佐藤健「改めて好きになりました」感動と発見にしみじみ
2017.04.08 11:02
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俳優の佐藤健が7日、熊本市現代美術館にて書籍『るろうにほん 熊本へ』の完成報告会見を、14日の発売に先駆けて行った。
佐藤健の熊本への思い
熊本は、映画「るろうに剣心」の撮影で度々訪れており、佐藤にとって縁の深い場所。同書は、熊本地震の復興に少しでも役に立てたらと佐藤自らが企画し、熊本の地元自治体の協力のもと、昨年2016年7月と8月に、熊本県内にて撮影が行われた。また、震災の直後に被災地に炊き出しに赴いていた佐藤。現地で出会った方々と触れ合うなかで、「震災をきっかけに観光客が減ってしまって、実はそれが一番困っていると聞いた」と振り返り、「僕たちも、震災直後ということで、良かれとおもって(熊本へ)行かなかったと思う。これはもったいないことが起きていると。大変な時期だからこそ、来てほしいし、行ったほうがいいと伝えたかった」と出版の経緯を明かした。
佐藤健「発見させていただきました」
さらに、撮影で訪れた熊本の印象を改めて聞かれると「『るろうに剣心』の撮影の時は、熊本の自然と関わることがあまりなかったのですが、今回いろいろな場所をまわらせてもらって、すごく綺麗な景色とか水源とか、こんなに自然が豊かで、素敵な場所なんだと。発見させていただきました」と回顧。本の最後には、熊本の方々にとって熊本城がいかに大切なのかを知ったことについて述べているところがあり、「熊本市長さんとお話しさせていただいた際、熊本城が崩れてしまったことで、すごく肩を落とされている人たちが多いと伺いました。熊本の皆さんにとって熊本城は、大切な存在なんだなと思ったときに、とても感動して。熊本のみなさんを尊敬し、改めて好きになりました」と話した。
くまモンも大喜び
そして、同書は熊本県下の高等学校等に寄贈されることが決定。寄贈式には熊本県教育長・宮尾千加子氏とくまモンが出席した。佐藤は、熊本の方々へのメッセージとして、「最初の主旨は、観光客の方にむけて、熊本県外の方々にむけてつくった本ではあるのですが、この本を読んでくれた熊本の方の声を聞くと、『住んでいても、知らなかったところがあった』など、素敵な感想をいただきました。県内のみなさんにも、楽しんでいただけるものになっているんだと思います。ぜひ手にとってもらいたいです」とコメント。
本を受け取った宮尾教育長が、「美しくて素敵な本をありがとうございました。熊本へのエールとあたたかいまなざしが、いろいろなところで感じ取れました。たくさんの高校生たちが大喜びすると思います。私自身も意外と知らなかった、熊本の魅力の再発見になりました。ぜひ多くの人たちに読んでいただき、熊本に来ていただきたいです」とスピーチすると、くまモンも大喜びで、佐藤に熱い抱擁をして、感謝を表した。(modelpress編集部)
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