安藤政信、新たな一面開花？戸塚純貴は「カリスマ的な存在」と絶賛

安藤が演じる物語の主人公は、ハードボイルドな私立探偵・和田。和田の信条は「平凡でささやかな依頼に真正面から向き合う」ことだが、そんな信条とは裏腹に、彼はいつも世紀の大事件に巻き込まれていってしまう。つまり、“事件の方が放っておかない”のである。

あくまでも小さな依頼をまっとうしようとする和田だが、その意に反して押し寄せてくる危険な事件。その時、和田はどのような決断を下すのか。

数々の作品を彩ってきた安藤は今回、探偵役に初挑戦。また、共演には戸塚純貴や伊藤沙莉といった若手が華を添える。

豪華スタッフが集結

今回、探偵・和田のもとに集まってくる取り巻きたちを演じるのはコメディを中心に上演する人気劇団ヨーロッパ企画のメンバーが全面協力。

また、オリジナルストーリーの脚本を担当したのは、先月「演劇界の芥川賞」とも呼ばれる「第61回岸田國士戯曲賞」の受賞が決まったばかりのヨーロッパ企画代表・上田誠。上田はアニメ映画「夜は短し歩けよ乙女」（4月7日公開）など映画、舞台、ドラマの脚本を手掛け、大喜利イベント「ダイナマイト関西」での優勝経験もある。

劇中のオリジナル楽曲を担当するのは、バンド「ヒックスヴィル」のバンドマスターであり、小沢健二をはじめ数多くのアーティストのギターを務める、木暮晋也。でんぱ組.incなどへの楽曲提供や、ヨーロッパ企画の劇中音楽も数多く担当しており、今作では全編書き下ろしで楽曲提供した。

安藤政信が主演ドラマに自信　戸塚純貴＆伊藤沙莉は共演に歓喜

今作を主演の安藤は「こんなドラマは見たことがない。一直線の気持ちいいほどのデタラメ感。画面の中の人たちは大真面目に演じているのに、撮ったものを客観的に見るとクスッと笑えるという不思議な空気。ハードボイルドなのにコメディ。コメディなのにハードボイルド。なんか面白い」と紹介。撮影を「あっという間」と振り返り「またやりたいと思う」と次作に期待している。

また、戸塚は「僕にとってカリスマ的な存在であった安藤政信さん、役者を目指し上京してからずっと大好きな上田誠さん、ヨーロッパ企画の皆さんと共演の今回の企画、震えました」と今作への出演に歓喜。単発のドラマとなるが「シリーズ化できる要素しかないです」と胸を張り「今までのテレビにはない不思議な世界観をお楽しみいただけたら幸いです」とアピールした。

伊藤は、安藤について「安藤さんとの絡みが多かったのですが、あんなにまでも凛々しいお顔立ちなのにワダを演じている時にするその凛々しさが影も形もないくらいの情けない顔が本当に好きでした（笑）」とコメントし、新たな一面が垣間見えたよう。そんな安藤との共演を「とても優しくて私がアップした時も固く握手してくださり本当にご一緒できてよかったなと思いました」と喜んだ。（modelpress編集部）