イケメン東大生が仕掛ける謎解きがヤバい!制作秘話が明らかに
2017.02.13 13:33
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フジテレビ系バラエティ番組「今夜はナゾトレ」(毎週火曜よる7時~)の2時間SPが14日に放送。今回は「東大生&京大生が出題!ひらめきクイズ2時間SP」と題して、人気ナゾトレ問題が集結した。
同番組は昨年11月8日にスタートして以来、視聴率が右肩あがり。年配層からキッズまで幅広い層に人気が浸透しつつある同番組は、クリエイターが出題する謎解きで頭を柔らかくする新クイズバラエティーだ。
司会の上田晋也のほか、有田哲平、タカアンドトシ 柳原可奈子らおなじみのレギュラーメンバーにくわえ、ゲストには、ミステリー作家やインテリ芸能人、そして知識はなくとも「ひらめきには自信あり!?」なタレントたちが頭の柔らかさを競い合う。
今回はレギュラーチームとゲストチームの点数が拮抗し、最後まで勝敗が見えない対戦に。おもしろ謎解きの数々に直木賞作家のミステリー作家・道尾秀介氏もタジタジとなり、歯を食いしばることに。そのほか今回のゲストには、「脱出ゲーム」が得意という佐野ひなこ、敏腕弁護士の北村晴男氏、元祖インテリ女優の紺野美沙子、意外なひらめきを発揮する武井壮、レギュラーチームの助っ人となり図らずも好接戦の要員となった久本雅美らが登場する。
毎回、謎解きを番組に提供したのが東京大学謎解き制作集団「AnotherVision」。話題の“脱出ゲーム”のプロデュースをはじめ、昨今人気となっている“謎解き”という新たな遊びを、東京大学から発信する頭脳集団である。同番組に登場するようになり、“イケメン東大生”としても注目をあびる「AnotherVision」代表・松丸亮吾さんが番組のインタビューに応じた。
謎解きというものが娯楽のジャンルとして定着しつつありまして、それを東大生である僕たちが作ってみよう、とできたのが、AnotherVisionです。謎解きとして、よくあるのが制限時間内に目的を達成するために、謎を解きながら進んでいく、脱出していくようなゲームです。そういう場所にみんなが集まる体験型の謎解きゲームでは、自分たちが主人公になれる、という面白さがあります。一方で、『ナゾトレ』では、謎の部分に重点を置いて、一枚で勝負するという形で謎解きを作っています。
― AnotherVisionは、普段どんな活動をしているのですか?
サークルのメンバーは100人ほどいまして、謎解きに挑戦しに行ったり、謎解き問題を作ってみたりしています。それが評価されて、いろいろな企業さんからも声がかかるようになりました。テレビ番組の問題を作るようになったり、日本赤十字社さんの献血キャンペーン用の謎解きを制作したり、下北沢の謎解きカフェ用に制限時間が60分のイベントを作ったり…。
― 『ナゾトレ』の謎はどういう流れで制作しているのですか?
『ナゾトレ』制作メンバーは24人ほどいるんですが、毎回、期間内に謎を作ってもらって、何十問かのうち面白い3問だけをピックアップします。そこから24人で更なる改善ができないか検証したり、ヒントの出し方を考えたりしています。最高の状態で出題するために、ギリギリまでノンストップでブラッシュアップすることもあります。気づくと朝までやっていたり…。
― 謎自体はどうやって作っているのでしょう?
あるメンバーは、使いたいアイデア(暗号や法則や解法)を見つけて、そのアイデアを活かせる言葉が実際に世の中にあるか探し出して、実証することで謎を作っています。僕も似ていて、どういうことを仕掛けたら楽しいかをまず考えて、そこからいきなり問題と答えを直結して出すのではなく、みんなに気付かせるためにはどういう伏線を張ったら面白いか、どういうことを仕込んだらより面白くなるかを考えて作っています。
― 『ナゾトレ』の謎作りで大事にしていることは?
必ず初めて見る問題を作るようにしていて、ベタ問(ベタな問題)は出さないようにしています。謎解きって“これ見たことある”という問題は面白くないんですよね。みんなが同じスタートラインに立ってヒラメけるかどうか、が大事なので。
― 毎回新しい謎って、ずいぶんハードルが高いですね。
逆に、ベタ問に見せかけて実は違う、という問題を作ることはありますね。固定観念ができるほどそれを利用して裏切ったりできるので。あとはヒントを3つ出しているのですが、そのヒントにも細かく仕込んでいたりします。
― ヒントにも?
はい。僕がヒントを振る時のVTRもぜひ注目してみてください。答えがわかっていない人にはよりヒントになりつつ、答えが分かってる人もニヤっと楽しめるような伏線を仕込んでいます。
― それは気づきませんでした。次回の放送ではそこにも注目してみたいと思います。そんな謎を作るのは大変そうですが、どんな時に作っているのですか?
