フジテレビ、バラエティ番組での戦略を変更「めちゃイケ」「はねトび」に続く新番組は?
2017.03.06 14:26
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6日、都内でフジテレビの4月改編記者発表が行われた。
同局編成局次長の宮道治朗氏が「4月改編に関してはエースプロデューサーを揃えたつもりであります」と並々ならぬ意欲を見せた今回の改編。バラエティ番組に関しては「はっきりと戦略を持って臨む。ゴールデン・プライム(GP)帯と22時以降で戦略を分ける」こととなった。
中でも、金曜23時30分には、現在土曜放送中の「超ハマる!爆笑キャラパレード」のタイトルを変更した「ネタパレ」が登場。宮道氏は「王道のバラエティ番組が視聴率取りにくい状況の中で19時台で戦ってきた。これまで非常に意義のあるチャレンジをしてきたが、視聴率苦戦もたしか」と振り返り「改めて23時30分に枠を移動して、全ての枷を取り払って本来やるべき全ての事を、若年層ターゲットに100%振り切っていきたい」と気持ち新たに語った。
※8年ごとにお笑いの波がやってくるとする説。「新しい波」では「めちゃ×2イケてるッ!」「はねるのトびら」など同局を代表するバラエティ番組を輩出した。
・火曜20時「潜在能力テスト」
・火曜23時「セブンルール」(仮)
・水曜22時「良かれと思って!」
・水曜24時25分「もろもろのハナシ」
・金曜23時30分「ネタパレ」
・土曜19時「最上級のひらめき人間を目指せ!クイズ!金の正解!銀の正解!」
・日曜24時30分「LOVE Music」
・日曜25時25分「SML」(仮)
クイズ番組が2つ登場
GP帯では、火曜20時から「潜在能力テスト」、土曜19時から「最上級のひらめき人間を目指せ!クイズ!金の正解!銀の正解!」と2つのクイズ番組がスタートする。「クイズ番組はお子さんからお年寄りまでオール世代を選ばず、オールファミリーで楽しめる番組になります」と紹介した宮道氏は「今、GP帯で視聴率は苦戦していますが、底上げを図っていきたい」と期待を寄せた。爆笑キャラパレードが「ネタパレ」へ
一方、22時台以降では若年層をターゲットに絞り、そこからファン層を広げる。中でも、金曜23時30分には、現在土曜放送中の「超ハマる!爆笑キャラパレード」のタイトルを変更した「ネタパレ」が登場。宮道氏は「王道のバラエティ番組が視聴率取りにくい状況の中で19時台で戦ってきた。これまで非常に意義のあるチャレンジをしてきたが、視聴率苦戦もたしか」と振り返り「改めて23時30分に枠を移動して、全ての枷を取り払って本来やるべき全ての事を、若年層ターゲットに100%振り切っていきたい」と気持ち新たに語った。
お笑い番組にも期待
また「ネタパレ」のほか、お笑い番組は「新しい波24」、バナナマン、おぎやはぎ、オードリーのトークバラエティー「もろもろのハナシ」の2番組。月曜24時25分からの「新しい波24」はフジテレビが独自で標榜している“お笑い8年周期説(※)”に基づき制作され、宮道氏は「今回の『新しい波24』からも、ぜひ新しい芸人さん、そして制作側も若いディレクターをしっかり育成していきたい」と述べた。※8年ごとにお笑いの波がやってくるとする説。「新しい波」では「めちゃ×2イケてるッ!」「はねるのトびら」など同局を代表するバラエティ番組を輩出した。
バラエティ番組への熱意
「深い時間に関しては、これまでの王道バラエティ番組が数字を取りにくい状況となっています」と現状を見つめた宮道氏。「絶対に諦めてはだめで、今後、5年10年先のテレビのあり方をしっかりと見据えて、深い時間を使ってテレビ局がお笑い芸人さん、そして笑いの文化が再び盛り上がるための一端を担いたい」と思いを明かし「(深夜は)20代の若いディレクターも思い切りバットを振れる。ここで成功も失敗も経験してもらってクリエイター達の育成にも重きを置いている。内容面でも人材面でも文化面でもフジテレビからメッセージとして世の中の皆さんにお伝えしたい」と人材育成もポイントと語った。(modelpress編集部)フジテレビ4月期バラエティー新番組
・月曜24時25分「新しい波24」・火曜20時「潜在能力テスト」
・火曜23時「セブンルール」(仮)
・水曜22時「良かれと思って!」
・水曜24時25分「もろもろのハナシ」
・金曜23時30分「ネタパレ」
・土曜19時「最上級のひらめき人間を目指せ!クイズ!金の正解!銀の正解!」
・日曜24時30分「LOVE Music」
・日曜25時25分「SML」(仮)
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