイドルの出身の方って私は本当に未知の世界だったんですけど、微笑みや眼差しにきゅんってしちゃうんですよね。だからファンの方の気持ちがわかるなって思いながら、ついつい客観的に見てしまうのをこらえながら、同じ真理子として立っていました。

― 今後どんな役をやっていきたいですか?

深川:どんな役…どんな役でも嬉しいですけど、でも時代劇をやってみたいと言ってるので、いつかできたらいいなって夢ですね。

― 時代劇ではどんな役を?

深川:昔の時代に生きてる方の一生懸命さとか、今にないものがいっぱい詰まっていて、そういうのにすごく憧れるので、その昔の暮らしをしてる一人として…なんだろうな?侍とかじゃなくて(笑)!う~ん…出られるだけで嬉しいです。

― 勝手な予想ですけど、朝ドラに出そうですよね。

深川:いやいやいや!でもありがとうございます。

霧矢:いつか出てください、見ます!

深川麻衣(C)モデルプレス
― 今日初日になりますけど、改めて意気込みをお願いします。

深川:一回一回新鮮な気持ちで、今まで一ヶ月間、皆さんと稽古してきたことを信じながら楽しめたらいいなと思っています。来てくださった皆さんにも『スキップ』っていうお話を好きになって帰ってくれたらいいなって思います。

霧矢:このフレッシュな麻衣ちゃんと一緒に、私も初心を思い出しながら、みんなで作り上げるような作品なので、みんなで一丸となって、千秋楽まで素敵なストーリーをお伝えしていけたらいいなと思っております。

― 深川さんは、昔のギャグとか調べたっておっしゃっていましたけど、こんなギャグが面白かったとかありますか?

深川:お話の中に出てくるのが、財津一郎さんの「やめてちょうだい」ってセリフがあって、耳をこう…(再現)動きとかを調べたり、教えていただきながら研究しました。

霧矢:そういうのも動画で見るんだよね?今どきの子だよね。

岡田:あと見たのは「ピアノ売ってちょうだい」だよね。

深川麻衣(C)モデルプレス
― 二人一役でしたが、お互いに似てるところとか共通点などはあるんですか?

深川:食べることが大好きっていうのが判明しまして!

霧矢:稽古中に一度ご飯を食べに行ったんですけど、それが岡田さんに教えていただいたお店で、稽古場の近くの。でもそこがあまりにも美味しいお店で、2日後にまた行ったんだよね(笑)。同じものを頼んで、稽古場からそのお店まで10分くらいあるんですけど、その間ずっと2人で食べ物の話をしてました(笑)。

― 何を食べたんですか?

霧矢:ベトナム風の春巻きですね。それはもう今まで食べた中で一番美味しい。

深川:美味しかったです。

岡田:ありがとうございます!

深川:食べ終わったあと、うどん屋さんに惹かれて、行こうとしたんですよ(笑)。

成井氏:はしごするなよそんなところ(笑)。なんでベトナム料理とうどんなの(笑)?

深川:閉まってたので諦めました(笑)。

(modelpress編集部)

深川麻衣(ふかがわ・まい)プロフィール

深川麻衣/撮影:たかはしじゅんいち
深川麻衣/撮影:たかはしじゅんいち
年月日:1991年3月29日/出身地:静岡県/血液型:O型/星座:おひつじ座/身長:162cm

2011年8月より乃木坂46の1期生として活動し、16年6月にグループを卒業。グループ最年長で温厚な性格から“聖母”の愛称で親しまれた。卒業後は9月に芸能事務所・テンカラットへの所属を発表。女優として再スタートを切り、11月にはドラマ『プリンセスメゾン』の第5話・6話に出演した。

『スキップ』公演概要

舞台『SKIP』/撮影:たかはしじゅんいち
<日程・会場>
4月26日(水)~5月5日(祝・金)、東京・サンシャイン劇場
<原作>
北村薫
<脚本・演出>
成井豊
<キャスト>
霧矢大夢 深川麻衣/岡田達也 粟根まこと 木村玲衣/碓井将大 深谷由梨香 長濱慎 熊川ふみ 原田樹里 他
<ストーリー>
昭和40年代の初め。一ノ瀬真理子は17歳で、県立高校の2年生。運動会が雨で中止になり、帰宅して、レコードを聴きながら、ついうたた寝をしてしまう。次に目覚めた時、真理子は見知らぬ家の中にいた。そこへ、同い年くらいの女の子が帰ってきて、真理子を「お母さん」と呼んだ……。そこは真理子の家だった。真理子は42歳で、苗字は桜木。職業は高校の国語教師で、夫と17歳の娘がいた。うたた寝をしている間に、25年の月日が流れてしまったのだ。真理子は元の時代に戻れるまで、42歳の桜木真理子として生きていこうと決心する。まずは教壇に立って、国語の授業をしなければならない……。
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