試験シーズンは大変です(笑)。みんなネタ帳を持ち歩いていて、道を歩いてる時や、電車内で思いついたりしているようです。僕もスマホにメモしていて数百個ぐらい貯まっています。あとはお風呂で頭を洗っている時とかによく思いつきますね。
― 松丸さんがAnotherVisionの代表になった経緯は?
大学に入学してすぐにAnotherVisionに入ったのですが、1年生の11月の駒場祭で“お前が仕切れ”って無茶ぶりされて。それで“RPG世界”を舞台にしたゲームを作ったらかなりの大反響になったんです。そこからいろんなゲームを作るようになって、3月に代表を変えないといけなくなり、前代表から“お前がやれ”って指名されて…。まだ2年になったところだったんですが、代表になりました。トップに立つことで、いろんなゲームに監修として関わるようになったので、それが面白いです。
― では、あらためて謎解きの醍醐味とは?
個人的には、対策を練って勝つためにやる、というよりも、純粋にまっさらな状態で自分で考えてピンとヒラメいた時の喜びが大きいと思います。自分が思っていなかったことをヒラメく瞬間が快感かと。やればやるほど新しい発見が生まれていくし、ネタがつきないので…。
― 頭が柔らかくなりそうですね?
凝り固まっていた思考が広がりやすくなると思います。あまりそれを目的にしてほしくないですけどね。まずは純粋に楽しんでもらいたいので。
― それでは 作る側の醍醐味は?
リアクションを見ることですね。自分が作った謎を人に面白いって言ってもらえるのって、悪い言い方すると承認欲求が満たされるんです(笑)。よく誰も解けない難しい謎を作ろうとしてしまいがちですが、僕たちは解けない謎を作るのではなくて、みんなが解ける謎を作ろうとしています。そのためにもいろんな伏線を散りばめているし…。知識がなくても小学生でも解ける謎というのは、解けるはずなのに気づかないと解けない、だからこそ解けた時はうれしいし、解けなければ悔しい、そういう楽しみがあるんです。
(modelpress編集部)
司会の上田晋也のほか、有田哲平、タカアンドトシ 柳原可奈子らおなじみのレギュラーメンバーにくわえ、ゲストには、ミステリー作家やインテリ芸能人、そして知識はなくとも「ひらめきには自信あり!?」なタレントたちが頭の柔らかさを競い合う。
2時間SPの見どころは?
14日放送のSPでは、これまで特に人気の高かった“ナゾトレ”問題をぎゅっと凝縮。東大謎解き制作集団が出題する「東大ナゾトレ」、京都大学で博士号を取ったパズル界の星野源こと東田大志が作り出す「京大・東田式漢字ナゾトレ」、CGを一切使用せずに映像に信じられない変化を起こす一流マジシャン集団が制作する間違い探しゲーム「ナゾトレフェイク7」に挑戦。今回はレギュラーチームとゲストチームの点数が拮抗し、最後まで勝敗が見えない対戦に。おもしろ謎解きの数々に直木賞作家のミステリー作家・道尾秀介氏もタジタジとなり、歯を食いしばることに。そのほか今回のゲストには、「脱出ゲーム」が得意という佐野ひなこ、敏腕弁護士の北村晴男氏、元祖インテリ女優の紺野美沙子、意外なひらめきを発揮する武井壮、レギュラーチームの助っ人となり図らずも好接戦の要員となった久本雅美らが登場する。
現役東大生が仕掛ける“暗号謎解き”が話題
同番組は、現役東大生が仕掛ける最先端の“暗号謎解き”「東大ナゾトレ」が毎週話題に。一度時解き始めたら答えがわかるまで気になってその場を離れられなくなる中毒性、そして謎が解けた時に脳に“なるほど!”とスッキリする爽快感がたまらず、ヤミツキに。知識は必要ないので頭の柔らかい小学生は正解できるが、頭の固い大人は苦戦を強いられる。毎回、謎解きを番組に提供したのが東京大学謎解き制作集団「AnotherVision」。話題の“脱出ゲーム”のプロデュースをはじめ、昨今人気となっている“謎解き”という新たな遊びを、東京大学から発信する頭脳集団である。同番組に登場するようになり、“イケメン東大生”としても注目をあびる「AnotherVision」代表・松丸亮吾さんが番組のインタビューに応じた。
イケメン現役東大生・松丸亮吾さんのインタビュー
― “謎解き制作集団”とはなんですか?謎解きというものが娯楽のジャンルとして定着しつつありまして、それを東大生である僕たちが作ってみよう、とできたのが、AnotherVisionです。謎解きとして、よくあるのが制限時間内に目的を達成するために、謎を解きながら進んでいく、脱出していくようなゲームです。そういう場所にみんなが集まる体験型の謎解きゲームでは、自分たちが主人公になれる、という面白さがあります。一方で、『ナゾトレ』では、謎の部分に重点を置いて、一枚で勝負するという形で謎解きを作っています。
― AnotherVisionは、普段どんな活動をしているのですか?
