ドラマ「クズの本懐」最終回 主演・桜田通、原作を愛するが故の“反省”と得たものを語る
2017.04.05 07:00
ドラマ『クズの本懐』の最終回(第12話)が5日深夜2時25分よりフジテレビにて放送される。主演の桜田通(さくらだ・どおり/25)がモデルプレスの取材に応じ、最終回の見どころや、今作を通じて得たものについて語った。
横槍メンゴ氏の人気コミックを実写化。吉本実憂(20)と桜田がW主演をつとめ、安楽岡花火(吉本)と粟屋麦(桜田)、はたから見れば美男美女カップルの高校生2人が“秘密の契約”のもとに互いの体を求め、堕ちていく様を描く。主演の2人をはじめ逢沢りな(25)、水田航生(26)ら注目の若手キャスト陣が原作に忠実に、体当たりの濡れ場にも挑んだ。
「ドラマとして3次元の人間がそこに立った時、マンガでは描ききれないリアルな感情や息づかいがあって。一方で、やっぱり絵が繊細で綺麗で…というマンガやアニメだからこそ描ける部分もあり、色々な良さがあると思う」とそれぞれの魅力をとらえた上で、「ドラマでの強みってなんだろう?と考えたら、出ている人達が人間で、観る人達も人間であるということ。本当に同じ状況で観られる作品なので、最終的に物語がどうなっていくのか、生身の人間たちの表現を見届けてほしいです」。
「麦と花火はどうなるのか、茜さん(逢沢)と鐘井先生(水田)はどうなるのか…。それぞれ関わってきた人達が、色んな日々を追いながら、本当の“好きだ”っていう感情を抱えて、最後にどうなるのか。そこは一番観て欲しい、感じて欲しいところです」とアピールする。
際どいシーンが多かっただけに、桜田にとってはこれまでにない気遣いも必要とされた現場。「女優さんであり、女性である。僕も俳優であり、男でもあるという意味では、そこに配慮していくこと。プロデューサーさんやマネージャーさん、カメラマンさんや照明さん…色々な人の協力があってこそ完成した現場です。それが今回は特に表れやすい作品だったので、勉強になりました」と振り返った。
麦の視点から描いた最終回「もうひとつのエンディング」はFOD(フジテレビオンデマンド)にて独占配信中。(modelpress編集部)
“ドラマだからこそ”の強みを模索
元々原作の大ファンで、実写化への出演を熱望していた桜田は、ドラマ・原作・アニメがほぼ同時期に終了することに触れ「僕はこの作品が終わること自体にも愛おしさを感じています」と思い入れを語る。「ドラマとして3次元の人間がそこに立った時、マンガでは描ききれないリアルな感情や息づかいがあって。一方で、やっぱり絵が繊細で綺麗で…というマンガやアニメだからこそ描ける部分もあり、色々な良さがあると思う」とそれぞれの魅力をとらえた上で、「ドラマでの強みってなんだろう?と考えたら、出ている人達が人間で、観る人達も人間であるということ。本当に同じ状況で観られる作品なので、最終的に物語がどうなっていくのか、生身の人間たちの表現を見届けてほしいです」。
「麦と花火はどうなるのか、茜さん(逢沢)と鐘井先生(水田)はどうなるのか…。それぞれ関わってきた人達が、色んな日々を追いながら、本当の“好きだ”っていう感情を抱えて、最後にどうなるのか。そこは一番観て欲しい、感じて欲しいところです」とアピールする。
「撮り直したい」悔しさも…
今作の撮影を通じて「挑戦的な作品だったと思うし、実写化の難しさも改めて知りました」という桜田。「僕は『クズの本懐』が好きだからこそ、どうしても反省点が出てきてしまって…。できることなら撮り直したいところもあるし、『絶対こっちのほうが良かったじゃん!』って思うところもある」と悔しさをにじませながらも、「それでも現場では、その瞬間瞬間に全力で向き合っていたと思う」とひとつの自信も生まれた。際どいシーンが多かっただけに、桜田にとってはこれまでにない気遣いも必要とされた現場。「女優さんであり、女性である。僕も俳優であり、男でもあるという意味では、そこに配慮していくこと。プロデューサーさんやマネージャーさん、カメラマンさんや照明さん…色々な人の協力があってこそ完成した現場です。それが今回は特に表れやすい作品だったので、勉強になりました」と振り返った。
麦の視点から描いた最終回「もうひとつのエンディング」はFOD(フジテレビオンデマンド)にて独占配信中。(modelpress編集部)
『クズの本懐』第12話「交わした契約」
卒業シーズン。校内からは卒業式の合唱の練習の声が聞こえてくる。「卒業生を送る会」の係になった花火(吉本実憂)は、同じく係となった麦を目にし気まずく感じる。が、ふと麦と最初に交わした「契約」を思い出す。――恋に敗れた今、その契約はもう無効――。そして2人は自然といつもの屋上へ…。
【Not Sponsored 記事】