サークルのメンバーは100人ほどいまして、謎解きに挑戦しに行ったり、謎解き問題を作ってみたりしています。それが評価されて、いろいろな企業さんからも声がかかるようになりました。テレビ番組の問題を作るようになったり、日本赤十字社さんの献血キャンペーン用の謎解きを制作したり、下北沢の謎解きカフェ用に制限時間が60分のイベントを作ったり…。
― 『ナゾトレ』の謎はどういう流れで制作しているのですか?
『ナゾトレ』制作メンバーは24人ほどいるんですが、毎回、期間内に謎を作ってもらって、何十問かのうち面白い3問だけをピックアップします。そこから24人で更なる改善ができないか検証したり、ヒントの出し方を考えたりしています。最高の状態で出題するために、ギリギリまでノンストップでブラッシュアップすることもあります。気づくと朝までやっていたり…。
― 謎自体はどうやって作っているのでしょう?
あるメンバーは、使いたいアイデア(暗号や法則や解法)を見つけて、そのアイデアを活かせる言葉が実際に世の中にあるか探し出して、実証することで謎を作っています。僕も似ていて、どういうことを仕掛けたら楽しいかをまず考えて、そこからいきなり問題と答えを直結して出すのではなく、みんなに気付かせるためにはどういう伏線を張ったら面白いか、どういうことを仕込んだらより面白くなるかを考えて作っています。
― 『ナゾトレ』の謎作りで大事にしていることは?
必ず初めて見る問題を作るようにしていて、ベタ問(ベタな問題)は出さないようにしています。謎解きって“これ見たことある”という問題は面白くないんですよね。みんなが同じスタートラインに立ってヒラメけるかどうか、が大事なので。
― 毎回新しい謎って、ずいぶんハードルが高いですね。
逆に、ベタ問に見せかけて実は違う、という問題を作ることはありますね。固定観念ができるほどそれを利用して裏切ったりできるので。あとはヒントを3つ出しているのですが、そのヒントにも細かく仕込んでいたりします。
― ヒントにも?
はい。僕がヒントを振る時のVTRもぜひ注目してみてください。答えがわかっていない人にはよりヒントになりつつ、答えが分かってる人もニヤっと楽しめるような伏線を仕込んでいます。
― それは気づきませんでした。次回の放送ではそこにも注目してみたいと思います。そんな謎を作るのは大変そうですが、どんな時に作っているのですか?
試験シーズンは大変です(笑)。みんなネタ帳を持ち歩いていて、道を歩いてる時や、電車内で思いついたりしているようです。僕もスマホにメモしていて数百個ぐらい貯まっています。あとはお風呂で頭を洗っている時とかによく思いつきますね。
― 松丸さんがAnotherVisionの代表になった経緯は?
大学に入学してすぐにAnotherVisionに入ったのですが、1年生の11月の駒場祭で“お前が仕切れ”って無茶ぶりされて。それで“RPG世界”を舞台にしたゲームを作ったらかなりの大反響になったんです。そこからいろんなゲームを作るようになって、3月に代表を変えないといけなくなり、前代表から“お前がやれ”って指名されて…。まだ2年になったところだったんですが、代表になりました。トップに立つことで、いろんなゲームに監修として関わるようになったので、それが面白いです。
― では、あらためて謎解きの醍醐味とは?
個人的には、対策を練って勝つためにやる、というよりも、純粋にまっさらな状態で自分で考えてピンとヒラメいた時の喜びが大きいと思います。自分が思っていなかったことをヒラメく瞬間が快感かと。やればやるほど新しい発見が生まれていくし、ネタがつきないので…。
― 頭が柔らかくなりそうですね?
凝り固まっていた思考が広がりやすくなると思います。あまりそれを目的にしてほしくないですけどね。まずは純粋に楽しんでもらいたいので。
― それでは 作る側の醍醐味は?
リアクションを見ることですね。自分が作った謎を人に面白いって言ってもらえるのって、悪い言い方すると承認欲求が満たされるんです(笑)。よく誰も解けない難しい謎を作ろうとしてしまいがちですが、僕たちは解けない謎を作るのではなくて、みんなが解ける謎を作ろうとしています。そのためにもいろんな伏線を散りばめているし…。知識がなくても小学生でも解ける謎というのは、解けるはずなのに気づかないと解けない、だからこそ解けた時はうれしいし、解けなければ悔しい、そういう楽しみがあるんです。
(modelpress編集部)
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